い:今だけでなく
※写真は恐山の入り口ですが、内容とは全く関係ありません
寂しいな...
何をしたらいいかわかんないな...
コロナ禍で、家にいることが多くなり
人と会えず、やりたいこともできず
窮屈だな、と感じてしまう。
コロナ禍だから?
1.変わらない会話
2.過去
3.今
1.変わらない会話
実家に帰ると、必ず家族の同じ話になる。
「こんなことがあって、やっぱりあいつは...」
と、同じことを毎回毎回話してくる。
両親はもう働いていない。老々介護の状態だ。
私はテレビを見ないし、二人もそこまでテレビに興味あるわけでない。
たまたま知った話を私にしても、
テレビのネガティブワードで私が興ざめするので、
リアルタイムでないとテレビネタも滅多にない。
仕事をしていても、していなくても、話すことは変わらなかった。
2.昔
そんな二人を連れた初詣帰り、牛乳を買ってくると出かけた母を
父と二人で来るまで待った。
30分後に戻ってきた母は、カートの上に、
明らかに牛乳だけと思えない荷物を載せて来た。
「よく冷蔵庫に収まるよな」
父が呟く。私も、凄いと思う。
そんな両親との時間の中、ひょんなことから、小さな頃のことを想いだした。
昔は、団地に住んでいたので、焼き芋屋さんが来ていた。
たぶん、バブルと呼ばれていた頃だと思う。
「飴かなんか、お菓子を上げたんだよね。そしたら、お芋くれて。
相当感動してたみたいで、子ども心に大変なんだなと思ったの覚えてる」
「昔は100円だったんだけどなぁ」
焼き芋屋さん、今では300円でも良心的。500円が普通。
100円ショップで買う私には屋台値段だと思う。
が、バブル期に一人で焼き芋屋さんって、大変だったのかもしれない。
3.今
今だけが大変なんじゃないよな。
なんとなく、そう思った。
大震災から学んで変わった人、そこから人生決めた人も大勢いる。
今のコロナ禍で、「寂しい」「何をしたらいいかわからない」と思う。
特にこの寒い時期、クリスマスや年明け、バレンタインと
賑やかなイベントが続くので、私もよく寂しさを感じる(笑)
人に会えない寂しさは、人に会える時の有難さのためにとっておこう。
暇だと思うなら、コロナが去った後に何をしたいか準備してみよう。
旅行がしたいなら、今はお金を貯めるチャンス。
いくら貯められて、どこで何ができるか具体的に考えてると楽しいだろう。
仕事も、私はコロナ禍で仕事量が増えている職場なのだが、
仕事が減っている、うまく回らないところもあるだろう。
仕事について、しっかり考える時間になるのではないかと思う。
ほとんどの人が、仕事に追われて、就活時代のように、
これからを考えることがあまりないと思うから。
どんな10年、20年後がいいか。
私もまだまだイメージできていない。
島で暮らせたらいいな、くらい。
だけど、島で稼ぐのはかなり厳しいだろうから、
今はしっかり働かないと、と思っている。
転職活動中でもあるので、ちょこちょこ、急募案件も見る。
適齢期も過ぎた私にも、電話での案件紹介も毎週ある。
働こうと想えば働ける。派遣なら、短期もあるから、就活も続けられる。
ただ、やっぱり条件多く持ってると、すぐには決まらないけど(←私)
この少子高齢化の日本で、働ける日本人が仕事できないことはない。
ただ、ピンキリで、どこに落としていくかを判断するだけ。
家庭で大変な人も多いと聞く。
これには、また独自な想いと考えがあるのだが、これは、本音ブログに書く。
私には、家族はわからない。
コロナ禍であらわになっている問題は、今だからの問題ではない。
もともとあった問題。
それが窮屈だと感じるほどに露になった。
それだけ
バブル期でも、売れない芋を売って回るおじさんがいて
子どものお菓子にも温かさを感じるほど心が冷えている人がいた。
おじさんは、営業努力や違うこともできたできたかもしれない。
そこにいることを選んでいるのは自分自身。
今、窮屈だ、寂しい、辛い。そう思っているのは事実かもしれない。
けれど、それは本当にコロナ禍だからだろうか。
ちょっとした綻びで崩れることは、多くの人が伝えている。
コロナのせいにするのはやめて、ちょっときちんと考えよう。
自分は、どうしたいのか。どうなりたいのか。
そのために、できることは?
今は、仕事が見つからないから転職できない。
心がすさむ自分、感受性を失っている自分を感じる。
けれど、それに飲まれてはいけない。
共感できないのは仕方ない。けれど、できることをしよう。
今だけでなく、悩みはつきもの。
それは、改善の余地がある、ということ。
そして、今は永遠には続かない。
良くも悪くも、終わりが来る。
その終わりに、自分はどうありたいか。
そのための、今
今こんな時だからこそ
今だけでなく、きちんと前を見て、今を過ごせたらいいと思う。
しっかり考えて過ごした今なら、
1年後、後悔や苦しさだけで振り返ることはないだろう。
今は、今だけでなく、未来へと繋がっている。
何より忘れてはいけないこと。