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クリスマスなので朝ごはんは豪勢に

朝、起床して眠い目を擦りながら僕はリビングへと向かった。すると母親が晩御飯のステーにを焼いていたのに気づく。香ばしい匂いが鼻をくすぐり、空腹の虫が飯を食わせろと鳴いた。仕事が入っている日はシフト上により割と深夜に近い時間帯に帰る僕は晩御飯はあまり食べれない。体重を気にするお年頃なのであまり重い物は口にせず基本的にサラダとスープ位しか食べない。なので夜ご飯にステーキが出ると知っていても食べられない。でもステーキが載せている皿に肉汁が溢れているのを目撃してしまえば、折角のご馳走が本日口に入らないのはあまりにも酷だ。欲望に素直に従う事にした僕は朝ごはんにステーキを食べる事にした。幸い僕は昔から胃が強い方なので朝からケーキなどを食べてももたれない。頑丈な胃に感謝しながら脂身たっぷりのステーキに口へ運ぶ。日本人らしい和のテイストがされている味付けは満足以外の言葉は似合わない。わさびをたっぷりつけてやればループものだ。炊き立てのご飯と一緒にかき込めば、気分はさながら肉丼である。クリスマスに相応しい豪勢な朝ご飯だなと感激しつつ、僕はステーキに舌鼓を打った。


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