【戦場の絆の思い出】マイ・ベストバウト


(※⚠️このお話は筆者がかつてゲーセンで稼働していた【戦場の絆】の思い出を好き放題に語ります。当時の専門用語が乱れ飛びますんでゲーム未経験者にはほぼ暗号文ですし経験者からしても我の強いプレイスタイルに辟易されるやもしれません。それらを理解して頂ける方のみこの続きをどうぞ)


私は【戦場の絆】稼働当初から10年以上プレイし続けて来て、それこそどれだけやったのか自分でも分からないくらいプレイしました。
そんな中でも今でもハッキリ思い出せる程印象に残ってるプレイが幾つかあります。

そんな中でも1番!と言えるプレイは実は2vs2です、しかも搭乗機体は旧スナ(笑)

普通に考えたら糞ゲー確定なのですが、私の中では1番強く印象が残ってる緊迫した試合でした。

バージョンとかは覚えていません、マップはキャリフォルニア・ベース、陣営はジオン。
まだまだマッチングが不穏で不揃いマッチが続出していた頃。

その時も2vs2になり、まぁ流してやるかぁ、とあまり気張らずに編成画面。
今回の相棒は格不動、そんじゃお供しますよ?と焦げを出したら相棒は2号機。

ゲームスタートと共に開幕ダッシュするも敵が出て来ない。
仕方ないので前に出て見ると、スタート地点から動かないミサリサとダムが。

えー2vs2でそんな面白くない勝ち方してどうすんのよ?と思いつつ前に出たら相棒も付き合ってくれる様子。
散々引き撃ちの的にされて私も相棒も3落ち敗北。

勝ちたい気持ちは分かるんだけどそういうのはどうよ?と思いつつ次戦の編成画面。
正直2回も同じ事に付き合うつもりはないけども、次はこちらが引き撃ち対策してくるのを読んでガチガチの前衛で固めて来るかもしれない。
そんな事をグルグル考えている間、相棒は相変わらず格不動w
チャット等の意思表示も無し。

…ほーん、じゃあ俺好きな様にするよ?と「狙」合わせる、特にリアクションは無し。
それでは、と旧スナに決定、相棒は相変わらず2号機。

2vs2に旧スナ、砂漠でもないのに?と思われるかも知れませんが、実は私、稼働当初は旧スナ搭乗率6割を越えてたバカタレでして、当時は試合開始時のメンバー表示に私の名前見つけただけでカルカン仕掛けて来る奴がいたくらいでした。
8vs8の時は多い時で3機追って来て、お互いにタンクも出してないのに拠点の裏まで追っ掛けて来てたもんです。

そんな有様だったので、自衛力がすっかり鍛えられてました。
さすがに常に勝てるとまでは行きませんが、ミサリサならチンチンにしてやれますし、前衛で出て来たとしても他の機体よりはマシな立ち回りが出来ます。

そして出撃、開幕いきなり「もどれ!」連呼、拠点に篭ります。
私はザンジバルのブリッジ上に陣取り、相棒は艦首の前に。
それにしても付き合いがいいと言うか、自己主張が少ないと言うか、それでいて捨てゲーする様子もなく、1戦目酷い目にあって2戦目はスナに付き合わされてるというのにいやもうほんと申し訳ないやら。

で、敵は前に出て来ません。
真ん中の橋の辺りで止まってます。

1戦目こっちは付き合ってやったのに何だよそれ、とか思ってたら、真正面の橋の頂上に敵機が顔を出して青ロックを拾いました。
「いいやもう撃っちゃえ」と射撃・ロックボタン同時押しのクイックショット。
広がるスコープ画面の中に映ったのは妖精さん、機動威力設定のスナビーム喰らってダウンします。

すると、こちらが旧スナ出してると見るや妖精さんは降りて来て味方と合流し、HLVがある左側から回り込んで来ました。
もう1機の敵機はダム、おそらくさっきのままです。

えー格2枚かよ焦げだったらチンチンにしてやれたのに、とか思っても後の祭り、寄って来る間に出来るだけ削りたいです。

…っていうか敵さん、ダッシュもジャンプも無しにずっと歩いて来てるんですが。

ハイこれ見た事あります、旧スナのビーム避ける気です。

「旧スナのビームを避ける⁉︎」
…はい避ける連中がいたんですよ。
最初は偶然かこちらのジャンプ見て撃って来るタイミングをヤマカン張って避けたのか?とか思ってたんです。

