英検1級:内容一致選択問題(500字)の分析と対策!!
最近、英検1級合格に向けて毎日リーディング問題を解いています。
今回は、英検1級のリーディングの中でも内容一致選択問題(500字)を対策する中で気づいた点をまとめていこうと思います。
内容一致選択問題(500字)とは?
内容一致選択問題(500字)は、3つあるリーディングパートの中で2番目に出てくる問題です。
問題形式は、約500字からなる文書を読んで、その文章に対応する設問に答えるというものです。
500字だと3~5パラグラフから文章が構成されていて、そこまで長くはない印象です。
過去問を解いてみた結果
今回、私は旺文社の英検1級長文読解問題120に掲載されている過去問(2005~2006年度)を解きました。(全部で8つの文章があります。)
少し古めの過去問ですが、問題の傾向と自分の実力を測るのが目的だったので、その点に関しては特に問題はありませんでした。
以下に私が実際に解いた問題とその結果を示しています。
まず、テーブル中の各項目ついての説明を以下に記述します。
・Number: 問題集の中で各文章に割り振られているアルファベット
・Topic: 各文章の内容を自分なりに分類したもの
・Unknown words: 文章の中で自分の知らない単語
・(1), (2), (3): 文章に関する設問の番号
・Time: 実際に回答するのにかかった時間
下の小さい囲みの中にカバー率というのがあると思います。
カバー率というのは、文章全体のうちで、自分が知っている単語の割合のことです。
ある調査によると、文章の中で出てきた知らない単語を推測するためには、その文章のカバー率が98%以上でなければならないそうです。
なので、今回は500字の文章になるので、カバー率が98%以上になるには、知らない単語が10個以下にならないといけません。
しかし、私の場合にはカバー率が98%以上になるのは全ての文章のうち半分にも満たないです。
試しに、カバー率の異なる二つの文章を比較して見ましょう。
文章の中の知らない単語をオレンジ色でハイライトしています。
実際に視覚的に比較してみると、皆さんはどうのような印象を受けたでしょうか?
左と右の文章では、カバー率としては2%しか変わりませんが、
その2%の差が重大な差であることが視覚的にわかると思います。
自己分析と今後の対策
今回、過去問をいくつか解いてみて、今後の対策を考えました。
次の三つの観点から対策法を考案しました。
語彙
回答時間
正答率
まず、語彙に関しては圧倒的に不足しています。
先ほど見たように、現状の語彙力だと文章のカバー率が98%をこえることが確率的に低いので、語彙力の強化が最優先かと思います。
次に、回答時間については現状だと大丈夫かと思います。
というのも、8回分過去問を解いて、その回答時間を平均すると9分48秒でした。
この問題は10分で回答することが推奨されているので、これに関してはクリアしていると思います。
ただ、問題によっては12分近く時間がかかる場合もあるので、どんな問題でも10分以内に解けるようにはしたいですね。
最後に、設問の正答率についてですが、平均すると83%の正答率でした。
一般に、一級に合格するには7割以上の正答率が求められるので、正答率に関しても合格ラインは超えているのでないでしょうか。
今回、過去問を解いてみて、自分には語彙力が圧倒的に不足していることが、改めて認識出来ました。
今後は、洋書の多読を中心にして語彙力の強化を行いたいと思います。
長文を読んでいただきありがとうございました!!