Aさんのことばを信じます
「女はいくらでも嘘をつける」と言い放つ国会議員、人生相談の記事で相談者を「嘘、大げさ」と決めつけるような回答者など、性暴力や性被害を受けたという人のことばを真っ向から全否定する人が、います。
性暴力は、第三者のいないところで起こることが多い。客観的な証拠はないかもしれない。そもそも、自分が悪いのかもとか、こんなことくらいで騒いだらおかしいのかなとか、思わされてしまうのが性暴力だったりする。
だから、自分はなんらかの被害を受けたってだれかに言うこと自体が、とてつもなく大きなエネルギーの必要なことなんだと、わたしは思う。
今日、Aさんの裁判の第2回口頭弁論がおこなわれる。
被告(Aさんが訴えている相手)は、Aさんの訴えに対して何を述べるのだろう。そのことばは信用に値するのだろうか。
自らの記憶を、苦しみながらも思い起こし、裁判に臨むAさんのことばを、わたしは信じます。 (のら)