コイツら避けてる、と確信したのはとある砂漠の試合。
その時私は連邦で出てて、旧スナでアンチやってました。
レーダーで落ち戻りが敵護衛陣に合流しようとしてるのを見付けて真正面に捉えて砂丘越しにジャンプしました。
見えたのはドムトロ(近)ジャンプもダッシュも無しにホバー移動で砂丘をこちらから見て右下方向に降りてます。

私ら旧スナ乗りは着地硬直を見たら条件反射的に撃っちゃう生き物なのですが、歩き移動となるとちょっと特殊スキルが必要になります。
スナイパーにはロックした後に射点をズラせる機能があり、歩いてる相手にも当てられるのですが、トリガーラグがあるので単純に合わせれば良いという訳ではなく適切なマージンを取って照準してから撃たないと当たらないんですね。

しかもそれがジャンプショットとなると更に操作が複雑かつ適切なタイミングによる入力が必要になります。
照準をズラす操作はレバー入力になるのですが、レバーは本来機体の操縦の為の物です。
相手をロックしてスコープ画面になると機体は操縦出来なくなり、レバーは照準操作に切り替わります。

つまり、ジャンプしてる最中は機体を操り、ロックしてスコープモードに以降したタイミングでズラし操作をせにゃならんのです。

しかし、私は搭乗率6割を越えてたスナ乗り、レバー操作移行のタイミングも歩きに対するズラし量も手が覚えてます。

機体はレーダー見て相手を正面に捉えてますから砂丘から顔出した時点から青ロック取ってます。
後はトリガー・ロックボタンを同時押しして歩きに合わせた量をレバーでズラすだけ。

広がるスコープモード画面の中でドムトロが右下に移動しています。
後は遅れて来るビームを待つだけ。

…と思ってたら、突然ドムトロが向きを変えて左下方向に進み出しました。
「うわぁっ!」とかPODの中で悲鳴を上げつつ、右下にレバー入れてる最中だったのを↘︎↓↙︎みたいな格ゲーコマンドみたいなのを慌てて入力。
そんな咄嗟の操作でも歩きに対するズラし量はキチンと確保してる私はエライ。
向きを変えてスナビームを回避した筈のドムトロは機動威力設定ビームを喰らってダウン、HPをゴッソリ削られます。
当てた私もビックリしましたが、ドムトロのPも何故当てられたのか不思議だったでしょうね。

この時の事で私は、

・旧スナの前で歩いてる奴は避ける気である可能性
・おそらく射撃警告音を合図にして避けてる
・トリガー引いてから着弾までの間は避けられる時間があるし何なら避けた相手に再照準して当てに行くくらいの余裕がある

…以上の事に気が付きます。

そうなると今度は、歩いてる相手には対策が必要です。
ドムトロの時みたいに照準で追い掛けて行って当てる?
アレはたまたま上手く行っただけで次同じ事をやれる自信はありませんし、その頃には旧スナに乗る機会も減ってた上に歩き避けする相手にだってそうそう当たる訳でもないので練習も出来ません。

なので考え方を変えます。
「射撃警告音を出さなければいいのでは?」

つまり、バズやキャノンでよくやる「青ロックで撃って撃った後に赤ロックする」をやるのです。
特にバズは相手と真正面に向き合うと当たりません。
弾が遅いので避けられるんですね。
しかし、上記のロックを遅らせる撃ち方をすると命中率は上がります。
皆さん、知らず知らずの内に射撃警告音を合図に避けてるんですね。

ここまで読んだ皆さんはこう思ってると思います。
「…それ、旧スナで出来んの?」 

実は私、操作だけなら既にこの時点で会得してました。

前にも書いた通り、旧スナは相手をロックした時点で機体操作が出来なくなり、ブーストが止まって自由落下するみたいに落ちて行きます。
通常のトリガー・ロック同時押しの撃ち方だと、ビームが出るまでのタイムラグがあるのでその間に機体の高度は落ちてしまいます。

これが例えば障害物ギリギリの高さで撃つ場合、ビームが出るまでに高度が落ちて障害物にビームを遮られてしまうんですね。
これを避けるために、トリガーを先に押しておいてビームが出る寸前にロックボタンを押して機体高度を維持したまま射撃する、というテクニックがありまして、私は何度もそれを使用して来ました。

