Group-Lessons-Report⑤
F・Tさん【2013年度レポート】
「パートナーの信仰する宗教や、その信念を受け入れられず、拒絶する」
この問題はパートナーと出会った五年前から自分の中で消化出来ずにいたことでした。パートナーは決して私に宗教を勧めたりせず、私が嫌だと言った事に対して理解を示し、受け入れてくれました。私と言えば、パートナーの話も聞かずに、拒絶するばかりで、宗教に対しての勝手な思い込みや先入観、嫌だと思う感情に振り回され続けていました。
私の態度でパートナーに嫌な思いをさせていました。そのことを頭では分かっているのに、自分を変えられない事に焦りと苛立ちと自己嫌悪ばかり感じて過ごす日々でした。この五年間、パートナーのことを少しずつ受け入れては、また感情に振り回されて、反省や内省を繰り返してきました。その事を振り返った時、大きく変化したと感じられたのはこの一年間でした。
一緒に学ぶスクールのみんなが、どんな風に感情をコントロールしているのか体験談や、考え方を聞かせてもらいました。スクールではみんなそれぞれの悩みや問題と向き合っています。だからこそみんなの体験や、考え方にはたくさんのヒントがありました。
一番のヒントになったのは、自分の感情を受け入れる事。感じている事を否定しない事でした。これまでの私はパートナーへの自分の感情を受け入れているつもりになっていただけで、本当は自分の感情をどこかで否定し続けていたのだと思いました。頭の中ではきちんと出来ていると思い込んでいたのです。
自分のパートナーへの言動に初めは上手くやれていると思っていても、どこからか違和感を感じ始めて、また感情をコントロール出来ずに相手にぶつけている。自分のことを認められないのに、相手を素直に認めることなどできない。これはそういうことに繋がっていると深く納得できました。
今までこんなに考えても分からなかったことなのに、みんなそれぞれの悩みや、抱える問題に、それぞれの考え方を教えてもらうことで、そこからまた自分なりに考える機会を与えてもらえました。人はそれぞれ違う考えを持っている。スクールを通して、そこに触れられたからこそ、今までとは違う視点で自分の問題に向き合えました。次こそは、必ず出来る気がする。そう、自分の中で不思議と確信できました。
自分の中に生まれる感情を押さえ込むのでも、否定するでもなく、大切にする。その選択を選べたことで、素直にパートナーの気持ちを大切にしよう、
そう心から思えるようになりました。そして、自分勝手な思い込みにも冷静に向き合えるようになり、手放すことができました。
まだまだ未熟な部分も多いですが、心からパートナーを思える自分を見つけられた事が、私にとってはとても大きな成長でした。スクールのみんなが居なければ、ここにはたどり着けていません。一人では、まだまだ感情に飲み込まれ続けていたと思います。
自分の問題を通して、私はスクールのみんながそれぞれにこの一年間、自分の弱さやネガティブな思考と向き合ってきたのだと感じました。ダメだとレッテルを貼った自分を、それも自分の一部なんだと認めること。
弱い自分もいる、間違う自分もいる。私自身もですが、以前までならそこで足踏み状態だったのが、では次にどうしたら良いか、自分はどうなりたいのか。そういう視点を持って、自分の問題と向き合ったり、他者の問題を考えたりしようという姿勢に変わってきたように思います。この姿勢の一歩が、相手を思いやることに繋がるのだと気付くことも出来ました。
F・Tさん【2015年度レポート】
今年で、私も30代になりました。スクールに通い始めたのは20代前半。キッカケは自分の思い悩み癖がひどく、自信がなかったこと。そして、自分自身を知ってゆけるヒントが見つかるかもしれないと思った所からです。スクールを通してスピリチュアルの知識や自分を深く知る、考える為の課題を積み重ねてゆく中で、自分の何を知り、気付き、どんな事が変化したのかを主にこの2年を中心に振り返ります。
◎グループレッスンでの学び→自分意識から他者へ
・チャクラヒーリングにてクラスメイトとペアになって
第1から第7チャクラの順番に互いをヒーリング、サポートする実習がありました。チャクラには過去世で作ったエレメンタルが詰まっています。
主に私のチャクラからは多くの恐れが溢れてきました。社会から切り離されて孤独に生きる辛さ。愛する人に受け入れてもらえないこと。家族の愛に飢えていたり、宗教戦争の中で命を落とすこと。魂は同じであっても、人生が違えば心は違います。
