道具:TRIZ40発明原理用スプシツール
この記事の提供するもの
TRIZ40発明原理とは
TRIZという思考支援ツールがあります。
筆者も最近知ったばかりですが、どうも1946年から続く、比較的歴史の長い思考支援ツールだそうです。
その根本発想は、
克服すべき問題の原因を「あちらを立てればこちらが立たず」的なトレードオフの存在に求めて
そのトレードオフを解決する際の視点・考え方・切り口を
数十万件〜数百万件のオーダーに及ぶ実際の特許文献調査から抽出して
40個の発明原理としてまとめた
…というものです。
ここでの「発明」という言葉は「問題解決の糸口発見」と同義だと思うのが適切だと筆者は解釈しています。
面白いな…と思ったのが、トレードオフの候補となる指標も39個に絞られ、39 × 39 = 1,521個のマトリクスに対して、役に立ちそうな発明原理が、役に立ちそうな順に割り当てられていることです。
この手の思考支援ツールは「その視点・考え方・切り口を活用しようと思うところまでがまず難関」というような印象がありますが、トレードオフ指標さえ特定できていればどんな視点・考え方・切り口を使えばいいか分かるのは良いなと思いました。
「1,521個のマトリクス暗記」はヒト向きタスクではない
とはいえ、1,521個のマトリクスを暗記するのは難儀の一言です。
そこで、トレードオフ指標を打ち込むことで、
発明原理の名称
その発明原理を問題解決に活用するための問いかけ
その発明原理を理解・イメージするための具体例
…を自動で表示するスプレッドシートツールを作りました。
TRIZ40発明原理用スプシツール
動作確認はしてないですが、エクセルでも多分動くと思います。
使いどころ
まず、自分の直面している問題をよく分析し、トレードオフを見つけてください。
そのトレードオフに近い指標を39個の候補の中から選択すると、発明原理が表示されます。
ツールファイル
作成にそこそこ手間がかかったので、有料にします。
有料エリア以降にはxlsxファイルが貼り付けてあります。
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