【withE通信:サミット】
先日は真夏のように暑い日がありましたが、最近暖かい日が続いていますね。皆さん、体調を崩すことなく元気に過ごせているでしょうか?
さて、今広島ではG7広島サミットが行われていますね!交通規制があったり、警察関係者の方がたくさん駅等にいたりと、普段とは違う光景をよく目にするかもしれません。今回のサミットでは平和記念公園や原爆資料館に訪問から始まり、ウクライナ情勢や世界経済など様々な討議が行われます。では、この「サミット」とはそもそもどのようなものなのでしょうか?
〈「サミット(summit)」とは〉
そもそも「サミット」とは英語で”summit”と表記し、本来は「山の頂上、頂点」と意味する言葉です。世界的に考えると「主要国首脳会議」という意味合いになりますが、これは”summit”の「頂点」という意味から派生して、各国のトップが集まる会議というニュアンスでつけられた名称だと想像できます。
〈G7〉
「主要国首脳会議(サミット)」は、フランス・アメリカ・イギリス・ドイツ・日本・イタリア・カナダの計7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催されます。G7サミットでは、世界経済や地域情勢など、その時々の国際社会における重要な課題について、G7各国の首脳が自由に活発な意見交換を行い、その成果を文書にまとめ公表します。
〈議長国〉
サミットでは話し合いを進める司会のような役割を果たす「議長国」と呼ばれるものがあります。G7議長国の任期は1月から12月の1年間で、事務レベルの準備会合や関連閣僚会合の開催を通じて、その年のサミットの準備および議事進行を行います。加えて、その時々の国際情勢などを受けて、緊急会合の呼びかけを行うこともあります。今年は日本が議長国のため、広島でサミットが行われていますね。
〈過去の日本でのサミット〉
日本ではこれまで6回サミットが行われました。
① 1979年:東京サミット
② 1986年:東京サミット
③ 1993年:東京サミット
④ 2000年:九州・沖縄サミット
⑤ 2008年:北海道洞爺湖サミット
⑥ 2016年:伊勢志摩サミット
広島でのサミット開催は初めてのことで、ウクライナ侵攻が問題となっている現代において、原子爆弾による壊滅的な被害を受けながらも復興を遂げ、世界の恒久平和を希求する広島での開催というのは極めて大きな意味を持つとされています。
今ニュースで話題になっている「サミット」。内容としては難しい面も多いと思いますが、これほど身近な場所で開催されることはなかなかありません。ぜひ、どんなことが話されているのか注目して、自分でも調べたり考えたりしてみてくださいね!
作:わさび(国語・英語担当)