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バーレッスンをすっ飛ばして白鳥の湖を踊ってはいけない

こちらで私が自発的にハイヤーセルフにつながって、メッセージをもらい始めた頃の話を書いた。

このときは白いUFOかと思ったらニンニクで、頭の中で流れ始めた「ナニコレ珍百景」の音楽と共にリアルなビジュアルになっていくニンニクが、とてもおいしそうだった。あれはジューシーな青森県産っぽかったのよね~。

ところで最近、本棚を整理する合間に『上の人』とのやり取りをメモった過去のノートを見返したら、私のハイヤーセルフ&スピリットガイドが、実在する親よりも親っぽく、私に最適なやり方で導いてくれていたことが分かり、胸熱になった。

私が日々、目にしたり、耳にする情報や夢の中からガイダンスを受け取る段階を脱して、能動的に『上の人』にあれこれ尋ね、答えをもらうようになったのは2017年の秋なのだけど、この2017年~2018年の我々のやり取りは、今見返すと、とても面白い。

「もっと、ばんばん情報を受け取れるようになりたい」と急く私と、そういう私を冷静にいなす『上の人』。

当時の私は、気まぐれのようにときどき降ってくるガイダンスに飽き足らず、いわゆるプロのチャネラーのように、何でも尋ねたことに答えをもらえるようになりたかった。

いろいろ悩みもあったし、迷ってもいたし、自分は「魂の目的」を達成できるのだろうか?という思いもあった。当時の私は片足を魂のルートにかけている程度で、本気で「ザ・王道の魂のルート」を走っているわけではない、と自覚していたから、すごく焦っていたのだ。地球の大転換期も近いのに、いいのか?これで、私?と。

それで、2017年~2018年前半は、前のめり気味に何でもかんでも『上の人』に尋ねたが、お答えの5割以上が、

「毎日、(上とつながった)この状態を作ること。毎日、この状態を作ることを続けること」という……「具体的な回答を求めるより、回答を受け取れる体勢を作れ」という指示だった。

ここで言う「(上とつながった)この状態」は、宇宙からとめどなく流れ落ちてくる大量の暖かい光に包まれているような、得も言われぬ至福感に満ちた状態で、これが「つながっているか、否か」の一つの目安になる。

当時の私は、この体感を得るとすぐに答えを求め「教えて、教えて」と『上の人』をせっついたが、『上の人』は私が焦っていればいるほど、ただ「この状態を続けろ」と言うだけだった。

私は先生について「ハイヤーセルフとつながって答えをもらうワーク」をスタートしてすぐ、あっさりできてしまい、先生からも驚かれたので、ちょっと奢っていたのかもしれない。

でも、今になると分かるのだけど――『上の人』の指導は本当に適切で――『上』とのエネルギーのパイプが細く安定していない状態で、チャネリングみたいなことをするのは危険なのだ。

『上の人』からくる情報を受け取るには、自分がクリアな道管になる必要がある。また、『上の人』のフリをして揶揄ってくる存在と繋がっちゃったりしないように、まずは自分の脳や体を「高次元の波動を受け取れる状態」にするのだ。

その「受け取れる器作り」が超重要で、そこを端折ると体を壊したり、自分のエゴが作り出した妄想や、もっともらしく適当なことをいう低次元な存在の揶揄いを「ガイダンス」と思い込んで盲目となり、迷走したりするらしい。こっわ~!

……というのは、後から『上の人』が教えてくれたこと。2017年~2018年当時の私はそこまで具体的な情報を受け取る力がなかった。

だから、彼らは少しずつ表現を変えながら「毎日、(上とつながった)この状態を作ること。毎日、この状態を作ることを続けること」と、ひたすら光を送り続け、私の土台作りをサポートしてくれたのだろう。

ありがとう『上の人』。

言われたところで理解できない情報を先走って教えずに、その時々に最も必要な、最適なことだけ教えてくれて。

おそらく、先走った情報を伝えられたら、私はその情報の「解釈」にとらわれて、あっけなく「自分の中心にとどまる感覚、自分の魂に一致する感覚」から外れてしまったと思う。それこそ本末転倒だよね。

小学1年生に、中学2年生の内容を教えるのはナンセンスだし、バーレッスンをすっ飛ばして白鳥の湖を踊ろうとするのはムダなのだ。

この初期の頃のノートを見返して、自分の『上の人』への信頼はますます高まったし、「来る日も来る日もバーレッスン」を放り出さなかった自分も褒めたいと思う。

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