息子の体の半分は崎陽軒のシウマイでできている
3歳になったばかりのうちの子は違いのわかる男だ。
食材や調理にこだわったものをしっかり選んで食べる。もしこれが格付けチェックだったら、浜ちゃんは確実に息子のいる部屋のドアを開けるだろう。
小さいお子さんのいるご家庭なら分かると思うが、出先で子供の”お腹空いた攻撃”が発動すると本当に大変だ。それが電車の中とか公共の場なら大ピンチ。そうならない為にも、各ご家庭でお菓子やパンを準備して出かけるだろう。
そしてうちの場合それが崎陽軒のシウマイだったりする。
神奈川県に住んで10年だが、神奈川に住んでよかったランキングで言えば、『崎陽軒が至る所にある』がトップ3に入る。あとの2つは、ニュータンタンメンが食べれる、サンマーメンが食べれる、だ。
そう、食べてばかりだ。
とにかく息子とお出かけして、そろそろお腹が空く頃かな、となるとうちはまず近くの崎陽軒をサーチする。トイレ今のうち行っときな。と同レベルで、シウマイ今のうちに食べときな。だ。
そんな彼は2歳の頃から崎陽軒を贔屓にしている。
その理由は次の5つだ。
① 冷めても美味しい。
小さい子は熱いものが食べれない。ふーふーして、となると親が横につきっきりとなる。
常温だったらその点何も気にしなくていい。そして崎陽軒のシウマイは冷めても美味しい。嬉しい。
② 添加物を使っていない。
創業以来95年変わらぬレシピだそうで、昔から化学調味料などの添加物は使っていないらしい。これは小さい子どもも安心して食べられて嬉しい。
③ ちょうどいいサイズ。
子供が自分で持つのにも、食べるのにも大きすぎないサイズはちょうどいい。長い時間持っていると子供ってのは必ず落としてしまうが、このサイズだと落とす前に食べ切れる。嬉しい。
④ 服が汚れない。
油でベタベタしていないので、万一服の上に落としても汚れない。手で持ってもウェットティッシュで拭けば問題ない。嬉しい。
⑤ ポケットシウマイのお手頃感。
6個という子供にぴったりな数でお値段も300円ちょっととちょうどいい。しかもこの箱だと子供が1人で持つことができる。嬉しい。
ちなみに、最後⑤については3歳手前でレギュラーサイズのシウマイにランクアップした。もはや6個じゃ足りないらしい。
先日初めての場所に息子と出かけると、例の”お腹空いた攻撃”が始まってしまった。油断していて事前にサーチしていなかったので、慌てて崎陽軒のお店の場所を検索する。
どうやらそこから700mほど離れた場所に店舗があると分かった。
当時2歳の子供にとって700mはそれなりの距離だ。お腹がすいて歩けない!と駄々をこねる息子に、「少し遠いけどシウマイ売ってるお店見つけたよ」と言うと、ピタッと泣き止んでシウマイ食べるぅとなった。
歩けないと泣いていたのが嘘のように、シウマイの為ならスタスタと歩けるんだね。
あっという間にお店にたどり着き、めでたくシウマイをゲットできた息子。
美味しそうに笑顔で食べるあの顔がパパはほんとに好きだよ。
ちなみに、サイズアップした15個入りには特徴的な陶器の醤油入れが付属している。
その名もひょうちゃん。崎陽軒好きなら誰もがご存知だろう。
1つずつ顔が違って見ているだけで楽しい。集めたくなる。
ポケットシウマイからサイズアップしてまだそんなに時間が経っていないのに、意外と沢山のひょうちゃんが我が家にいた。
これだけ食べているということは、息子の体の半分は崎陽軒のシウマイで出来ているのだろう。
皆に愛されるシウマイ同様、沢山の笑顔で周りの人に愛される存在として大きくなって欲しいものだ。