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NPO法人代表としてのあり方って?

2023年が幕を開けました。
本年も私とNPO法人日本プール利用推進協会を、どうぞよろしくお願い致します!

NPO法人の代表3年目を迎える今年は、団体も私自身も「動」をテーマに活動しこうと考えています。

2020年から動き出した日本プール利用推進協会の活動。
2021年秋に法人を設立し
2022年はたくさんの方の協力のもと、クラウドファンディングとアモーレリフティングというイベントを成功させることができました。

この成果に対して私が果たした役割は、本当にごくわずかです。
たくさんの方々が、それぞれが持っている様々な「資産」(資金・労力・スキル・思いなど)を持ち寄っていただいたことで、これらは実現しました。

NPO法人日本プール利用推進協会が一つの建物だとしたら、私の役割は「つなぐ」なのだと感じています。
すごくいい木材や建築資材があって、それらを集めて一つの建物にするためのいわば「接着剤」。
1つ1つがバラバラに置いてあって、それを集めて繋げたら「NPO法人日本プール利用推進協会」が出来上がった、という感覚です。

今年はその建物に、たくさんの人が訪ねてきて、そこでたくさんの「パーティ」を開けるようになりたい。

私は2019年頃から、NPO法人の設立を考え情報を集め学び始めました。

2020年には知り合ったNPO法人を訪ね

【不思議な涙】 プールで泣きそうになったことはたくさんあるけど、言葉にできない涙は今回と2018年IAFCで早朝のAichiを受けたときの2回。 理屈や言葉でなく、心が何かを感じた誕生日でした。

Posted by Ayami Yamamoto on Monday, November 9, 2020

2021年にはファンドレイジングスクールに通い、自分のNPO法人を設立
2022年には他のNPO法人の事務局(二枚目の名刺)として活動し始めました。

「特定非営利活動法人」という世界は、知れば知るほど「おもしろい!」と感じます。

いまSSIR Japanの「これからの「社会の変え方」を、探しに行こう。 スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューベストセレクション10」という本を読んでいます。

この本は2003年にスタンフォード大学で創刊された最先端のソーシャルイノベーション専門のメディア「スタンフォードソーシャルイノベーションレビュー」の日本版創刊に先立って出版された本で、10本の選ばれた論文が掲載されたものです。
以前Forbes Japanに掲載されていた「目指すべき6つのエンドゲーム」という表にひかれて読み始めました。

(出典:「これからの「社会の変え方」を、探しに行こう。 スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューベストセレクション10」「あなたのエンドゲームは何か? 「本当に目指したい姿」を見出す」)

NPO法人が目指すべきゴール

の分類やアプローチ方法がまとめられています。
NPO法人の多様性に面白さを感じつつ、じゃあどこを目指してどんなあり方がいいのかに少し迷いがあった私にとって、この表はすごく腑に落ちるものでした。

しかしこの論文以上に面白かったのが
システムリーダーシップの夜明け 変化を起こすのではなく、変化が生まれるように導く

という論文です。
冒頭に書いた「つなぐ」という役割。
他にやる人がいなくて、私に唯一できるのがこの役割だと考えていました。

そんな自分の中でなんとなく思っていた「NPO法人のリーダーってこういう形もありなのでは?」を、より明確に、様々な根拠を用いて書かれているのがこの論文だったのです。

自分のNPO法人代表としてのあり方に関して迷いがなくなることはないだろうけれど
この論文は1つのモデルとして、自分の支えや指標になってくれるものでした。

自分と同じビジョンを見る人でなくても
「見たい景色」を持ったもの同士が「一緒の船で旅に出ようよ」と海へ漕ぎ出し
誰かがおりたり乗ったりを繰り返しながら、船が進んでいく

たくさんの人が「乗りたい」って思ってもらえるような船を維持し続けること
それが私なりのNPO法人代表としてのあり方だと、今は考えています。

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