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クロアチア・スロヴェニア旅行 スプリット観光

この旅行記を再び書き始めた今日は2024年5月29日。なんと丸1年も放置してしまっていました(大汗)。詳しいことを忘れてしまっているかもしれませんが、なんとか書いてみたいと思います。

2023年6月3日 (土)
トロギール半日観光を終えて、再びスプリットに戻ります。
トロギール観光についてはこちら↓

岩山はいくら眺めても飽きない
この落書きはどういう意味なんだろうと思ってGoogle翻訳に訊いてみたところ「ブーツを元に戻します」ということでしたが??
ぶどう棚かな?日差しが強かったので日陰を見つけながら歩きます

まずはランチ。Trattoria Tinelというお店に入ります。

個人旅行らしき日本人女性グループや、日本語ペラペラな韓国の添乗員さんなども来ていました。有名なお店なのかな?
明るい店内でした

ブロデット Brodetというシーフードの煮込み料理をいただきました。海側はお魚が豊富で助かります。

バゲットに浸してスープも残さず完食!
マルコ・マルリッチ 15-16世紀に活躍したスプリットの文学者
作者はメシュトロビッチ クロアチアのロダンと呼ばれているそう

お腹も満たされたところでディオクレティアヌス宮殿へ向かいます。といってもスプリットの街全体が宮殿のようなものなのですが…

ディオクレティアヌス帝

ディオクレティアヌス帝(在284-305)が自身の出身地に近く、温泉地でもあったこの地に隠居後の住居として建設したのがこの宮殿。当時皇帝自らが隠居すること自体が珍しいことでもあったようです。

当時の広さは3万平方メートルもあったとか

ディオクレティアヌス帝といえば専制君主制を敷き、キリスト教を激しく弾圧した皇帝。(と世界史の授業で習ったことをすこーしだけ思い出したり)隠居後も身の安全を守る堅牢な住まいが必要だったのだろうなと想像します。皇帝の死後(この宮殿には6年ほどしか住まなかったらしい)、そしてローマ帝国の衰退に従いこの宮殿も忘れ去られ、やがて7世紀になると東方からスラヴ人やアヴァール人が侵攻、現在のスプリットに逃げ込んだ人々が宮殿跡を利用し、街を作り上げたというユニークな歴史があるそうです。

かつては皇帝の宮殿だと知ってか知らずか、人々が投げ入れたゴミが堆積し、すごい高さになっています

外に出ると日差しがまぶしい!宮殿の中庭、ペリスティル広場。コリント様式の列柱が並びます。

この左にディオクレティアヌスがエジプトから持ち帰ったというスフィンクスがいるのですが、混雑しすぎて撮れませんでした…
当時の兵隊の装束を着た男性たち 
お金を払うと記念撮影ができるようでした
柱もエジプトから運ばせたものだそう ひゃー
玄関広間 ぽっかり空いているのはかつての円屋根
リゾート感。6月頭ながら休暇中らしき方々がたくさん
旅行中あちらこちらで見かけたキョウチクトウ。猛毒注意!
なんと宮殿が建てられた当時のモザイクがいまだに残っています。ちゃんと保存しなくていいのでしょうか…

キリスト教の公認後、ディオクレティアヌスの霊廟は破壊され、石棺は海に捨てられたとか…。そんな霊廟が聖ドムニウス大聖堂に改装され、現在に至ります。

聖ドムニウス大聖堂の鐘楼 手前には宮殿が建てられたころの遺構が
すごい入道雲が出現し、こっちに来ないでよーと祈りながら観光
城門
グルグール司教(10世紀) 教会でのスラブ語の禁止に強く抵抗した人物 マルティン・ルターとイメージが重なりました。
この像の左親指に触ると幸運が訪れるということで、ピッカピカのつるんつるんでした
親指をさわったあとはここで手を洗いました そのための水道なのかどうかは不明
建物が斜めになってきているので木材で支えているとのこと。びっくり
海側の城壁

旧市街は小さく、すぐに見て回れるかわいらしいサイズです。お土産屋さんを物色していたところ、ドライフルーツや化粧品などを売っているお店の方が「いちじく」と上手な日本語を使われるので尋ねてみたところ、旦那さんが水球のコーチで日本に住んでいたことがあり、彼女も3ヶ月日本に滞在したとのこと。しかも日本ではとてもご近所にお住まいだったことがわかり、記念に一緒に写真を撮りました。いい思い出になりました。

これからなにかお祭りでもあるのか、警官の方々が警備につくところだった様子(自撮りするフリして撮影笑)
スプリット港にはたくさんの客船が停泊していました

今日の夕食は各自自由。疲れたので日本から持ってきたインスタント食品やフルーツで済ませました。こちらのレストランではお料理のポーションが大きいため日々食べすぎになりがちなので、中休みできてよかったです。

ホテルから山がきれいに見えます


明日はいよいよドゥブロヴニクに向かいます!

つづく


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