マシュマロ課題
今日やったのはこちら。
すごく、課題っぽさがあって何だか楽しいです。
基本課題
窓の外を見たら、地面が濡れていた。
「そんなはずは……」
雨季でもないのに、砂漠の際にあるこの街に、雨など降るはずがない。
チャレンジ課題1(窓の外・整合性強化)
窓の外を見たら、地面が濡れていた。きっと今日の朝食は美味しい。学生寮の調理師は雨の日の朝は決まって仕事を休む。となると、寮母さんの手料理になるはずだ。
チャレンジ課題2(窓の外・リアリティ強化)
窓の外を見たら、地面が濡れていた。私は建物の中にいたので、気付かないうちに通り雨が降ったようだ。この地方では夕方に降るにわか雨は珍しくない。大抵の場合、数時間も経てば止む。そういえば、このビルに来てからもう四時間は経っていた。
チャレンジ課題3(鉛筆・文脈変化)
ふと机の上に目をやると、見慣れない鉛筆があった。それは先がほとんど潰れたように折れていて、机には何か穿ったような跡がある。今しがたの鋭い音の正体はこれなのだろうか。京子は訝しんだ。銃声のように聞こえたが、弾痕らしきものは見当たらない。そして、先ほどまではなかったはずの鉛筆。となると、どこからかこれが銃弾並みの速度で撃ち込まれたと考えるのが自然である。
チャレンジ課題4(鉛筆・整合性強化)
ふと机の上に目をやると、見慣れない鉛筆があった。胃が痛くなってきた。最早思い過ごしではなく、確実に何者かがこの部屋に入り込んでいる。何かが無くなるということはないが、ちょっと物の位置が変わっていたり、覚えの無い物が置かれていたりするということが、少なくともこの二ヶ月間、週に一度は起きている。
チャレンジ課題5(鉛筆・リアリティ強化)
ふと机の上に目をやると、見慣れない鉛筆があった。誰かが忘れたのかもしれないと思った。がらんとした教室には整然と机、椅子が並んでいる。その中にひとつだけ、無造作に置かれた鉛筆。窓から差す西日が、机の上にその影を濃く描いていた。
チャレンジ課題6(魔女・文脈変化)
魔女なのに、公務員
チャレンジ課題7(魔女・納得感強化)
魔女なのに、公務員。というのも、目立つことなく社会に溶け込むのはうってつけなのである。
チャレンジ課題8(女子高校生・文脈変化)
女子高校生なのに、忍者
チャレンジ課題9(女子高校生・納得感強化)
女子高校生なのに、忍者。というより、彼女は元より忍者であったのだが、今の時代進学は避け難いので高校に入学したのである。
チャレンジ課題10(男子高校生・文脈変化)
男子高校生なのに、刀鍛冶
チャレンジ課題11(男子高校生・納得感強化)
男子高校生なのに、刀鍛冶。彼にとって刀鍛冶は幼少期より憧れであったから、卒業を待たずに刀匠に弟子入りしたのだ。