あなたの求めた答え
「あなたの求めた答え」
って、言葉にしたり、聞いたりしたことありませんか?
私は生きてきた中で何度聞いてきたか分からない言葉です。
シチュエーションは様々ですが、個人的にはあまり「よい」言葉として認識ができません。
親から
「お前の求めている答えにならないからと言って文句を言うな」
「お前の求めている答えばかりが正解ではない」
…etc
友人から
「あなたの求めた答えになってる?」
全部、私には納得のいかない何かがあります。
例えば
愚痴を聞いて欲しくてダラダラと友人に話をする。
友人は私が話し始めたは良いがダラダラと続くので、どこに向かって話をしているのか分からないので困惑する。
↓
この時に「あなたの求めてる答えって何?」
と聞かれても、さして気にならず「ここに向かって話していたけれど、困惑させて申し訳ない」と答えることが出来ると思う。
こう言った例えのようなシチュエーションであれば、「あなたの求めてる答え」に対して対応ができるように思えます。
しかし、初めに書いた親や友人の放つ言葉は、「目的がどこなのか?」と聞くものでもなければ、「あなたが思っていることは何か?」と問うものではありません。
矢印が全て、問うている自分自身に向いています。
親は思い通りの反応が返ってこなかったがために、私に文句を言っています。
友人は、私を通して、自分が許されいるかどうかを確認しています。
私本人に対しての反応ではない言葉だからこそ、私はこの言葉に対して不信感を抱いてしまったり、不愉快にまってしまうのだろうということが分かりました。
これは個人的な感情ではありますが、シチュエーションがどうであれ、「最終手段」で確認する言葉として使った方が良いのだろうと思いました。
相手に矢印を向けた言葉でなければ、あまり意味のない言葉、あまり友好的な言葉として使えないのだろうと思いました。
日常の中であるたくさんの言葉たちを、一つずつ掴んでは吟味して、引っ掛かっては考えて…
正直途方もないことをしていると思います。
ただ、伝えたい思いや考えを、たった言葉選びが違っただけで伝わらない、伝えられないのは、悲しくも悔しいものだなとも思っています。
ただでさえ言葉に引っ掛かりやすい私が毎度引っ掛かっていてはキリがありませんが、少しでも自分の気持ちや相手の気持ちを汲み取りコミュニケーションを取っていくためには必要な工程でもあると感じます。
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