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函館記念

はじめに

主場の芝2000m重賞の中では別格に欧州テイストを問われるレース


芝の中距離重賞の中でも珍しいデータがあって、

〝ノーザンファーム生産馬の人気馬の信頼度が激低〟という点。


過去15年で紹介すると、

3-2-1-36/42

複勝率14.3%
単勝回収率250%
複勝回収率98%

回収率に目をやるとwithkeibaとしては大好物な数字を示しているのと関連しているのが、データ名通りノーザンファーム生産馬の人気馬が総崩れして、人気薄の馬が頑張っている現状が続いているという事。

それを裏付けるデータを。

☆単勝オッズ1.1~14.9倍以内のノーザンファーム生産馬

1-0-0-14/15
単勝回収率60%
複勝回収率22%

日本競馬を牽引している大手生産牧場の生産馬がこのオッズ帯でこの壊滅的な数字ってのが分かると思います。


過去10年の同データで調べても。

2-1-0-15/18

単勝回収率90%
複勝回収率41%

こんな感じです。

今年のノーザンファーム生産馬で この単勝オッズに該当する馬が

⑨ローシャムパーク
1番人気想定

⑮アルシナーム
この馬も単勝オッズ15倍以内に食い込んできそうですね。

データはあくまでもデータなので、コレ一辺倒で全力消しとする訳でもありませんが、エリート配合やエリート育成、エリートローテの馬は確実に割引しますが、皆様はいかかでしょう。


ローテ別傾向

★近2走 芝2000m重賞連戦組
(中9週以上が追加条件)

3-1-1-1-1-6/13
勝率23.1% 単勝回収率248%
連対率30.8%
複勝率38.5% 複勝回収率243%

【該当馬】
①イクスプロージョン 中9週
2走前
日経新春杯(中京芝2200m:G2)
13着

前走
新潟大賞典(芝2000m:G3)
3着



⑯キングオブドラゴン 中15週
2走前
京都記念(阪神芝2200m:G2)
4着

前走
日経賞(中山芝2500m:G2)
7着



③ハヤヤッコ 中9週
2走前
金鯱賞(中京芝2000m:G2)
4着

前走
新潟大賞典(芝2000m:G3)
6着



⑪マイネルウィルトス 中51週
2走前
目黒記念(東京芝2500m:G2)
2着

前走
函館記念(芝2000m:G3)
2着


上述した様に、芝2000m重賞の中ではトップクラスでタフさを問われやすいので、中長距離をこなす体力と距離短縮の相乗効果が期待出来る1戦

初夏と、中長距離重賞を連戦してきているという事で反動をリセットする意味でも前走からしっかり間隔を取っているという条件を追加しています。


★前走 上がり3ハロン36秒以上を計測した馬
(良~ヤヤ重を条件とする)

3-2-2-2-3-24/36
勝率8.3% 単勝回収率280%
連対率13.9%
複勝率19.4% 複勝回収率157%

【該当馬】
②ユニコーンライオン
前走
宝塚記念(阪神芝2200m:G1) 良馬場
15着 上がり3ハロン36.9秒

尖ったデータになります。


何度も言ってるタフさが活きるレースなので、鈍足型の我慢比べに活路が見出しやすいタイプが穴を開けている印象


調教傾向

★函館W 67秒台

3-2-2-2-0-10/19
勝率15.8% 単勝回収率120%
連対率26.3%
複勝率36.8% 複勝回収率207%

【該当馬】
③ハヤヤッコ

⑥ロングラン

⑩アラタ

⑪マイネルウィルトス

血統傾向

ロベルトの血が躍動しています。

★ロベルトの血を保持する馬

2-5-7-3-1-33/51
勝率3.9% 単勝回収率33%
連対率13.7%
複勝率27.5% 複勝回収率154%

【該当馬】
⑮アルシナーム
父モーリス
(欧州型ロベルト Silver Hawk系)


①イクスプロージョン
母父シンボリクリスエス
(欧州型ロベルト系)


⑭テーオーシリウス
母父シンボリクリスエス
(欧州型ロベルト系)


⑧ブローザホーン
父エピファネイア
(欧州型ロベルト系)


⑪マイネルウィルトス
父スクリーンヒーロー
(欧州型ロベルト Silver Hawk系)

雑談的見解

3年前は、13番人気2着に好走したドゥオーモを軸にしてハズレ

2年前は、14番人気2着に好走したアイスバブルを軸にして馬連76.3倍的中

昨年が、16番人気15着のアドマイヤジャスタを軸にして大ハズレ

微妙に噛み合わない重賞ってイメージがありますw

意識はしてませんが、くたびれたディープインパクト産駒や父サンデー系×欧州型瞬発力といった配合馬を上位評価している印象です、振り返ってみれば。


その辺りから今年の出走馬を見てみると、くたびれてはないですがディープインパクト産駒の④ドーブネ

歩んできた道としては、5億円馬の割に裏街道。

函館記念に於けるディープインパクト産駒のテーマには合致しますが、現在、成長曲線上昇気流に乗ってますし、人気してるのでいらない。

昨日の道悪馬場から本日の晴天で乾いて硬くなっていくクッション値を考えるとクロフネの血がド嵌りしそうな雰囲気を持ってます。

その中で。

③ハヤヤッコ

父キングカメハメハ
母父クロフネ

昨年の勝ち馬。

世間様が評価している見解と結構同じなので特に言う事はないんですよねw

LC値も1位の数値を叩いてきたし、繰り返し言うのであれば母父クロフネに賭けたい気持ちです。


①イクスプロージョン

う~ん、ステイゴールドの血が強いからって理由で推奨されたとは思われたくないんですがw

すかしてる訳ではないのですが、LC値も2位でしたし、馬場適性値としては15位の順位でしたが、戦歴を確認するとクッション値のゆるゆるな数値から硬めの数値までオールマイティにこなしている事から、この順位は仕方ない事かなぁと。

ロベルトも持ってますし、サンデーサイレンス3×3に加え、トニービン×Sadler's Wellsという
構成から、我慢比べの展開になったら恵まれやすい配合馬だと思います。


⑪マイネルウィルトス


1年振りですが、調教時計が秀逸でしたので上位評価。

長期休養明けとか、馬体重増減とか正直、そこまで予想する事に対して重きを置いてないんですね。

凡走したら、長期休養明けだったしねって言えばいいだけですしw

今開催の函館芝中距離戦で好走が目立つDevil's Bagの血を母父に持っているのも個人的には好感。

この馬は基本的にゆるいクッション値が走りやすいと思うので今の馬場も持ってこいだと思います。


⑥ロングラン


意外とLC値が良い数値を示しているんですね。

加えて注目調教に該当してきたので、こうなったら評価を落とす必要もないかなぁと。


切ってしまえ作戦発動

⑨ローシャムパークは言われている不安点と同じですが函館では能力全開放!って訳にはいかないと思います。

後はルメールマジックってやつを発動されたらお手上げですが。

オカルト満載ですが、ノーザンファームの人気馬ですし。

出来れば新潟か東京で初重賞を獲得して欲しいです。


⑩アラタは函館なら芝1800m向きでだと思ってますし、前走の様な強い走りは出来ないと見ています。


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