The Kinks - You Really Got Me / ユー・リアリー・ガット・ミー - 1964
ユーリガッミッッ♪ ユーリガッミッッ♪
としか聞こえない「ユー・リアリー・ガット・ミー」
1964年発売のザ・キンクスの曲で、キンクスはブリティッシュ・インヴェイジョンのグループ…という位置付け。
昔から、よく聞く機会のあった曲だけども(当時ラジオで)、その後のハードロックやメタルに大いなる影響を与えた曲の一つだったりします。
して、ヴァン・ヘイレンが1978年にカバーしたことでリバイバルヒットして、中にはヴァン・ヘイレンの曲と思っている人もいたりするのであーる。
そんなこんなの、オリジナルバージョン
「You Really Got Me」1964
耳に馴染んでいるのはこれですね、やっぱ。
ちなみに「You Really Got Me」を直訳すると、
「あなたは本当に私を手に入れました」になるww
日本語にするのが無理があるのかな~ニュアンス違うから。
Van Halen カバー 1978
これがいっちゃん有名なカバーですね。ヒットもしたし…
こっちはこっちでいいよねん。エディのギター冴えてるし。
(アンソニーも忘れてないよ)
13th Floor Elevators カバー 1966
801 Miss Shapiro カバー 1976
Robert Palmer カバー 1978
ロバート・パーマーもカバーしてました。ヴァン・ヘイレンと同じ年に出してますね。
シーナ&ロケッツ カバー 1991
他にもメタリカとか、ライブでセッションしてたりする。
でも、オリジナルのシンプルなシャープさが一番いいような気がするかな。うん、私はオリジナルが一番好きでゴンス。
さて、キンクスはイギリスのバンドで結成は1964年。
レイ(リードボーカル&リズムギター)とデイヴ(リードギター&ボーカル)のデイヴィス兄弟が中心となり、他にベースのピート・クウェイフ、ドラムのミック・エイヴォリーが加わってのスタート。兄弟以外はメンバーが入り代わり立ち代わり。
バンドの名前は、ラムロッズ、ボー・ウィーヴィルズ、レイヴンズと変遷して、最終的にザ・キンクスに落ち着いたわけですけど、これはメンバーがつけたものではなく、マネージャーとかプロモーターなどの外部の人からの命名で、由来としては「Kinkiness」=変態という意味。
そんなこんなで「僕たちは変態と呼ばれたくはない」とメンバーには不評だった模様。
「Long Tall Sally」1964
こちら、デビューシングルです。おなじみ、リトル・リチャードのカバー。
「Day And All Of The Night」1964
「Tired of Waiting For You」1965
「See My Friends」1965
インドのボンベイに立ち寄った時にレイが書いた曲。
ザ・フーのピート・タウンゼントに影響を与えました。
「A Well Respected Man」1965
「Dedicated Follower of Fashion / キザな奴」1966
「Sunny Afternoon」1966
「Dead End Street / 危険な街角」1966
「Waterloo Sunset」1967
「Autumn Almanac」1967
80年代以降は人気が低迷してしまって、商業的にも立ち行かなくなり、ロックの殿堂入りを果たしたものの、相次ぐメンバーチェンジと兄弟の分裂で、どんどん過去のバンドになっていき…
キンクスから影響を受けたミュージシャンは数あれど、どうにも復活の兆しないまま。それでも、なんとか形を保っていたものの、残っていたメンバーも高齢になり、鬼籍に入っていく人が次々と。解散の機会を持たないままに、惰性で続けている感じなのかしら。はい、今も一応続いているのが奇跡のバンドでもあります。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/10/13 掲載記事より転載