海を守りたい | 津波 駿佑さん
はいさ~い!withOKINAWAのかずきです!
今回取材させて頂いたのは津波 駿佑(つは しゅんすけ)さんです。
駿佑さんは現在名桜大学を休学中で、社会貢献型コミュニティ「GAT(ガット)」の副代表。実践型コミュニティ「CORAL(コーラル)」での活動を行っています。
ビーチクリーン主催や沖縄本島を縦断しながらゴミ拾いをするなど、環境に向き合っている駿佑さんですが、元々は環境問題に興味があまりなかったそうです。
そんな駿佑さんが何故、そのような活動を始めたのかお聞きしました。
ーーまず最初に自己紹介よろしくお願いします!
津波駿佑です。現在は名桜大学の4年次を休学しています。現在は沖縄の海の環境を残していくために、週一でビーチクリーンをしています。
その他に社会問題に興味のある学生をオンラインで集めてアクションを起こそうという団体。社会貢献型コミュニティ「GAT(ガット)」の副代表をしています。
ーー休学している理由を差し支えなければ教えてください!
休学するのは2回目で1回目は留学のためにしました。今回の休学はGATのことやビーチクリーンなどの活動を追及していくために休学しました。
学生でいるうちにできることがたくさんあると思ったことも理由ですね。休学が終わって学校に戻った時に幅が広がると思っています。
海、綺麗にしたいな
ーーなぜビーチクリーンを始めたのか教えてください!
一昨年に休学していて台湾留学や県外に行く機会が増えました。もともと海が好きだったけど沖縄に帰ってきたときに改めて「海最高だな」と思ったんです。最初は環境問題とは関係なしに「海、綺麗にしたいな」だけで友達とビーチクリーンを始めました。
初めてビーチクリーンをしたのでインスタで「ビーチクリーンしたぜ」みたいな投稿をしました。笑
自分たちは綺麗にしたいという想いで投稿したんです。でも「#ビーチクリーン」で他の人の投稿を見てみると、環境問題について学んでいる方たちが多くいました。
今、海に関して「2050年には魚の量よりプラスチックのほうが多くなる」話や「サンゴがなくなるかもしれない」といった問題があります。
沖縄の海の環境が年々、酷くなっている現状を知って「自分たちが動かないといけない」と思いました。
元々、海が好きでしたし、この綺麗な海がいつまでもあるものだと勝手に思っていました。このままだと無くなってしまうかもしれないという話を聞いてビーチクリーンに本腰を入れてやっていく気持ちになったんです。
沖縄の人に現状を知ってもらいたい気持ちがあったのでビーチクリーンを発信することを決めました。
ーービーチクリーンがきっかけで環境問題興味を持ったということですか?
そうですね。ビーチクリーンが一番のきっかけですね。
ーービーチクリーンに参加して感じたんですけど、知らない方との繋がりが増えると感じました。それも目的の1つですか?
ビーチクリーンをイベントでやるのは、色んな人に出会ってほしいからです。参加してくれる人は心も優しいし、地球にも優しいので。
そんな方が繋がるのは、自分もいい刺激をもらうことができます。
こうやって出会うことができるのもビーチクリーンの魅力ですね。
CORAL
ーーCORAL(コーラル)というコミュニティについて教えてください!!
沖縄の若者の「価値のある挑戦を実現する」をコンセプトとした、
実践型コミュニティです。
教育カリキュラムを通して、
マインドからスキルに置いて学んだ意欲の高い若者が、
実際にCORALで展開している事業に
お仕事として参画できるというコミュニティです。
プロジェクトは教育やメディア、
クリエイティブ制作などの事業を展開しています。
僕はその中の「CORAL STAGE」という
SDGsを通した地域活性化を計った中高生向けの
カリキュラム事業のディレクターとして活動をしています。
内容としては、海洋問題にフォーカスしたカリキュラムを展開しており
中高生により質の高いアウトプットをしてもらうためにも、
わくわくするコンテンツ造りにこだわっています。
まずはココ沖縄から、CORALの志を広めていきながら
今後は全国展開を目指してメンバーたちと熱く頑張っていくので
応援よろしくお願いします!
