沖縄移住カルチャーショックから考える人生の本質①【うちなータイム】
こんにちは!大阪出身、大学進学を機に沖縄に移住したwith OKINAWAライターのさむです!
移住前から沖縄にはいいところがたくさんあるなと思っていたのですが、住んでみると、その良さが本当に日常に溢れていて、そこからいろんなことを考えさせられるなと思いました。
そこで、私が移住して感じたカルチャーショックと、そこから考える沖縄の良さを語っていきたいと思います!
反響が良ければシリーズ化したいので(というかシリーズ化する気満々のタイトルにしたのでどうか伸びてください)、ぜひ最後まで楽しんでいただき、もっと読みたいなと少しでも思ったら、スキやフォローをお願いします!
さむ、うちなータイムと出会う
まず、最初に断っておきます。
「うちなータイム」と一括りにしていますが、時間に対する考え方は沖縄県民の中でも人それぞれです。
例えば、私の親しい女友達は時間にきっちりしていてそれに苛立った記憶は一度たりともありません。(むしろ私が待たせることの方が多い気もします。)
それでも大阪に住んでいる時よりは人を待つ頻度も時間も増えたので、やっぱり「うちなータイム」という概念はあるのだと仮定して話を進めていきます。
私が最初にうちなータイムを感じたのは、多分、大学入学したての頃に入った部活動の先輩達にめちゃくちゃ待たされた時だったと思います。
コンビニの前で同期と一緒に先輩を待っていました。
部活に入った同期は全員沖縄県外出身で、みんな5分前には集まっていましたが、県外出身の先輩を含め、先輩方は誰1人時間通りには集まっていませんでした。
5分後、1人の先輩が悪びれもなく集合し「多分、全員集合するのにあと20分くらいはかかるんじゃないかな」と言われ、「じゃあ集合時間を設定する意味ってどこにあるんだ」と感じながら同期としゃべって待っていた気がします。
元々関西出身ということも影響するのでしょうが、私は人に待たされるのがすごく嫌いでした。
せめて遅れるなら何分待てばいいのか連絡さえくれれば、その時間を有意義に過ごせるのにと思いますが、多くの場合、遅れるという連絡がなかったり、時間が書いてあったとしてもその範囲内に来ることは稀だったりします。(ちなみに同じように時間の連絡だけは欲しいと考えている沖縄出身の同級生もいました。)
押し付けないことを知る
しばらく沖縄で過ごすうちに、私は集合時間に対するルーズさが沖縄の文化(?)だと知りました。
集合時間から30分後くらいまでは遅刻に入らないくらいの気持ちでいないと、お互いの考え方にギャップが生まれることも学びました。
なので、このうちなータイムにイラつかないためのあらゆる策を講じてきました。
ある時期は本を持ち歩くようにしたり、ある時期は待ち合わせせずに、基本的に家の前まで迎えにきてもらうようお願いしたり…。
いろいろ試しましたが、結局一番気持ち的に楽だったのは「自分も時間ぴったりくらい(なんなら5分遅刻くらい)に集合場所に着くように家を出る」ことでした。
一生懸命時間に間に合わそうと、5分前までに到着する時間を計算して準備するから、相手が遅れてきた時に苛立つだけで、自分が一生懸命にならなければ、相手が一生懸命じゃなくても苛立ちが少ないことに気がつきました。
世の中の大抵のことってきっと同じで、自分が頑張ってやっていることを相手が努力もせずに諦めているのをみると、苛立って、押し付けたくなるような気がします。
それを相手に強要するのではなく、自分の行いに目を向けて「それって本当に一生懸命にならなきゃいけないかな?」と考え直す方が大切かもしれません。
個人的な肌感ではありますが、実際、沖縄県外出身の友達(いわゆる、ないちゃー)はうちなータイムに慣れてくると、時間にルーズになっていきます。
1年生の頃はちゃんと時間通りに来ていたのに、「遅れてもいいんだ」ということを知って、時間に緩くなる。
逆に、沖縄県内出身の子で元から待つのが苦手じゃない、ちゃんと時間通りに来れる子は、2年生になっても3年生になっても時間を守っていました。
それを見ていると「時間に間に合わなければいけない、怒られる、迷惑をかける」ことに縛られて、多くの人が他人に合わせて無理をして時間に合わせていたんだなと気づきます。
時間に緩いんじゃなくて、時間の捉え方が上手なだけ
沖縄に来て一度だけ、友達に大寝坊をかましたことがあります。
11:00集合だったのに、起きたのは10:45ごろ。
もう友人は、車で家を出ている時間でした。
「起きてる?」という10:30ごろのLINEに「ごめんね、今起きた。ゆっくり来て欲しい」と伝えると「もう出発しちゃったから、待ち合わせ場所で待ってるね」と。
私は急いで準備をして、11:15か30くらいには待ち合わせ場所(私の家の近くのコンビニ)に着いたのですが、なんと友人は、車の中でウクレレを弾いていました笑
到着して謝った後に「ウクレレ弾いてたの?」と聞くと「LINEに返信がなかったから、待つかなと思って、家から持ってきたの」と。
この時に、なんとなく、うちなータイムが成立する理由を感じた気がします。
沖縄の人はきっと、時間にルーズなわけでなければ「自分が遅れた時に許して欲しいから、相手も許してあげよう」と打算的な考え方があるわけでもないんです。
ただ「時間があるなら自分なりの時間を過ごせばいい、相手を待とうと思うのも自分なりの時間の使い方だ」と思っているだけなのかもしれないなと思いました。
沖縄の子達は子どもの頃からそれに慣れていて、例えばショッピングモールで遊ぶ時は、何名かで遊ぶ時も2人揃ったら先に店内に入って遊んでいたり、目印になるような大きな木の下で集合しても、先におしゃべりしたりして時間を潰すようです。
沖縄に移住して3年目になりますが、まだ沖縄は時間がゆっくり流れる感覚があります。それは、「自分の時間」を意識して過ごせているからかもしれないなと思う日々です。
こんな感じで、沖縄に来て感じた良さをぜひ連載していきたいです!
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