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就労移行支援で障害者雇用実現までの平均期間はどのくらい?

WithYouのスタッフnoteです!
このnoteでは、主に就労移行支援で実際に働くスタッフ達が、通うにあたって気になるポイントを解説していきます。

今回は、就労移行支援に通いたいけれど、
「実際問題、就職までに一体どれくらいの期間を要するのか?」
という点について、実際のデータや当事業所の体験談も踏まえながら解説していきます!

またこちらのYoutubeでも解説しております♪


国が公表している就職までの平均期間

まず前提として就労移行支援の利用期間は原則2年となっております。

それを
踏まえて、国が公表しているデータより
「その2年間で果たして就職できているの?」
といった点を見ていきたいと思います。

最新の情報ではありませんが、平成29年度では就労移行支援事業所を利用された方の中で就職された方の平均利用月数は15.9ヶ月(1.3年)です。

2年以上利用された方の割合は5.9%(36,607人中2,178人)です。

期間別の就職率のグラフ
(【出典】社会福祉施設等調査(厚生労働省)、平成30年度障害者総合福祉推進事業 を元に作成)

また、最近のデータとしては東京のみのデータとなりますが
東京福祉局が行った就労移行支援事業所の利用期間調査結果によりますと、
就職できた方の中で要した時間は以下のようになります。


東京福祉局 令和4年度 就労移行等実態調査 結果概要より作成

といった結果になっております。

就労移行支援を利用して就職できた人の割合

さて、このグラフあくまでも
就職できた方が就職までに要した期間で、就職できなかった方は除外されています
現状、就労移行支援全体での就職できた方の割合は公表されていませんが
こちらのグラフから試算することはでき
令和4年度のデータより試算すると、就労移行支援を利用した約70%の方は就職できている試算となります

就職者数計算方式
令和4年度の就職者4,681人に対して、その年の就職者数が2,259人、さらに残りの2422人に対して、前年度の繰越人数を引き純増率から、60%と仮定。1年以上の就職率(62.5%)を掛けると908人は翌年就職すると仮定すると約70%が就職。

就労移行支援で就職するにあたって期間が早ければ良いものではない

これまで、就職までの期間を見てきましたが
決して在籍期間が短く就職すれば良いというものではありません

これはポジショントークなどではなく、最近の障がい者雇用の市場感として
就労移行支援を半年以上利用された方を採用したいと言われる企業も出てきています

理由としては採用後の安定した就労を見据えているということです。

企業としては、障がい者雇用を行うにあたって安定して長く働いていただきたいと感じています。

それを判断する指標の一つとして就労移行支援の通所率を参考にしているということです。
こちらは動画でも詳しく解説しております。

就労移行支援の就職期間に関するまとめ

今回は、就労移行支援の就職までの平均期間に関するまとめを行いました!

ここで、少し当事業所の宣伝を!
大阪府・兵庫県を中心に就労移行支援事業所を行なっております。

特に、精神疾患の方を専門に就職支援を行なっておりますので、お困りの方は気軽んいご相談ください。

Youtubeにて、就労移行支援や障害者雇用人ついての発信も行なっております。

では、また会いましょう!

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