WSET D4受験日記
初のD4の受験をしてみて、テイスティングアイテムなど公開されている情報(筆記問題はルールで公開NGです)について反省と、やってよかった事などまとめます!
勉強時間・スタイル
3ヵ月前 1~2時間/日…教科書を読んで出題しそうなポイントにマーカー
2ヵ月前 3~4時間/日…教科書を読む⇔読んだ箇所をアウトプット
1ヵ月前 5~7時間/日…Brainscapeでアウトプット・演習
1週間前 7~8時間/日…ひたすら演習
基本的に寝る時間はほぼ変えず23時前で(早いと22時就寝)、早起きして勉強時間を確保しました。出勤後はへろへろで集中力も持たないので避けていましたが、後半はエナジードリンクでドーピングして机に向かいました。お酒は「ご褒美」として勉強終わりに毎日飲んでます。禁酒のストレスの方が体に良くないという判断です(笑)
モン〇ターすごくないですか!?💦
普段こういう系飲まないのですがおめめパッチーン☆ってなりました。
教科書は紙派なので製本して、1段落読んだら左右の余白部分にポイントを思い出しながら書くというのを続けてました。時間はかかりますが
・プチアウトプットになって定着しやすい
・演習後、読み返した時に「まとめ」のようになっているので便利
でしたよ。
↓毎回お願いしている製本屋さんです
ipadに憧れもありますが、勉強がほぼ家で持ち歩かない/めくる度に愛着がわく/画面内の文字を長時間眺めるのが得意ではない/教科書内の検索はパソコンのpdfで出来るという事でここはアナログです💦
便利だったこと
①Brainscape(フラッシュカード)
教科書の改訂にも対応していたフラッシュカードで、問題の質が高いなと思いました。1問1答ではあるのですが、追加で書くべきポイントや図解もあり、更に自分で理解度を決定して「理解度が低いカード」をこまめに登場させてくれるので忘れた頃に苦手問題が来る😐
後の演習問題で「あのカードの事も書いておこう」という加点になり得るポイントを引き出しとして増やせたと思います。
※これだけでは点の知識なので、増やした引き出しを適切に選べる本番を想定した演習は必須です
②pdfの読み上げ機能
家事や通勤しながら英語の教科書を0.5倍速で読み上げてもらい、かぶせて私も英文を口ずさんでました。これが意外と性に合っていて、読み上げながら数字の部分を先回りして思い出したり、意味が分かってない英単語がどれか分かるようになりました。
CavaとSektがややこしくて苦手だったのですが、それはdeepLで日本語に翻訳したpdfを再生してました。
※adobeを使ってますが本文の長押しで選択できました
③The Grape Pursuitという情報サイト
ありがとう~という情報がいっぱい。もちろん教科書の改訂や各々の勉強法があるので情報の取捨選択は必要ですが、私は本腰を入れて勉強を始める前に調べて良かったなと思いました!
受験後に感じた事
記述
今回はやり切ったな~という感じです。
ものすごい後悔もあって、それは覚えたことを全く逆に書いてしまった事。最後の最後に全て書き換えてしまって、初めの回答が合っていました(苦笑)
混乱する収量や近隣産地の違いを曖昧にしている所を克服していなかったせいです。D4は生産地を軸にそれぞれ法律・収量・輸出量・許容されている作り方などなど数字の暗記も多いので、しっかりと縦の知識と横の知識を結びつけて覚える必要があると痛感した試験でした。
テイスティング
アイテムは下記でした!
①スペイン カタルーニャ カヴァ Divina Cava
②フランス シャンパーニュ Bollinger La Grande Année 2015
③南ア クナワラ スパークリング シラーズ MAJELLA Sparkling Shiraz 2021
テイスティングはスタートと同時に各10分以内と決めて書ききりました。
A4サイズ1ページ/1アイテムに品質評価まで書くのですが、意外と回答欄が狭くてびっくりです。
これは3アイテムとも産地まで完璧に書けました。
仕事柄、いつもSAT形式でテイスティングしているので対策は合計10時間くらいですが、エアテイスティングで10分以内に書ききる事を何度も練習しました。といってもスティルがほとんどなので
・(外観)泡のサイズ
・泡はどれくらい持続するか
・(風味)泡のテクスチャー については英語で表現できるように3パターン叩き込みました。
そして、その後教科書を見て、特徴的な味わいやストラクチャーについて必ず触れているか、品質評価の根拠が合っているかを確認する反復作業で対策しました。
確認で買ったアイテム
①Cava→フェンネルの香りってなんや
②Prosecco→グレッラとシャルドネの違い確認しとこ
③Lambrusco→(グラスパロッサ)中間押えとこ
④Riesling Sekt→(シャンパーニュ製法)飲んだことなかった
だいたい①~③は1本1,500~2,000円くらいで、一気に開けて比較試飲もしました。
安いからできる所業、と思ってたけどチートデイとして全部飲みました(笑)
④は未経験だったので、テクニカルも分かるものでしっかりじっくり…
まとめ
筆記でやらかしたので感触が5分5分なのですが、やり切ったぞ~という感じで、後悔もあるのの次回に活かせる気がしています。
私の経験がこれから受験する方のなにか力になりますように!
そして、途切れていたペアリング投稿再開します✨
本業のワイン輸入・ショップスタッフとしてのアカウントではワイン軸の投稿、フリーランスの方では作った料理の簡単なレシピを紹介していきます。
↓こっちがワインショップスタッフアカウント
次回は雪辱のD1受験とD2にも手を付けています。
いい加減にしろよ、と自分に喝入れてまたぼちぼち頑張ります(笑)
ワインを楽しむ時間がさらに楽しくなるお手伝いになれるように。
with wine 唐田