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沖縄移住カルチャーショックから考える人生の本質③【初対面で共通の知人探し】

突然ですが、友達が友達を連れてきたり、授業のグループワークなどで、初対面の人と話す場面があると思います。

そんなとき、みなさんなら何を話しますか?

あなたが沖縄出身の、特に大学生なら「出身高校どこ?あ、じゃあ△△さん知ってる?」と、知り合い探しを始めるのではないでしょうか。

今回は、大阪出身の沖縄移住者・さむが経験したカルチャーショックの一つ『初対面で共通の知人探しを始める沖縄の人たち』について話していきたいと思います。


私の感覚と沖縄のあたり前

冒頭の文章ですが、これを読んでくれているあなたが沖縄出身か沖縄県外出身かで受ける印象がかなり変わってくると思います。

沖縄県外出身の人なら、私が「えっ!?」と思った理由がなんとなくわかるでしょう。でも、沖縄出身の人なら「そんなの当たり前でしょ」と思う気がします。それくらい、初対面の人と共通の知人を探すことはメジャーなんです。


なぜこの会話に沖縄県外出身の人が驚くか。その理由は、大きく二つあると思います。

まず一つは「なんでそんなにいろんな人のこと知ってるの?」です。

初対面の人の出身校を聞いて「△△さんって人知ってる?」と聞けるのは、△△さんの出身校もしっかり把握しているということになります。これを当たり前のようにやっているのが、まずすごい。

私なんて、中高一貫校で6年間同じ学年だった子ですら、2~3割把握していないのに…(ごめんよ、同級生たち)。

そしてもう一つは「そんな共通の知り合いなんて簡単に見つからなくない?」というところです。

多分、私が地元で同じことをしても、共通の知り合いなんて見つからないし、もし見つけられたとしたら、その相手とは一瞬で仲良くなれる自信があります。

それくらい共通の知り合いを「同じ県出身」というだけで見つけられるのはすごいこと。

でも、沖縄の子達は2~3人名前を出せば1人くらいは知り合いだったりするのです…。すごすぎる。


知人探しには沖縄の良さが詰まっている

私は、この初対面の会話に、沖縄のいいところがたくさん詰まっているように感じます。

例えば、人に対する興味の強さ。

初対面の人同士で、出身地の市町村が違ったり、北部・中部・南部にまたがっていたりする時でも、共通の知人がいることも多々あるようです。

共通の知人と知り合ったきっかけは、学校が一緒だったり、予備校が一緒だったり、部活が強かったから認識していたりと様々ですが、それだけ人の顔や名前、特徴、あるいは出身校・出身地を覚えられるのって、よっぽど人に対して興味があるからだろうな、と感じます。

あるいは、初対面の人とも仲良くなろうとするフレンドリーさ。

「地元どこ?〇〇って知ってる?」という質問は、パーソナルな質問に感じる人もいると思います。

それをあたかも挨拶のようにお互いが会話し合い、そこから話を広げていける人懐っこさは、ウチナーンチュの良さのように感じます。


「人が温かい」の正体

以前、インタビューをするときに毎回「沖縄のいいところ / 好きなところはどこですか?」と聞いていたことがあります。

その際によく返答としてもらっていたのが『人が温かいところ』です。

この『人の温かさ』は、『親切にしてもらえること』という意味かもしれませんが、私は、今回話した共通の知り合い探しに見られるような『お互いが仲間だと感じようとする姿勢』もあると感じています。

「沖縄はコミュニティが狭い」と、悪く捉えることもできます。実際私も沖縄にきたばかりの時は、どこに行っても知り合いや、知り合いの知り合いばかりで嫌になった瞬間もありました。

でも、どんな初めての挑戦をしたって、どこかで知り合いにつながっていることは、安心感でもあります。

困ったら助けを求められる人がいる。一緒に挑戦してくれる人がいる。

だから私は「沖縄の人は温かい」と感じるのかな、と思いました。



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