ーービーチクリーン以外にやろうと思ったことはありますか?
それこそ今、CORALでやろうとしている教育系の事業ですね。元々教育系のことをやりたかったので。学校の講演会や自分がやっていることを発信することの発信はしたいと思ってました。
海を好きになってほしいので、そのことを話す場はビーチクリーン以外にも作りたいと思っていました。
そこでたまたまCORALで中高生向けのカリキュラムを持つことができたのでよかったです。
GATもそうです。自分の社会問題に対しての知識不足を皆で学べる場所が欲しいと思っていたから作りました。同じように思っていた方がたくさんいて今は140人程メンバーがいます。
ただ勉強するだけではなく、楽しみながら皆で和気あいあいとやっています。そんな場所を作りたかったのでよかったです。
1ラン3ゴミ
ーー毎日ランニングをしながらゴミ拾い(1ラン3ゴミ)をやろうと思ったきっかけは何ですか?
走ったのは、健康のためです。笑
大学に入学して運動していなかったので始めました。ちょうどビーチクリーンをしていたこともあって、「走れる分ゴミ拾おう」と思いました。
その姿を毎日投稿することで、誰かのきっかけになってくれたら良いなって感じています。
「明るく」捉えてほしい
ーー駿佑さんビーチクリーン活動を見た人にどのようになって欲しいですか?
全然強制ではないですけど、ビーチクリーンしてほしいです。でもビーチクリーンをすることによって、すべてのゴミがなくなるわけではありません。
じゃあ、なんでビーチクリーンが大事かと言うと「知ってもらうこと」が大事だからです。
ビーチクリーンや環境問題に興味をもった人たちに1番やって欲しくないのは、何もしないことです。
SNS発信や、友達に話すことでも良いので少しずつ皆に知ってもらうことで環境が変わると思っています。
ポイ捨てすることに悪気がない人や、ゴミが海に流れ、魚が食べて、その魚を自分たちが食べているかもしれない事を知らない人もいるかもしれません。知らないことが今は問題なので、どんどん周りに話してほしいですね。
ビーチクリーンだったら「ボランティア」という固いイメージがあるけど、そんなイメージをなくしてフランクに「楽しかった」って話すだけで少しずつ変わっていくと思います。
どんな形でも良いので発信してほしいです。それが1番ですかね。
ーー県外の方に向けて発信したいことはありますか?
インスタグラムなどを使って沖縄の魅力や現状を発信したいです。「重いこと」ではなく「明るく」捉えていきたいです。
ビーチクリーンに参加して「ゴミが落ちてて最悪だった」ではなくて「ゴミ拾って綺麗になって最高」って発信したほうが興味を持ってくれるので。
そんなことを意識して県内外の方に発信したいです。沖縄に来た時には一緒にビーチクリーンして、繋がりを持ちたいですね。
ビーチクリーンを通して「楽しかった」って思ってくれることが1番いい事です。笑
今後の目標
ーー駿佑さんの今後の目標や夢はありますか?
最終的に「こうなりたい」とかは無いです。
今は、「若者の鑑でいたい」と思っています。自分の行動で周りの世代の方に「こんな人がいる」ってことを知ってもらいたいです。
海を愛してて、海を守るために活動している熱い若者みたいな。笑
そんな人が同年代にもいるってことを知ってもらって、イメージ通りの人でいたいです。
周りを引っ張っていきたいとも思っています。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!
私も実際にビーチクリーンに参加して「楽しかった」というのが率直な感想です。
参加している人皆が、海を綺麗にしたい気持ちでビーチクリーンに参加していると感じました。実際に多くの方と繋がることができ楽しく、明るくできました。
駿佑さんのお話を聞いて本当に海が好きな方だと改めて思いました。
そんな駿佑さんの魅力が少しでも皆さんに届いていると幸いです!
ビーチクリーン。本当に楽しいので皆さんも是非、参加してみては?
with OKINAWAは沖縄の学生が「沖縄をもっと好きに」なってもらえるように活動しています。
今後ともよろしくお願いします!
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