アトピーの新薬はワクチンが使えない
■新型コロナウイルスワクチンの種類
ワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの二種類が存在する。
生ワクチンとは、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られている。極限まで弱らせたけど、生きている病原体をもとに作られる。
不活化ワクチンとは、病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせたものを原材料として作られている。病原体がギタギタに刻まれたものを成分としている。
新型コロナウイルスのワクチンがどちらのタイプかはまだ定かではないが、とある日本の研究機関が作っているワクチンは「生ワクチン」だ。
一応、海外からのワクチンが来年の3月頃までに一定数入ってくるみたいだが、どちらのタイプかはまだわからない。
しかしながら、世の中には生ワクチンを避けなければならない人がおり、以前紹介したアトピーの新薬のデュピルマブ投与中の患者もその対象になる。
■デュピルマブの添付文書から
デュピルマブの添付文書を見ると、以下のような記載がある。
8.6 本剤投与中の生ワクチンの接種は、安全性が確認されていないので避けること。
こういう方には不活化ワクチンは投与可能だが、生ワクチンは何が起きるか分からないから避けた方が良いとされる。
ちなみに、重度のアトピー患者さんはステロイドの飲み薬を使われるケースがあるが、ステロイドの添付文書にはこういう記載がある。
8.2 本剤の長期あるいは大量投与中の患者、又は投与中止後6ヵ月以内の患者では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強又は持続させるおそれがあるので、これらの患者には生ワクチンを接種しないこと。
長期的に飲んでいる人は生ワクチンを避けるように書かれている。
■新型コロナウイルスのワクチン完成後に投与は難しいかもしれない
コロナ禍の最中、ワクチンの開発は急ピッチで進められている。通常5年以上必要とされる開発期間を大幅に短縮し、来年には投与可能とする方向に進んでいるという。
しかしながら、生ワクチンの場合はこういう注射の治療を受けている人に対しては、確実に投与を避けると考えられる。僕からしてみたら、デュピルマブだけを投与されるだけでも不安を感じかねないが、それに加えて新型コロナウイルスの生ワクチンなんて恐ろしくて絶対に避けたいと考えてしまうのが本音だ。
おそらく、病院や薬局で接する薬剤師はまずこんなことは言わないだろう。それどころか、不安を煽ることは言わないように指導されるからまず
大丈夫ですよ!
としか言わない。
鵜呑みにしては良くない。しっかり情報を自分で集めて対策をしよう。
■糖質を減らす
僕のnoteを隅から隅まで読んでくれている方なら、
「出た、糖質!」
とか
「またかよ!」
ってツッコミが入りそうだが、糖質の取りすぎは免疫力低下に繋がるため、コロナ禍では不利だ。しかも、アトピーも悪化させるから、ステロイドやデュピルマブに頼るような生活は避けなければならない。
だから、糖質を含有する食品を極力避けよう。そうはいっても、避けすぎはダメだ。あまり避けていると激しい低血糖に繋がる。
だけど、まずは半分にする努力をしよう。それだけで大きく変わる。
以上をまとめると
◎新型コロナウイルスのワクチンは「生ワクチン」かもしれない
◎デュピルマブ投与中では、生ワクチンは避けなければならない
◎まずは、糖質を減らす努力を
また、次回も読んでください!