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虫歯ゼロは3歳までが勝負!小さい子の「歯磨き」について~Lesson 2 食生活編~
こんにちは。子育てママのゆきです。
今日は前回の続きで、食生活についてお話していきます。
規則正しい食生活と、甘いお菓子や飲み物をなるべく与えない”シュガーコントロール”を!
ダラダラ食べてむし歯のリスクが激増!
食事をすると食べ物や飲み物に含まれる糖が、むし歯菌によって分解され、口の中が酸性になります。
酸性度がpH5.5以下になると歯のエナメルが溶けだしてしまいます。
ただ、食事後、何も食べない時間があれば、唾液の働きで酸性が中和されてエナメル質が守られます。
食事やおやつをダラダラ食べていると口の中はずっと酸性になったままで、唾液が歯を守る時間もなくエナメル質が溶けてしまうのです。
食事やおやつは時間を決めて規則正しくとることを心がけましょう。
シュガーコントロールは最強の予防策!
糖が入ってこなければ、歯を溶かす酸は作られません。
甘い食べ物や飲み物を極力与えない「シュガーコントロール」は、手軽で効果の高いむし歯予防策です。
市販のお菓子は甘味が強く、「もっと!もっと!」とつい食べ過ぎてしまうのも問題。
乳幼児期のおやつは、栄養を補う第4の食事と考え、体を動かすエネルギー源となる炭水化物を中心にしましょう。
市販のお菓子ではおせんべいのようなものがいいでしょう。
3歳まではチョコやクッキーなど甘いお菓子はできるだけ与えないようにするといいかもしれません。
お楽しみで甘いお菓子を与えるときには、飲み物は水や麦茶にするなど、バランスをとりましょう。
また、味覚発達のためにも、離乳食や幼児食は薄味をキープしましょう。
おやつに食べるなら〇
おにぎり・ふかしいも・チーズトースト
3食では摂りきれない栄養を補うためのもの。
体を動かすエネルギー源となる炭水化物がおすすめです。
おやつに食べるなら✖
チョコレート・クッキー
甘味が強く、歯にくっつきやすい市販のお菓子は、味覚の発達途中にある乳幼児期には向きません。
水分補給に飲むなら〇
水・麦茶
食事以外での水分は、糖分を含まない水や麦茶が〇
水分補給に飲むなら✖
牛乳・ジュース・スポーツドリンク
牛乳は栄養価は高いですが乳糖が含まれています。
水分補給としてではなく、食事と一緒に飲むといいでしょう。
果汁100%ジュースや野菜ジュースにも果糖がたっぷり!
日常的に飲むのは避けましょう。
歯みがき好きキッズに育てる秘策
歯みがきの習慣は、歯が生える前からじっくり身につけていくもの。
歯が生えそろってからの歯みがきデビューの場合は、慣れるまでしばらく時間がかかることを覚悟しましょう。
またイヤイヤ期には、どんな子も「やだ!」「しない!」と歯みがきをしたがらなくなることもあるでしょう。
どうしても嫌がるときには、手足をギュッと押さえてもOK。
ただし、絶対に笑顔は絶やさず、短時間でパパッと終わらせることを意識しましょう。
ママやパパが怖い顔をしていると、歯みがき=こわいとインプットされてしまいます。
歯みがきイヤイヤを克服するあの手!この手!
①仕上げみがきは午前の機嫌がいい時に
子どもは午前中は元気いっぱいで機嫌がよく、夕方から夜になると疲れてだんだんグズグズしてくることが多いようです。
機嫌が悪いときに嫌がる歯磨きをするのは大変!
夕食後は自分磨きだけでOKと割り切って、午前中のご機嫌な時間をねらって仕上げみがきするのもおすすめです。
②親子で歯医者さんごっこ
「歯医者さんにみてもらいますよ。くまちゃんの次は〇〇ちゃん、お口を開けられるかな?」歯医者さんに来たつもりで、親子で歯医者さんごっこをしながら歯みがき。
ママやパパの口を見せたりしながら、遊び気分でその気にさせます。
③楽しい音楽をかける
子どものお気に入りの音楽をかけて、楽しい雰囲気を演出!
この歌がかかったら歯みがき、というふうに毎回決まった歌や音楽をかけるのも習慣化に役立ちます。
子どもが好きな歌をママやパパが気分も和むかもしれません。
④鏡を持たせる
子どもに小さな手鏡を持たせ、「お口の中のバイキン見えるかな?」と声をかければ、口を大きく開けてくれます。
そのすきに「あ、いたいた!よーしバイキンをやっつけるぞ」となどと声をかけながら、手早く歯みがき。
⑤ほめまくる!
「大きくお口を開けられたね!」「すごいね、前歯がピカピカになったよ」歯みがきの様子を実況中継しながら、子どもの気分を盛り上げます。
仕上げみがきが終わったら、「よく頑張ったね!」「すっきりして気持ちいいね!」とたくさんほめましょう。
オーラルケアの基本Q&A
歯みがきのタイミングは?
毎食後にできれば理想的ですが、なかなか難しいと思います。
適当に1日3回やるくらいなら、1日1回で徹底的にやった方が効果的です。
毎食後、子どもに歯ブラシを持たせて歯ブラシに慣れさせながら、大人が仕上げみがきをしっかりして歯垢を落としましょう。
歯みがきはどこでする?
仕上げみがきは、口の中がよく見えるように仰向けに寝かせて行うのが鉄則!
子どもが立ったり座ったりしたままでは出来ません。
大人の膝の上に子どもの頭を乗せる体制が磨きやすいです。
子ども自身で歯みがきをするときは、歯ブラシがのどやほっぺに刺さる事故を防ぐため、立ったり歩きながらではなく、必ず座って行いましょう。
歯科検診はいつから?
歯が生えたら3か月に1回のペースで、定期検診を受けましょう。
歯科医院では、1人1人の歯の生え方に合わせた個別の歯みがき指導も受けられます。
また、むし歯になってしまったときも、早期に発見できれば麻酔なしでの治療が可能です。
道具選びの注意点は?
子ども用の歯ブラシは、自分で磨く習慣をつけるためのものなので、毛先のタイプはゴムでも毛でもOK。
柄が短くてグーでも握りやすい、持ち手が太いものがおすすめです。
大人が使う仕上げみがき用歯ブラシは、えんぴつ持ちがしやすいよう、持ち手が細目でまっすぐなものを。
歯ブラシではきれいにならない歯と歯の間の掃除のため、デンタルフロスは必ず用意してほしいものです。
歯科医院では柄がないものを使うことが多いですが、家庭では柄付きのものが使いやすいでしょう。
いかがでしたか。
今回は少し長くなりましたが、全2回にわたって小さい子どもの歯みがきについてお話させていただきました。
お子さんのオーラルケアの知識としても役立てていただけると嬉しいです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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