〈withE通信 番外編〉ブロッコリーの見え方
「ブロッコリーは小さな森よ」とママは言う
まるごとたべるなんていやだよ 小野田光
この短歌は、お母さんが自分の子供に嫌いなブロッコリーを食べさせようとしている場面です。
この短歌での特徴は、「ブロッコリーは小さな森よ」という表現と、下の句が全部ひらがなであるという特徴です。
では詳しく見ていきましょう!!
最初に「ブロッコリーは小さな森よ」についてです。
ブロッコリーは、根元から先に伸びていくにつれ枝のように分かれていきます。
それを横から見ると、木が沢山生えているように見えるのです。
これを子供に言うお母さんの姿、微笑ましいですね。
次に、下の句が全部ひらがなであることについてです。
子供がお母さんに前述のことを言われての反応です。
子供なりにまじめに考えた結果、「森なんて食べられないよ」となったのでしょうね。
また、ひらがなで書くことによって子供が発言したことが強調されていますね。
いかがだったでしょうか?
子供とお母さんの描写が面白く切り取られていましたね。
日常的な風景も少し違った視点で見てみると面白いかもしれませんね!
作・でーぐ(理科担当)
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