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安西マリア&エイミー・ジャクソン - 涙の太陽 1973 / Crying in a Storm -1965


安西マリアさんと言うと、クォーターらしい、くっきりはっきりした綺麗な顔立ちが印象的でした。(お爺様がドイツ人)


デビュー曲がデビュー曲だったから、とっても健康的なイメージでアイドルではあったけど、単なる可愛い子ちゃんアイドルと言うのも違った大人っぽさだったかなあ。

お色気があるから、どっちかってっと、グラドルに近い印象で。

「涙の太陽」1973

作詞は湯川れい子さん。
もともとはエイミー・ジャクソンの歌でした。

オリジナル「Crying in a Storm」1965

英語で歌われた洋楽レーベルの曲ですけど、
よくある海外のヒット曲の日本語カバーと言うのではなく、日本人が作った日本の歌です。

日本語で書かれた歌詞を、英語に直したといういきさつ(どっちも湯川さん)。

でもって、エイミー・ジャクソンは、アン・ルイスと似たような経歴で、横浜のアメリカンスクールに通ってたときに、ラジオ番組でアシスタントをして際、湯川さんにスカウトされてデビューした方。

して、イギリス生まれのクォーター。日本育ちなので当然 日本語OKなわけです。今も日本にお住まいですし…

そして1965年のこの曲を、1973年にリバイバルヒットさせたのが安西マリアさん。それぞれイギリスとドイツのクォーターというのが、面白い偶然というか共通項だったりしますね。

そんな二人は共演もしていたりして 

ベンチャーズサウンドを思わせるリフでリズムだなあ…って改めて。

して、1965年版は共作として青山ミチさんも歌っていたり。

こっちはほとんど聞いたことないなあ…

でもって、この曲はたくさんカバーもされてます。

サンディー&サンセッツ 1989

沖縄出身のバンドだと思ったけど、サンディーは確か、フラダンスの先生もしていましたよね。

田中美奈子さん 1989

これはアレンジが利いてますね、グループサウンズ色が抜けてます。そして、細いなあ~

Mi-Ke 1991
…もカバーしているんだけど、動画消えちゃいましたねー
ちなみに、タイトルは「涙のバケーション」で、歌詞変えてます。替え歌か??

メロン記念日 2004


愛内里菜 2003

まっちゃんがフューチャリングということでっっ

他にも色々とカバーされてますけど、とりあえず〆。


「誘惑の年頃」1974


「針の口づけ」1974


「早いもの勝ち」1974

そういえば…映画「ルパン三世」笑える実写版に出ていらしたなあ…あと、「バーディ大作戦」にも。

事務所とのトラブルで色々あって、ブラウン管から消えてしまったけど、懐かしの番組で見かけたりするなと思ってたら…2014年にお亡くなりになってしまったのでした。
残念です。

ジャケット写真からも解るように、とても艶やかな美人さんでございました。


一方、エミー・ジャクソンは、9枚ほどシングル出した後、1973年に引退されて、その後1993年に歌手活動を再開して、ライブハウスを中心に歌うことを続けられているそうです。

動画はペースト禁止になってるものが多くて、今回紹介出来ませんけど、現在もご健在で何よりです。

そしてこの歌は、日本人が創った日本人らしからぬ、
アメリカンスタイルな曲として、これからも歌い継がれるのだろうな~と思ったりするである。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/08/04 掲載記事より転載



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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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