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季節の変わり目、子どもの服装は?

こんにちは。ミッドワイフのさゆりです。

寒い日が続いていますが、体調は崩されていませんか?

今日は、体温調節が未熟な子どもの服選び、服装の調整のポイントについてお話ししたいと思います。

人間の体は体温を常に一定に保つ力が備わっています。

冬は冷えすぎないように体に熱をため、夏は汗をかいて体を冷やします。

子どもはこの体温調節機能が未熟なため、気温の変化によって体が冷えたり、熱がこもったりしてトラブルが起きやすいのです。

この体温調節中枢は3歳ごろにならないときちんと機能しません。

また「暑い」「寒い」という気持ちもうまく言葉にできないため、大人がこまめに調整してあげることが必要です。

着せる枚数は、体温調節が特に苦手な新生児期(~1か月)は大人より1枚多く、3か月くらいまでは大人と同じ枚数、よく動くようになるそれ以降は、大人より1枚少なめが目安です。

空調の効いた室内なら、肌着の上に、カバーオールや長袖のTシャツを着せる程度で大丈夫です。

暑い時「背中がじっとり」は暑さの証し

暑がっていないか確認する方法はとてもシンプルです。

背中に手を入れて汗をかいていないか確認しましょう。

ねんねの赤ちゃんは布団に密着して動かないので、特に背中に汗をかきやすく、機嫌が悪くなります。

寒い時「くしゃみ」をしたら体が冷えている

くしゃみをしたら「寒いかな?」と気を付けてあげましょう。

くしゃみはホコリやちょっとした刺激でも出ますが、寒いときの目安にもなります。

また手足は少し冷たいのは普通ですが、紫色で冷たくなっていたら要注意です。

冬は厚着をさせすぎず、しっかり外遊びをさせて

冬場に陥りがちなのが、「着せすぎ」。

外にいるうちは良いのですが、空調の効いた室内や電車の中で、暑くてお顔が赤くなっている子どももいます。

その場合は、靴下を脱がせてあげると落ち着き、泣き止むこともあります。

また、最近では真冬でもあせもができることもあるようです。

室内では厚手の上着は脱がせてあげましょう。

暑くなる場合が多いですし、動きやすい方が思い切り遊べます。

地域にもよりますが、温暖化の昨今、あまり厚手のアウターは必要ないのかもしれませんね。

肌着と薄手のシャツ、カーディガン、上着を重ねると、調整もしやすくおすすめです。

歩けるようになったら、外遊びで汗をかくことも大事です。

空調の効いた室内ばかりにいると、自律神経や汗腺機能が発達しづらくなります。

外遊びを多くして、たくさん汗をかいた子どもは自律神経の乱れが起こりにくいと言われています。

外遊びのときは、冬でも、気候によっては上着なしか、動きやすいベスト、薄手の上着などで調節しやすく動きやすい服装にしてあげましょう。

汗をかいたあとは肌着を着替えさせてあげましょう。

乾いた服に着替えて心地よいと感じることも大切ですね。

いかがでしたでしょうか。
お子様の服選びの際に少しでも参考にしていただけると嬉しいです。


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