TikTokで話題!! Meghan Trainor 「Made You Look」の歌詞解説①
この記事では、Tik Tokで大バズりしたメーガントレイナーの Made You Look の歌詞を解説をしています。
今回は歌い出しの部分を3つのポイントで解説していきます。
この曲ができた背景
この曲をまだ聞いたことがない方は、下にあるMVをぜひ見てください!!
彼女らしいポップな曲になっています。
所々、彼女のヒット作であるAll about the bassを思い起こさせますね。
この曲は彼女が子供を出産した後に、体型を気にし始めたのをきっかけにできたそうです。
その当時は、お子さんを帝王切開で産んだためお腹に傷跡が残ったり、産後の体型変化に悩んでいたそうです。
そんな中、家でだらしない格好をしていたところ、ふいに旦那さんから
「いまのきみが魅力的だよ」
と言われて、ありのままの自分の魅力にハッと気付かされたそうです。
そして、シャワーを浴びながらこの曲を作っていたとか。。。
こちらのインタビューで本人が曲の裏話などを話しているので、英語に自信のある人は聞いてみることをオススメします。
コーラス部分の歌詞解説
語句
have ~ on: ~を身につける
ポイント①:最初の3行は ”on” で韻をふむ
I could have my Gucci on
I could wear my Louis Vuitton
But even with nothin' on
各小節の最後を全て ”on (オン)” という音で終わらせています。
このようにon, on, onの三連打で韻を踏むことでリズム感が出ています。
特に、ルイヴィトンの後ろの部分で韻を踏むなんてオシャレですね!!
少し細かいことを言うと、最初の2行では複数の母音で韻を踏んでいます。
具体的は、u と i と on の3つになります。
Gucci on と Louis Vuitton
ぐぅっちぃ おん
るぅ〜い ゔぃとぉん
このように、うといとおんの3つの母音で韻を踏んでいます。
韻の踏み方がうまいんじゃ〜
(思わず千鳥さんみたいになってしまいました)
ポイント②:条件節が省略された隠れ仮定法
みなさんは、最初の2文に仮定法が使われていることを見抜けたでしょうか??
一見すると難しいかもしれませんが、ポイントは文の助動詞にcanではなくcouldが使われていることです。
こういった文を見かけたら、まず仮定法の条件節が省略されていることを疑った方がいいです。
その場合、「〜しようと思えば」や「ひょっとしたら」などの意味の条件節が元々あって、その条件節が隠れて省略されていると理解すれば良いです。
彼女は非常に有名な歌手で、当然お金もたくさん持っているはずなので、買おうと思えばいくらでもグッチのカバンやヴィトンの服を買って身につけることができると思います。
しかし、そうやって高級品で自分の表面を着飾るよりも、ありのままの自分の姿がパートナーを一番惹きつけることができる
こういったニュアンスをこの歌詞から読み取ることができます。
私を含めて英語の時制を苦手とする方は多いと思いますが、洋楽を利用して英語の感覚を掴むことができれば効果的な勉強になると思います。
ポイント③:使役makeの使い方
最後に、曲のタイトルにもなっている部分の歌詞になります。
Bet I made you lookの部分の歌詞は、そのままだと理解するのが難しいと思います。
実際、私は最初にこの歌詞を見たときに何を意味しているのかよく分かりませんでした。
そこで次のように単語を補うと分かりやすくなると思います。
I bet I made you look at me
私はあなたが私を見るようにさせることを確信する
上の訳は直訳調で堅苦しい日本語ですが、言いたいことは大体伝わると思います。
ポイントはmakeが使役動詞として用いられていることです。
たとえ何も着ていなくても、
ありのままの自分の魅力が彼の視線を釘付けにする
という様子を使役動詞を利用して、シンプルに表現しています。
このように使役動詞を用いると簡潔で分かりやすい文を作れます。
そのため、積極的に使役動詞を使うことでよりネイティブらしい英語を話せるようになります。
この曲では、この使役makeが他の部分でも使われているので、makeの使役の使い方をマスターするにはもってこいの曲になっています。
まとめ
以上がMeghan Trainorの「Made You Look」の歌詞解説でした。
今回は序盤の歌詞だけを扱いましたが、みなさんのリアクション次第ではパート①に続いてパート②も作るかもしれないです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。