「と」”特になし!!!”
長らくお待たせした。そして申し訳ない。本当は東京都美術館に先週行き、岡本太郎展を見てきたのでそれについて感想を書きたかった。だがしかし、全くまとまらない。対極主義という考え方があって、それがすごく面白いなって思ったのと、なんで太郎が社会に受け入れられるようになったのかを同時に考え始めたらまとまらなくなってしまったのだ。どうやってもまとまらないから、ちょっと諦めてタイトルを”特になし!!!”にしようかとまで悩んだ。しかし、さすがに第二回目にしてそれはやばいよな。ただし、岡本太郎トークを失った私に、いま話したいことが無くなってしまったのである。どうする。やっぱり特になしか。君は特になしと言われて何を思い浮かべるか。空白、何もない。
『4分33秒』!!!。
やばい、だからと言って特にない。あれについて言いたいことは特にない。そこにある環境音って確かに森とかならそのまま癒しのBGMとかにもなるし、確かに曲だろう。んだけど、そんなことどうでもいい。特になし。
徳に成し 縁起よさそう
解くに無し 難問かしら
渡来に為し 渡来人よ成功したか
あ。特になし。思い出したぞ。君にはもう伝えてしまっているが、まぁ良いだろう。あの本じゃよ。特に使い道のない、あの本。
そう、『JR全駅駅前』東京都・神奈川県版
この本はまさに特になし!!!である。本を見つけたのは神奈川県立図書館の一角だ。ちょうど今年鉄道開業150周年なのもあって、鉄道特集のコーナーが組まれていたなかで、図書館の人に出会わせてもらった本である。
いろいろ調べてみたのだが、この本の著者も出版社もよくわからなかった。
一応確かに路線ごと、神奈川と東京の駅が全部載っている。自分の最寄りの駅も見てみたが別に感想は特にない。
そうそう。そして自分の投稿を振り返ったら、それに関する記事が出てきた。うん。もういいだろう。今週は特になし!
〈謎本〉『JR全駅駅前』 東京都・神奈川県|ごとごと【地元探検隊】|note
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公開してから気が付いた。
Noteで”特になし”で検索していると、結構ある。割とみんな特に何もないことを求めてるのか知らんけど、いいねついてる。なんかわからん。雑誌とかで、無で特集でもくんだら意外と面白いんじゃないかって気がしてきた。
特になしって別に虚無じゃないのか。特に異変なし、変わらずですよって意味の特になしもあるし、特に何もしないっていうある種の贅沢としての特になし。特になしってことばの波立たない感じ。意外といいかもしれない。すげえ気楽な感じの投稿が集まってて、気負わなくていい。ちょうどよいお湯のような検索結果たち。みんな割と特にないんだな。よしよし。この記事だって胸を張れそうだ。特になし。悪くないかもしれない。むしろ何かあること自体がよろしくないのかも?
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