なのでまぁ「出来る」んですが、何にせよ旧スナ乗ってる時に歩いてる相手に遭遇したのは砂漠のドムトロ以来でそれを実行するのは今回が初めてです。

とはいえ、相手は丸見え、障害物らしい物もなくザンジバルの上からお座り撃ちでも余裕です。

ですが、正直1戦目でイラッとした上に2戦目まで勝ちにこだわる面白くないプレイして来た上にこちらが旧スナと見るや全歩きの完全舐めプですよ。
おそらくあちらはミサリサにチンチンにされた相手が苦し紛れに出した旧スナだと思ってます。
少なくとも私達がミサリサに凸した時と同じくらいにはあっこれヤヴァいと思って頂きたい。

もうちょっと賢ければ芋スナの振りして「あれ?当たっちゃった!」っぽいプレイして油断させるべきなんでしょうけど正直カチンと来てましたし、こういう時に賢いフリして策を練って上手く行った記憶がありません。

もう、「心のままに」です。

私は相手の方に向けて青ロックを取った状態で右斜め上にフワジャン、そこからロックを押さずに射撃して後からロック、スコープ画面になってビームが出るまでの時間が短くなってるのに合わせて照準をズラします。

スコープ画面の中にはウキウキ気分の狩りゲーモードで歩いてた妖精さん一行が映し出され、その直後にビームが直撃して妖精さんは再びダウンします。

機動威力を2発喰らってまだ1/3近くHPが残ってます、この妖精さんガッチガチです。
とはいえ機動設定だったとしてもちょっとだけ残るんで結果的にはもう1発必要なのですが。

おそらく旧スナの射撃全部避けるつもりだったのが射撃警告音消されて台無し。
しかもアマチュアスナイパーだと思ってたら斜めフワジャンからのジャンプショットにズラし撃ちのフルコース。
旧スナにある程度乗った人なら、これを咄嗟に出来る様になるにはどれくらいのプレイ回数が必要なのか想像出来る筈です。

しかも妖精さんはあと1発喰らえば撃墜されます。
2vs2なんて先に相手を落とした方が勝ちです。
ミサリサ出して篭り引き撃ちする様な勝利至上主義者にとっては非常によろしくない。

ウキウキ狩りゲーかと思ってたら狩られるのは自分達だった、という訳です。

妖精さん御一行、さっきまでの舐めプ気分はどこかに吹き飛んでしまったのかの様な緊張感のある機動を始めます。
障害物にピッタリくっ付いてロックを取らせない。
障害物の間はフワジャン、着地は障害物でキッチリ隠す。
フワジャンも真横か斜め前、真正面には飛んで来ません。
こうなると手が出ません、と言いますか本来はこうです。
フワジャンの時しかロック拾えませんので苦し紛れに斜めに飛んでる最中に狙ってみますが外します。

そうこうしてる内にこちらの拠点前まで来ました。
拠点の前には相棒がいますんで、ワンチャン2人とも相棒に襲いかかるんじゃないか?と思ってちょっと離れて待機しますが、妖精さんは2号機に目もくれずこちらに来ます。
役割分担は決まってるようです。

それならば仕方ない、拠点の左後ろにある柵に囲まれた平らな場所へご招待です。
ですが、拠点前で待ったり行き先を読まれてショートカットされたりで、柵を越える頃には近距離マシの射程位まで距離を詰められてしまいました。
柵越えるためにこちらが先に飛んだので着地はこちらが先です。
で、おそらくあちらは真っ当に着地せずに、こちらが着地硬直で動けない間に着地寸前に水平ブースト移動で距離詰めて来ます。
あちらが着地硬直するタイミングの前にバルカンで転ばせられるでしょう。

おそらくあちらも同じ事を考えています。
「勝った」と思ってるでしょう。
で、ふと、妖精さんのフワジャンブーストが距離稼ぐために一本調子になってる事に気が付きます。
相変わらず真っ直ぐ突っ込んで来なくて斜めに距離詰めて来るあたり隙がないんですが、斜めに飛んでれば当てられないとタカを括ってる様に見えます。

これは教育してあげねばなりません。

スナイパーは距離を詰めてしまえば勝てる、と思ってるプレイヤーは多いです。
しかし、距離を詰められてもスナイパーは手も足も出せない訳ではありません。
メイン射撃の威力減衰は格闘間合いになってからやっと減り出す程度で、近距離マシの射程ならほぼフルパワーを発揮出来ます。

