10cc - The Things We Do For Love / 愛ゆえに - 1977
今はカラオケもタブレットなんだけど、歌本だった頃はアルファベッド(アイウエオ)の前には数字が来て、すると洋楽の場合は最初に来るのが必ずと言っていいほど、この10CCだったり。
ちなみにイギリスのバンドで、オリジナル・メンバーのエリック・スチュワート、グレアム・グールドマン、ロル・クレーム ケヴィン・コドレイの4人は、それぞれのバンドやスタジオ・ミュージシャンとして活躍したり、他のミュージシャンに曲を提供するなど長い下積み期間を積んで、1972年に10CCとしてデビュー。
ちなみに、グレアムは10CCの前はホリーズのメンバーで、
下記名曲のソングライターだったりする。なんでも、5分位で作っちゃったんだって<バスストップ
「Donna」1972
この曲がデビュー曲でした。
「Rubber Bullets」1973
ロルがヴォーカル取ってます。
「The Wall Street Shuffle」1974
エリックがこの頃からヴォーカル取ってますね。
「I'm Not In Love」1975
10CCの代表曲とも言える曲。10CCと言えば、必ずコレ挙げる人多いし、この曲のヒットでバンドとしての評価も人気も一気に高まりましたしね。たくさんカバーもされてるし、CMでもよく使われるし…
で、この曲は奥さんが、「私のこと、愛してる??」って何度も聞いてくるもんだから、それに対して「愛してなんかないさ」と…エリックがね。「そんなこと聞いてくんな」って、旦那さんとしてツンデレなことを言っている歌詞なわけですよっっ
なので、男性の気持ちとして共感する人は多いと思われっっ
女性としては納得できない、つ~か、むしろショックな歌詞なんですけども。男と女の違いが如実に表れてますよね。
言葉に出して欲しい女性と、言葉なんか出さなくても態度で察しろよ…という古今東西な男性との違い。
はい、そーゆー歌。
でもって、バンドとしてはこの歌で知名度上げて、イギリスだけでなくてアメリカでも成功したわけですけど、その直後の1976年に亀裂が生じ、ケビンとロルが脱退してしまいます。その後、サポート・メンバーから4人が加入し、4人体制だったところが6人編成に。
その後に発売されたアルバムの中で、先行シングルとして発売されたのがこの曲。
「The Things We Do For Love / 愛ゆえに」1977
私にとって10CCの曲って言ったら、まずこれが浮かぶんだなあ…ってか~この曲がやっぱ一番好き。10CCのイメージな曲になってるし。
ただヒットしたわりには、「アイム・ノット・イン・ラヴ」の印象と評価の方が強くて高いので、あんまし評価されてないような気がするなあっっ
ちなみに直訳すると「愛のために僕たちがすること」になる。「愛してなんかないさ」から「愛のために僕たちがすること」かww
「Dreadlock Holiday」1978
この曲が実質、彼らの最後のヒットとなりました。
なんだかんだ、色々あーだこーだでバンドはディオになり、1983年にバンドは解散します。
オリジナル・メンバーとは別に仲が悪くて、対立しての亀裂が生じたわけではなく、方向性の違いとか、そういうところであったので交流はあったし、折に触れ、一緒にレコーディングもしていたりなんかして。
んでもって、1995年に一時的に再結成したり(すぐに休止)、エリックを中心として、新しいメンバーでツアーを行っています。だから、まあ…活動休止中ってことになるのかな。完全に解散したわけではないって感じ。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/01/19 掲載記事より転載