辛い気持ちと向き合うあなたへ
辛くてしんどい。どうしたらいいの?
『人生は辛いことがたくさんあって当然だ。でも辛くてもがんばるからこそ、楽しいことを楽しいって思えるんだよ。』
『辛いと思うのは自分次第だよ。もっとポジティブなところに目を向けたら、辛いことも乗り越えられるよ!』
どちらもよく聞くし正解なのかもしれない。
なんなら自分も子供にそう言っている。
でも辛い時は辛いんだよね。
その気持ちはどうしようもない。
自分の気の持ち様。
心頭滅却すれば火もまた涼し。
それを体現した人は確かにいる。
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西遊記で有名な三蔵法師、玄奘。実在の人物だが、さすがに猿や豚や河童と一緒だったわけではなく、天竺に向けて基本的には1人旅だった。(道中護衛がつく場面もあったそうだが)
玄奘はもともと非常に勤勉で子供時代から人の何倍も勉強したそうだ。
そしてある時悟る。中国にある書物は全て読み尽くした。名の知れた知識人からも全て吸収した。これ以上中国で学べることはない。
西の国インドでは最新の仏教の研究が盛んと聞く。自分もそこに行ってもっと学びたい。
当時中国からインドへ向かうにはまさに山あり谷あり、雪山から砂漠まである過酷なルート。
リアルにクレイジージャーニーの世界。
玄奘は何度も死にかけたが諦めなかった。
何年もかけてインドに辿り着き、そこでしっかり学んで、また経典を中国に持ち帰ったという。
その間辛いことばかりだったはずだ。
その時玄奘はどうしたのか。
瞑想したそうだ。
例えば、砂漠で水もなくて喉が渇いて死にそうだとしても、それは己の認知の問題なのだ。
意識次第で喉が渇くことはなくなるのだと。
いや、ほんと何言ってるか分からない。
玄奘レベルの超人ならともかく私たち凡人は辛い気持ちにどう対処したらいいのか。
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答えは意外に既に持っているかも知れない。
私達は経験で知っている。
辛い気持ちはいつまでも続かないことを。
勿論長い間引き摺ることもあるけど、一生涯続くものではない。
それほど私たちの意思は強くできていない。
私達は経験で知っている。
1人でウジウジ悩むよりは近くの誰かに気持ちを話すだけで随分軽くなることを。
辛い時ほど、動けなくて、周りの目が気になって1人になりがち。
でも誰かと話せば意外に出口がすぐ見えることも沢山ある。
私達は経験で知っている。
辛い思いをして、悩んで、その中でしっかりもがくことができたら、それはまたとない成長の機会になることを。
同じ様な山がまた目の前に現れた時、一度でも乗り越えていたら随分楽に登れるはず。
結局は特効薬みたいな方法はないのかも知れない。
辛さのレベルによってはどうしようもなくてただ座り込むしかないこともあるだろう。
時間がかかって、その間周りの世界が進むことに焦りを覚えることもあるだろう。
でも今の世の中なら、いつでも取り戻せるとも思う。
私たちが親しんでいるnoteの世界を見て欲しい。
ほんの1年前まで全くの無名だったのに、今では大きく成功している人もいる。
もちろん並大抵の努力ではないのだけれど、挑戦する気持ちがあればやれないことはない。
noteの外の世界なんてもっと可能性がある。
そして私がどうしたいか。
そんなあなたが毎日笑って安心して過ごせるように力になりたい。
だから一つでも笑顔になれるような話を届けたい。
大丈夫。今日も1日がんばろう。