そして、スナイパーに限った事ではないのですが、一般的に射撃は近い的の方が当てるのは簡単です。

近距離間合いまで詰めて来た相手を返り討ちにした事は何度かあります。
そのくらいの距離でスコープモードにすると、相手の機体はほぼ画面いっぱいになるので、この状態で当てるのはそんなに難しくありません。
ただ、追い掛けられて焦ってるのとこちらは停止するのでモタモタしてると瞬殺されるので、冷静に、確実に、手早くやらねばなりません。

スナイパーに限っては、考えたり悩んだりしながら操作してたら上手く行きません。
やる!と決めたら体が勝手に動くくらいのクレバーさが必要です。
今回も「着地硬直を狙えない」と分かって相手のフワジャンが単調になったのに気が付いて「空中を狙う」と決めた時点で体が勝手に動きました。

別に警告音を消す必要も高度を維持する必要もありませんし、それよりも操作ミスを避けたいのでトリガー・ロックは同時押し。
フワジャンは片側レバーをいっぱいまで入れます、入力方向は飛んでる方向、左上。

スコープ画面に切り替わり、妖精さんの機体が頭と足が切れるくらいにまでアップになります。
するとビームが妖精さんの左上に向けて放たれて、そのビームに向かって妖精さんが飛んで行って袈裟懸けの様にビームの軌跡が通過します。

スコープの中で妖精さんがダウンモーションに変わり、直後に撃墜アイコンが真正面に表示されます。

「…助かった。」と安堵する一方で体は勝手にいつもの様にスコープモードを解除してレーダーと周囲をチェックしてます。

「あぁ、そうだ、2vs2だっけ」と気が付くと、相棒のHPが半分になってるのが見えました。
わぁ、相棒やられそう!助けに行かなくちゃ!とマップ開いて場所確認したらザンジバルの反対側。
もうちょっとどっちかに寄せてくれたらジャンプショットで柵越えで撃てたのに、とか思いつつ、今来たルートを大急ぎで戻ります。

戻る最中にコスト計算してヤヴァい事に気が付きました。
私は妖精さんを落として200pt先制しましたが、このまま味方が落とされたら240pt+α(ビームライフル装備)取られて逆転されてしまいます。
そうしたら彼らの事です、拠点の後ろに隠れて出て来ないでしょう。

正直2vs2の勝敗なんてどうでもいいですし私は妖精さんを返り討ちに出来たんでもう満足なのですが、折角こちらのやり方に合わせてくれた相棒の事を考えると勝って終わらせたい。
スナでもカットくらいは出来ますから、妖精さんが復帰して来るまでにはダムを落としてしまいたい。

柵を越えてザンジバルの艦尾を通り過ぎたら相棒とダムがやりあってました。
ちょうど格闘かタックルがアイコになって離れた所に相棒が射撃しようとしたらダムが格闘振って来て斬り掛かり始めました。

双方ともHPは半分くらい、おそらく両方機動設定で3連QDを1回ずつ入れたのでしょう。
おそらくダムがこのままもう1回3連QDを入れたら私達ジオンの負けです。
ダムのPは勝利を確信してボイチャで妖精さんに報告してるでしょう。

しかし、私は2人が見えた時点でダムに青ロックを取ってます。
物陰から出て来る前にレーダーで目標を正面に捉えておくのは定石です。
撃つ事は出来ます。
しかし、絆の世界にはニュータイプがいて、今まで散々煮湯を飲まされて来ました。
もしかしたらこちらがザンジバルの影から出て来たのを見てて、ワンドロで回避するかもしれません。
相棒には悪いですが、1回は斬られて頂いて、2連目が発動したのを確認してからにしたいです。
また、相棒の方が手前にいてダムが半分隠れているので、更に横移動して射角を広く取って味方に当てる可能性も減らしたい。
別にブースト切らしても問題無いのでガッツリ横ブースト移動します。

今回のダムのパイロットはノーマルタイプだった様で当たり前の様に2連目を
出して来ました。
青ロックは拾ったままですので即射撃、同時押しです。
射角はさっきより広くなりましたが、万が一もありますんで味方に当たらない様に外側にちょっとズラして、ギリでダムの胴体に当たるくらいを狙います。

