Celtic Woman (ft. Oonagh) - Tír na nÓg / ティル・ナ・ノーグ - 2016
ケルティック・ウーマンというと、アイルランドの女性コーラス・ユニットで、アイルランド&ノルウェイのユニット、シークレット・ガーデンの「ユー・ライズ・ミー・アップ」のカバーで一躍有名になりました。
オリジナル歌も無いわけではないのけれど、だいたいが古い伝承歌とも言える、アイリッシュトラッドや昔からの歌、他の歌手のカバー曲が多いかな。
「Amazing Grace」
して、メンバーが入れ替わり立ち替わり…って、ほどではないにしても、何度か変わっているので、過去に誰がいたっけ? いま誰がいるんだっけ? いつの間にかあの人いないんだけど?? みたいな…
まぁ、all女性なので、結婚とか出産とか、ソロに転向とか…一時的にだけ参加したとか、色々とあるみたいですね。
「You Raise Me Up / ユー・ライズ・ミー・アップ」2005
この時のライブ、そしてメンバーは最高でした。
私はちょっとふっくらした、クロエの声が好きでしたね。
でもって、この時のライブでは二番が付け加えられていますが…オリジナルは一番だけで、あとはサビだけ。
カラオケではオリジナルにならっていて、二番はカットされていたりします。
下記はファン作成の動画見たいで、これまで在籍したメンバーの振り返りみたいな感じにまとめられてます。
「The Voice」
「The Call / コール」2008
この曲も、彼女たちを代表とする曲ですね。
「Orinoco Flow」
おなじみ、エンヤの曲です。
「Scarborough Fair / スカボロー・フェア」2007
ヘイリー・ウィンステリア、彼女も一時的にちょこっとだけ在籍していました。日本で日本語のCDアルバム出していましたね。本田美奈子ちゃんとも共演してたし、ケルティック・ウーマン出身者の中でも、ソロでもっとも成功した人と言えるかも。
「Níl Sé'n Lá / ニル・セン・ヤ」2010
マレードのフィドル、最高です♪ 踊りながら弦楽器を引くレディ。軽快なステップで、艶やかに…しなやかな美しい音を奏でる彼女はとっても素敵。
「My Heart Will Go On / マイ・ハート・ウィル・ゴーン」
わりと最近のメンバー。「タイタニック」よりセリーヌ・ディオンの有名な曲でございます。
そういえば、淀川長治さんが酷評しまくってた映画なんですよね「タイタニック」
主題歌も、どうしてイギリス人やアイルランド人でなくて、アメリカ人なんだー!って、怒ってらしたもんww
いやさセリーヌはカナダ人ですがな。
「Fields Of Gold」
そして、私が一番好きなケルティック・ウーマンの曲は…
「Tír na nÓg ft. Oonagh / ティル・ナ・ノーグ」2016
訳して「常若の国」という意味だそうです<ゲール語につき
ケルト神話の伝承から生まれた曲で、アイルランド人の祖先であるミレー族との戦いに敗れた、ダーナ神族(女神ダーナを母神とする神族)のトゥアハ・デ・ダナーンが、地下の世界に移住した時の土地の名前です。
この世界は地上の世界の鏡像のような世界であり、ティル・ナ・ノーグとは妖精の棲み家で、三つの島(生き物の住む島、勝利者たちの島、水底の島)に分かれており、それ以外に「楽しき都(マグ・メル)」、「喜びヶ原(メグ・メル)」「至福の島(イ・ラプセル)」などが西の方角にあるとのこと。
また、海の彼方や地下にある楽園、常若の国には、
いつもたわわに実をつける「りんご」の木、食べても生き返る「豚」、飲んでも尽きることのない「エール」
この三つがあることになっている…という話です。
そうした伝承・伝説を歌にしたのがこの曲。
ケルトの神話は、イギリスの神話よりも複雑で、
とっても解りにくいっすっっ
歌詞の意味を知りたい方は、下記サイトさんでドゾ。
そしてフューチャーされているウーナですが、
ドイツの歌手で女優さん。
Oonagh「Gäa / ゲア(ガイア)」2014
この曲が日本でもヒットしたかなあ。
(ゲオで検索するとレンタルビデオ屋の方が出てまう)
J・R・R・トールキンの神話的世界と、民族音楽に触発された音楽スタイルってあるけど…本国ドイツの音楽も愛してあげて!! とはいわんが、まあそんなだから、ケルト神話をモチーフにしたこの歌に、フューチャーされているわけね。
とはいうものの ウィスパーボイスの人なので、
肝心の「ティル・ナ・ノーグ」の中で、他のケルティックのメンバーの声に、なんか埋没してしまっているような気がするのは気のせい??
たぶん、この曲が入ったアルバム「ディスティニー」からフィドルのマレードを覗き、ヴォーカルが新メンバーに一新したんだよね。
ちなみに私は、マレード・カーリンの艶っぽい声が好きなんだけど…彼女は声は素敵だし、いい歌手なんだけども、クラシカルな歌唱法がイマイチかなーと。ポップっぽい歌の方が良さが出る人なんだよなあ。
「Ride On / ライド・オン」2016
ブルネットの、一番を歌う人がマレードね(同じ名前の人が多くてややこしい)。歌手としては魅力的だけど、ケルティック・ウーマンとしてはどうだろ??って感じ。往来のスタンダード・ナンバーをソプラノとして歌うには弱いんよなあ。
好きですけど、うん…そして今も在籍してますね(2022年にはいなくなってたっっっ涙)
金髪の人がまたまた最近入れ替わったのだと思ったが。
てなわけで、アイルランドやスコットランドの民謡や伝承歌、そして世界のポップスやスタンダードに至るまで、あらゆる歌を歌うケルティック・ウーマンですが…
これからもメンバー・チェンジを重ねながら、グループとしては恒久的に続いていくのでしょうね。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/01/03 掲載記事より転載