不登校になる予兆を感じた朝の出来事
ごおおぉぉぉぉぉ
なんだ?この音は?
嫌な予感がする…
朝5時
昨夜キッチンの洗い物をせずに寝てしまったことが気になり
気持ち少しだけ早く起きて二階のリビングに向かうため、階段を登ろうとした、その時!
中1の娘の部屋から聞こえてきた音だ。
ごおおぉぉぉぉぉ
そうっと娘の部屋のドアを開け、部屋の中を見渡した。
な、なんと!!!!
この真冬の1月に
窓が全開になっていたのだ!!
しかも、北側と西側の窓2カ所とも!!
カーテンはしてあったが、網戸もされておらず
本当に全開なのだ!!
目を疑った…
しかし事実である。
今朝の最低気温は確か、ー4℃のはず…
とにかく寒い
この聞き慣れない音の原因は、冷たい空気が部屋の中に入って来るときの温度差が生み出したものか?
急いで窓を閉め、寝ている娘を見るとパジャマも着ていない。
下着姿で布団にくるまっていた。
手足を触ってみると、ものすごく冷たい。
これは大変だ!
急いで湯たんぽを持ってきて、娘の身体にくっつけて置いた。
これで少しは温まってくれるといいんだけど…
でも一体なぜ?こんなことが??
もしかして、ワザと風邪を引くためなの?
と、そう思ったのは、最近娘が「学校に行きたくない」とちょくちょく口にするようになったからだ。
遅刻もこれまでも度々していたが、さらに頻繁になってきた。
そもそもいつもの電車に間に合うように家を出ていない。
熱を出して、学校を休むためでは…
と良くない想像だけが先走ってしまう。(ふぅ…)
しばらくすると、娘が起きてきてこう言った
「パジャマ着て寝るの忘れた」
あれ??
理由はそれだけ??
納得はいかずとも余計なことは言わず、とりあえずパジャマをしっかり着せ、温かいリビングの床暖房の上で毛布をたくさんかけて寝かせることにした。
朝ごはんもできた。
お弁当も出来上がった。
「起きて!ご飯食べて!」
何度も声をかけるが「うん。」という声だけで起きてこない。
一方、高1の息子は既に起きてきて朝食も済ませ、着々と学校へ行く準備を進めている。
「ご飯だけでも食べてちょーだい!!」
ちょっと強めの口調でいうとようやく起きて朝ごはんを食べ始めた娘。
食べ終わるとまたリビングで寝てしまった。
あーこれは、今日は学校に行かないパターンだな。
仕方ない…
半ば覚悟して、娘のそばに近寄ってそっと聞いた
「今日、どうしたいの?」
「なにか嫌なことでもあった?」
すると…
「先生の声が全く頭に入ってこないの…」
「一生懸命、集中して聞こうとしているのに、入ってこないの」
「もう、全く何をしているのかも分からない…」
…と、ふるえながら泣きそうな声で答えてくれた
「そうか、先生の声が頭に入ってこないのか…」
「…辛かったね。」
もう一度
「それで今日どうしたい?遅れても行く?お休みする?」と聞くと
コクっと娘がうなづいた。
「うん、いいよ。今日はゆっくり休みな」
そう言われてホッとしたのか、涙を流し鼻をすすりながら
毛布にくるまって寝てしまった。
はあ…
来たか…
まずは学校に連絡しよう。
それから考えよう。
欠席の連絡を専用フォームで送り、その後、担任の先生へメールをした。
アドレスは何かあった時の為に、特別に教えてもらっていたのだ。
返事はいつ来るかな。
とにかく、今日はこれでいいわ。
ゆっくり休んでね。
ママはあなたを分かってあげたいの。
目が覚めたら、どんな表情の娘を見れるかな。
きっと明るい笑顔が見れる気がする。
うん。大丈夫。なぜかそう思えるから…✨
さあ、よし!今日も行動するぞ〜!