サイコーにタフな話【前編】
こんばんは、だんちゃんです。
今日「3月15日」は語呂合わせで「サイコー」の日なんだそう・・・
ということで。
この写真の場所に行きつくまでの、サイコーに「タフ」な話をしようと思います。(この記事で使用してるカバーと挿入写真は私の撮ったものです)
※思いのほか長くなってしまったので、半分で分けました・・・
軽い気持ちで書き始めるとダメですね(笑)
初めての海外
「在学中に海外に行くこと」だけは決めていた大学生活。
いよいよ3回生。
仲良くしてたフランス人の先生に誘われて海外研修枠に申し込み「フランス語圏」への切符を手に入れました。
契約書が届かないなどトラブルに見舞われながらも、何とか期日内に手続きを完了させ、いざ出発!
36時間の長旅
私が選んだのは、スイスのローザンヌ。
スイスは4か国語を公用語として持っているため、国内でもある境を超えると公用語が変わるすごい国なんです!(乗ってる電車の名前も変わる)
大体12時間そこそこでつくジュネーブへ、いざ出発!
出発時間のわからない12時間
当日。
朝5時に飛行機に乗り込んで1時間。
座ると同時に爆睡。ふと気が付くと浮遊感がありません。
「寝過ごした!」のではなく、飛んでない!!
私が乗り継ぎをする便は、中国からジュネーブへの直行便。
しかも、1日に2便しかない飛行機の2便目でした。
翌日は入学式と入学テストです。遅れるわけにはいきません。
飛行場からステイ先までのタクシーも予約してあります。
そわそわしながら何のアナウンスもない機内で待ちます。
結局、乗り継ぎ空港に着いて最初に案内されたのが
「今、ジュネーブ行の最終便が出発しました」
いやいや、報告されても(笑)
とにかく空港内へ。
降りてすぐの簡易カウンターで最初の試練が訪れます。
最初の試練
チャイニーズイングリッシュが全く聞き取れない。
必死で聞き取ったのが、明日の直行便への振り替え案内。
いや、そんなの待ってられない・・・一番早く行ける方法を交渉。
とにかく今日中に出られるよう段取りをしてくれました。
思い返すとこの時ルートや出発時間の説明されてないんですよね(笑)
無知って怖い。
とにかくチケットの話はできたので、急いで荷物のピックアップ!
ここが2つ目の試練でした。
とにかく待つしかない
いくつもあるベルトコンベアの中から、自分の飛行機を探します。
30分待ってこないので、案内所へ行くと殴り込みの人でごった返している。
諦めてとにかく待つことに・・・
と、ここで初めて次の便の出発時間を知らないことに気付きます。
荷物の出口を知らせる電光掲示板の前に、スタッフを見つけて聞いてみると
「チケット発券口に行ってもらわないとわかるわけないよ」
電話とインカム何のためにあるの(笑)
言葉を失うとはこのこと。頑張って食い下がるもわからないの一点張り。
この時、日本のホスピタリティーって素晴らしい!と心から思いました。
いよいよ泣きそうになりながら待っていると、同じ便の荷物を待つご夫婦に出会います。
窮地を救ってくれた神
旅行がきっかけで出会い、ご結婚されたご夫婦。
お腹の赤ちゃんがやっと安定期に入ったので、思い出作りに来たんだそう。子どもが大きくなるまでは来られなくなるからと。
本来降ろすはずじゃなかった荷物を降ろしてるから時間がかかってること。
きっと今日中って言ってもそんなに早い便じゃないこと。
百戦錬磨のお二人に教えてもらって、流れでご一緒させてもらえることに。
荷物を待つ間、私の研修までの経路を聞いて
パスポートで出せるwi-fiの発券機
公衆電話の場所と搭乗手続きの注意点 などなど
必要な情報をその場でさっと説明して私を安心させてくれました。
無事荷物を受け取ると、そのままwi-fiの機械まで付き添ってくださいます。
今からフランス語の勉強に行く私が、フランス語でホストファミリーにメールを打ち、タクシー会社に公衆電話から日程変更の電話を掛けます。
それを横で待ってくださり、一緒にチケットの確認へ。
出発時間はなんと深夜1時!現在18時です・・・
折角だからとお食事までご一緒しました。
たった7~8時間。一緒に過ごしたお二人のことは今でも忘れられません。
一緒に写真をとは言えず、お二人が手続きをしている間に後ろから隠し撮りした写真だけ、大事に残してあります。本当にありがとう。
ここで折り返し。
思いのほか思い出が詰まりすぎてて長くなっちゃったので、後編へ続きます。
あと少しでたどり着ける。
たくさんの人の優しさを一緒に感じてもらえると嬉しいです。