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2度の出産を経て、初めて体験するPMS(月経前症候群)の脅威
ここ数日、吐き気を催すレベルの激しい頭痛に見舞われて、ダウンしておりました。
動くと痛い。動かなくてもだるい。くしゃみなんかしちゃった日には最悪。きーーーんです。きーーーーん。
カロナールではだめで、ロキソニンの偉大さを思い知った今日この頃。
あぁ、こんなことが、1か月ぐらい前にもあったなぁ。そうか、もうすぐ生理なんだなぁ。てゆか、普通につらすぎるんですけど、これがPMS(月経前症候群)ってやつですか。
はー、やれやれ。
生理がはじまって、超頭痛の症状も落ち着きまして、ようやく不満を吐き出す気力も湧いてきたナガタです。
実は30代半ばにして初めてのPMS
タイトルにもあるのですが、私は10代~20代のころから、30代も前半の一人目出産後あたりまでは、いわゆるPMS(月経前症候群)にはなっていませんでした。
あったのかもしれませんが、自覚するほどではなく、普通に出血で生理に気づくというのが9割方でした。
ちなみにPMS(月経前症候群)とは
月経が開始する3~10日ほど前から身体的、精神的に現れる不快なさまざまな症状のことです。これらの症状は月経が開始すると同時に改善するのが特徴です。(メディカルノートさん参照)
なかでも日常生活に支障をきたすレベルをPMSとするらしく、今回の頭痛のレベルはまさに気合でどうにかできる範囲を突破しており、支障きたしておりました。夫に家事育児丸投げするレベルの支障です。
ここまでひどい症状が出てきたのはこの3~4か月ほどで、明らかにこれは傾向として毎周期起きてるなと自覚しましたので、病院行くことを決意しました。
出産とともに変わってきた月経周期での悩み
出産前はむしろ生理期間中がつらかった
10代~20代のころは、生理の前よりも、始まって初日~2日目あたりの生理痛がぼちぼちつらかったです。
起き上がれないってことはありませんでしたが、お腹が痛くてちょっと動けない~というタイミングが何度かあるという感じでしょうか。頭痛やだるさもありましたが、これは気合でやり過ごせる程度。
テストや大事な仕事があればカロナールなども使ってやり過ごすという感じです。
毎回休むとか、薬必須、というほどではなかったものの、まぁそれなりにツライ。だるい。でも気合でどうにか、というレベルです。
逆に、生理前って特になにもなくて、PMSという言葉の存在を知っても、自分事ではなく、イマイチぴんと来ていませんでした。
当然周囲の女性の友人・知り合いには「PMSだ~」と嘆く人もいましたので知識はありましたが、それより生理痛の方がよっぽど問題である、というのが当時の私の認識でした。
一人目出産後は生理痛は軽くなるが、排卵痛が発生
長女さんの出産後、びっくりするぐらい生理痛が軽くなりました。
何もないわけではなく、重たい感じはあるものの、それだけ。
「痛み」に相当するほどの不快感はほぼなくなりました。
助産師さんから「出産後に子宮の形が変わることで月経痛が解消されることは結構あるよ」と教えてもらっていたので、これか!と感動しました。
一方で、生理と全然関係ないタイミングで「なんか今日、頭痛いなぁ」という日が定期的に出てきました。
最初はいわゆる気圧の影響?と思っていたのですが、生理周期のカレンダーと見比べると(ルナルナ使ってます)、概ね排卵期に当たるということが数か月繰り返して判明しました。
うん、確かに排卵痛という概念もあるもんね。なるほどね。と納得。
まぁ頭痛いけど、気合でどうにかなる…ならないときは薬飲む、というレベルでしたので、とくに悩みになるほどではありません。
それより生理痛が消えたことへの感動が強かったです。
とはいえ、このときも月経の直前期にはとくに何もなく。相変わらずPMSというものとは無縁の生活が数年続きます。
二人目出産後、ついにきたPMS!しかも激しい!
そして次女ちゃん出産後の現在はこちら。
生理痛:ほぼなし。ちょっとダル重程度。
排卵痛:ほぼ自覚症状はなし。
生理前:起きていられないほどの頭痛が2~3日続く。ザPMS。
いやね、生理痛がないのはね、まぁ助かりますよ。逆に生理前つらすぎて、もはや生理がはじまったらホッとするというか、気分爽快な勢いです。
でも!でも!こんなに過酷な数日があるなんて!!!それなら20代のころのぼちぼちツライ生理痛の方がましだった!!!
つわりの方がましだった!!!!!!(私の場合)
本当につらかった!!!この3日間、つらかった!!!!!
前回もね、これPMSだなってさすがに思ってました。すでに数回繰り返していたし。「いやこの頭痛のレベルやばくね?」と前回も思って、薬飲みました。そうでした。なぜ1か月前のことを忘れるのか。←
とはいえ、前回から今回にかけて、痛みが強い期間が徐々に伸びていっております。これは放置して来月を迎えると大変なことになる。というか、私がもう嫌だ。
というわけで、慌てて婦人科の予約をしました。たぶんピルを処方されるのかと思うのですが、これで少しは改善するかなぁ。してほしいなぁ(切実)
なお、実は生理周期も標準からは外れている私。これは10代からずっとですが、出産でも特に改善することはなかったので、その点も合わせて婦人科で相談してきます。
周期がね、短いんですよね。期間はおおむね安定してるんですが、20~24日とかの周期なんです。1か月で2回来るんですよ?いやんなるよね。
「月経に関する不調は人それぞれ」を痛感
同じ人間ですら、出産によりこんだけ悩みの内容もレベルも変わるのです。他人のことなんて、もちろん理解できるはずありません。
生理痛やPMSって、なまじ女性であればある程度経験があるだけに、自分の経験を全てだと誤解してしまいがちで、これによって女性同士こそ亀裂が生まれやすいですよね。
そりゃまぁ男性が想像するのは無理な話ですが、同じ女性でも、私も経験してみるまで「起き上がれないほどの苦痛」が月経に関して生じることは(そういう人もいるっていう知識はあっても)うまく想像できませんでした。
いやこれ、10代から毎月このつらさと戦っている人がいるかと思うと…泣けてきちゃうよ。悲しすぎるよね。
そりゃ全力で大切なイベントのときは生理ずらしにいきたくなるわ。
もし自分の娘たちがこの苦しみを味わうなら、ピルだろうと漢方だろうと鍼治療だろうと食事療法だろうと、なんでもやって改善に全力を尽くすと誓うよ。そのくらい、苦痛が大きすぎるし、失うもの多すぎるよ。
これから、仕事においても若いメンバーをマネジメントするような立ち位置が求められるようになる中、ある意味いろんな形の「月経痛」を経験できていることは、良かったのかもしれません。
(そうでもとらえないとやってられんぐらいの頭痛でした。ほんと。)
痛みの強さも、痛む場所も本当に「人それぞれ」です。
また、痛みに対する耐性も「人それぞれ」です。
この記事を目にとめていただいた方、どうか、どんな女性のどんな苦痛の訴えも、まずは真摯に受け止めてあげてください。
婦人科の専門でも何でもない一個人ですが、この月経痛に関する女性たちの悩ましい実態が少しでも理解されることを願って。