ちょっと間をおいてビーム照射。
おそらく勝利を確信していたダムは相棒の目の前でダウンモーションになり、直後に撃墜アイコンが開きます。

これで勝利はほぼ確定、これを格2枚でひっくり返すのは相当困難でしょう。

相棒から「ありがとう」のシンチャ、こちらはブースト切らして歩いて寄って行きながら「了解」と返します。

で、レーダー見ると今度は妖精さん、海側からリスタして来てます。
あの海沿いの通路から来るみたいです。
あの動き見る限り明らかに将官サブカなんですが、旧スナにやられて丸見えのルートで上がって来るとか、おそらく稼働当初旧スナ弱体化以前のランカースナが暴れ回ってた時期を経験していない人達なのでしょう。
私なら絶対左側のHLVの方から障害物に隠れながら来ますし、海側なら入水してから近付きます。
この様子ならブリンブリンに着地硬直晒しながら来てるでしょう。

ここでジャンプして様子を見ようとしたら流石に狙われてると気が付きます。
なので水平ダッシュで障害物に隠れて移動して障害物が切れるとこまで来て、歩きでゆっくりと顔を出して確認します。

妖精さん、橋の下あたりで思った通りブリンブリンにフワジャン移動してます。
しかも真っ直ぐこちらを向いて。
これだとタックル回避も出来ません。
今撃たれるかも?なんて微塵も疑っていませんね。

こちらは障害物から半身を出して見ています。
銃を持ってる側なので既に青ロックも拾ってます。
で、私はここでちょっと意地悪を思い付きます。
射撃警告音で回避しようとしていた人ならば、それらの警告音に敏感な筈です。

今回はロックを遅らせるのではなく、先にロックする事にしました。

着地しそうだな、といタイミングでロック、着地硬直で射撃します。
ロック音と射撃警告音を両方聞ける贅沢仕様です。
タックル回避は出来ませんし、機体を真横に移動させる事で避けられるかもしれませんが、おそらくすっかり油断してらっしゃるんで対応出来ないでしょう。

案の定、何の問題もなく命中しました。
そして、こちらからのメッセージも伝わった様で、さっきまではキッチリ斜め移動で回避機動していたのに、何の躊躇も無く真っ直ぐ突っ込んで来ます。
「あと1発は当たってやる、3発目の前に噛み付いてやる」という事なんでしょう。

ふと、レーダー見ると拠点の前で回復していた相棒が真っ直ぐ上がって来てます。
あれ?どうしたんだろ?早めに前に出てダムとの勝負付けたいのかな?と思ってたら、妖精さんとすれ違った辺りから直角にこちらに向きを変えて来ました。
妖精さんに後ろから襲いかかるつもりですかw

そういう事なら私も乗らせて頂きます。
格闘機が来るよ〜怖いよ〜って感じでバックダッシュ、妖精さんの気を引きま
す。

そしてリロードが済んだ所でロック、お座りで構えます。
撃たれるつもりで前に出て来てるとはいえ、ここまで大っぴらに構えられたら流石に避けます。
フワジャンで障害物の方に寄って行った所に蒼い影が襲いかかります。

障害物に隠れた所で斬り掛かったんですが、味方もいないのでレバーも入れてなかった様で押し出されてこちらの射線に出て来ました。

うーんどうしよ、3連目に合わせて撃っても落とせないし、ビームライフルだから回すの難しいけどやるんだったら5連目に合わせて撃っちゃおうかな?と思ってたら3連QDで終わらせちゃいました。

あら、そういう事ならカバーしますぜ、思う存分斬り合って下さいな、とお座りしたまま構えてたら、相棒氏射線に出た場所から動かない。

え、マジすか?どこの馬の骨とも分からない野良スナに命運を託すと?

まぁ、こちらチームの心情とは関係無く妖精さんはダウンから復帰します。
「スナ絶許」からの背後から強襲で彼の怒りは察するに余りあります。
きっとPODの中で叫んでるでしょう。
とはいえ、オタクらが吹っかけて来たケンカです、キチンとお納め頂きたい。

妖精さんは起き上がるとノータイムで振り返って2号機に斬り掛かります。
こちらはロックも済ませて後はトリガーボタン押すだけ。
彼のダガーが2号機に触れる前に妖精さんは爆散しました。

…覚えてるのはこの辺まで。
人はツラい記憶は忘れてしまう様に出来てるんですねw
取り敢えず勝つには勝ちましたが、私らはこの後1回ずつ撃破されます。
しかし、妖精さんとダムも1回ずつ落としてリードは確保、勝利します。
1戦目の雪辱は何とか晴らす事が出来ました。

スナに乗ってギリギリな目に遭ったのは多数経験しましたが、チームの勝利がモロにかかった状況というのはこれくらいで、絆やってて1番集中した瞬間でした。

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