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飲みにケーションがなくなって半年

■嫌で嫌でたまらなかった職場の飲み会

新型コロナウイルスの感染拡大が日々続いている。思い返せば、今年の1月ごろに中国の武漢市で感染者が確認され、瞬く間に武漢市内や中国国内で感染が広まり、やがてダイヤモンドプリンセス号、そして国内感染確認と至った。

凄まじいペースで感染者が増加し、日本国内でも累計3万人を超えた。はじめは、数名の感染者が国内で確認されただけでも騒いでいたのに、最近では1000人を超える感染者確認のニュースでも正直驚かない。慣れてしまったのだ。

さて、この半年間を振り返ると、自分の生活スタイルって大きく変わったなあと感じる。その中でも特に実感していることとして

飲み会が減った

ことだ。

プライベートも職場も関係なく、毎週のように居酒屋に行って飲んでいた日々は本当に懐かしい。僕の職場では、2月頃には職場で主催する飲み会は自粛するよう言われたため、もう半年近く職場の飲み会って出ていない、というかやっていないことになる。最後に出席したのが、昨年の12月末にあった忘年会だった。それ以来、皆無だ。

プライベートでお酒を飲むことって僕は好きだけど、職場関連の飲み会ってはっきり言って嫌いだった。だいたい1~2か月に1回の頻度で行われていたが、毎回毎回嫌で嫌でたまらなくって、最近では飲み会の前にあらかじめお酒を少し隠れて飲んでおき、不安を少し麻痺させて和らげた後に飲み会会場に行くということまでしていたほどだ。

結局、酔っぱらおうが、そうでなかろうが職場の飲み会って

あまり楽しくない

っていうのが個人的な気持ちだ。

普段、大して仲良くもない人たちが集められて、適当に会話する。まあ、嫌で嫌でたまらない飲み会っていうのは、だいたいおじさんやおばさんたちが集まった飲み会だった。職場の若い人たちで開く親睦会的な飲み会は別に嫌ではなかった。

■「株を上げに行け」という理由で断れない

職場の飲み会が嫌すぎて、断ったことがあった。その時に、上司に言われたことがある。

「俺の若いときは、飲み会ってのは問答無用で強制参加だった。医者とか看護師とかの株を上げる良い機会になる。よほどのことがない限り絶対に断るな。」

と。

まあ、こういうことを自然に言うのだからびっくり仰天。思わずひっくり返るかと思ったくらいだった。

だけど、コロナ禍に突入し飲み会が一切ないが、不思議と職員同士の関係性って大きく変わった感じがしない。1回に1万円くらいのある意味「職場の人間関係をうまく切り抜けるための投資額」になると思うけど、

特に変化なし。

正直、今まで20万以上は投資しただけに残念だ。

今のところ、新型コロナウイルスが終息する見通しは立っていない。それどころか、飲み会が廃止になった時よりもさらに状況は良くない。居酒屋さんや飲食店の方々には申し訳ないが、

今後も職場の飲み会はなしで良い

と思う。

■なぜ、職場の飲み会ってつまらないのか

「職場の飲み会が面白すぎて大好き!」って友人には今のところ会ったことがない。職場のメンバーに恵まれている人にとっては、別に気にならないかもしれないが、僕のように様々な世代の人が参加する飲み会って窮屈としか思わない。

上司の酒を注ぎ、上司のつまらない長話を聞き、しっかりリアクションを取るというなんとも言えない時間を過ごす。

まあ、

上司に気に入られて出世したい

って人には本当に我慢ならないと思う。トーク力とか、その人柄とかで実力者よりも上に立つこともできるだろうから、職場の飲み会って重要な機会だ。

僕は気が付いた。

飲み会の時間やお金の投資こそが、将来に大きな意味をもたらす

って信じて生きてきたが、それは

洗脳

だった感じがした。

■結局、積み重ねたものは一瞬で崩壊する

飲み会とかで親睦を深められた気がする相手でも、結局、仕事上で上手くいかないと関係性が悪くなることを僕は実感した。逆に、飲み会の場で全然親睦を深められていない人でも、お互いに協力し上手く仕事ができるとその後の関係性って良くなる。

だから、あくまでも個人的な意見だけど、

仕事を一生懸命にやる

ことが他人からの評価を上げるうえで大事な気がする。だからこそ、就業時間外って飲みにケーションでなくて、自分磨きに時間をあてていくべきなのかなと思う。

■飲み会がなくなった今、そのお金で他のことに投資する

飲み会行って、金と時間を取られて、ストレスを溜めてしまうという人は、勇気を出して断った方がいい。コロナ禍だから、大半の人は幸いそういう飲み会を避けることが出来ていると思う。しかし、アフターコロナで旧態依然とした考え方しかできない人は

「レッツ、飲みにケーション」

って言ってくると思う。僕は、その洗脳から目が覚めた今

「また、次回行かせてください。今回は本当に参加できなくて残念です。」

って言うつもりだ。

このセリフが一体いつになったら言えるだろうか。非常に楽しみで仕方ない。

新型コロナウイルスは、ある意味僕に良い機会を与えてくれた。そして、そのお金で、僕は本を買ったり、好きなお酒を買ったりして人生の豊かさを高めていく。