それぞれの人生の中で抱える痛み、苦しみもそれぞれです。クラスメイトのチャクラヒーリングをさせていただく中でも、今抱える悩みが過去世から繋がっているものであったり、癒されずにいる部分であったりと、ひとりの人間には本当に多くのドラマ、人生があり、互いに関係しあいながら生かされているのだと、間近に触れることを体験させていただきました。
過去世を通して自分が感じた痛み、苦しみ。それは今もこの現実で誰かが抱えている想い。これまで自分の痛みにばかり意識がいっていたのではないか?ハッと目が覚める思いでした。この経験を通してこれまで以上に誰かの痛みを少しでも理解し、気付ける人間になりたいと強く思いました。
・スクールでの課題を通して
私の思い悩み癖はネガティブな感情に捕らわれて動けなることでした。考え込みすぎて肩に力が入り空回りすることも多いです。まずは私自身がどうしたいのかをハッキリさせること、そして目標や目指す場所を決めて認識すること。これは私がとても苦手な分野で、レッスン中に行った未来の自分や、この先どうなりたいかという課題でいつもペンが止まっていました。その中でも気づきに繋がった【自分をセルフプロデュースする】というものがありました。
自分が心から幸せと感じるのはいつなのか?自分がこの世の中で、他者のために出来ること、してあげたいと思うことは何なのか?スクールに通い始めた頃の私ならば、何も思い付かず、自分なんて・・・と思っていたと思います。けれど、スクールに通い続けてきた中で、出会う人達や、クラスメイトの方々が私の笑顔の良さを何度も伝えてくれました。人生を振り返った時、自分には何が出来ていたのか。
友人や家族、周りの方に何をしたいと思ったのか。それは「一緒に笑うこと」「笑顔になってもらえるサポートをすること」でした。昔から思い悩み、泣き虫でもあった私を理解してくれた友人の優しさ。そのままを受け入れてもらえたこと。その時、どれだけ自分の心が救われたのか。その経験が今、私に力を与えてくれていたのだと改めて自覚することができました。今後も自分が与えられる物、出来ることを増やしてゆきたいです。
◎仕事を通しての学び→働く事で自分を生かす、相手を生かす
・病気を通しての気づき
2013年、私は一時的にパニック障害になりました。原因は初めて行う仕事に緊張していた事もありますが、精神的に自分自身を追い込むような間違った思い込みや考え方を続けた事です。仕事を順序立ててこなせない。とにかくやらなければという気負いすぎるプレッシャー。当たり前の事が考えられなくなって、頭も体も動かない。感情が上手くコントロールできなくなり、表情がなくなりました。
しかし、そこから自分にとって仕事とは何なのかを考える事が出来ました。
心身ともに健康的に笑顔で働けること。自分の接客でお客様に喜んで頂けること。職場のメンバーと気持ちよく働けるように心遣いすること。
そのどれもが自分にとっての喜びであり、やりがいにつながっている。それまで自分が行ってきた接客という仕事に心から感謝を示すことが出来るようになりました。そして、今まで仕事を通して関わって下さった上司、同僚、後輩にも遡って感謝を感じるようになりました。
・相手を受け入れること
2014年、2015年と振り返った時、いつも人間関係でつまずく時期がありました。それは短期アルバイトさんが来て下さる10月から12月の時期です。何故か私の苦手とする我の強いアルバイトさんが入ってきます。すると、 私の中にある支配欲や、傲慢エゴイズムが動き始めるのです。
エゴイズムとは戦ってはいけないと頭では解っていても、感情では、やりにくい、嫌だな、関わりたくないという感情が湧いてきます。
そんな時、スクールのクラスメイトが
『エゴイズムからではなく相手の為を思って、
愛を持って仕事を教えたり、育てたりしているか?』
と伝えてくれてはっと我に帰りました。
私はアルバイトさんに対して、何を与えていたのだろう?何も与えていないのに、返ってくるはずもない。本当に思いやりを持って接していたのだろうか?その事がキッカケとなり、私はアルバイトさんの性格、ペースを見て、
どんな風に伝えたら良いか、どんな風にサポートすれば楽しく一緒に働いてくれるかに意識を向けて接するように務めました。
私自身がどれたけたくさんの方の優しさと、フォローに支えられて働かせてもらってきていたのか?不得意もあるからこそフォローしあい、得意な所を伸ばしていこう。相手をそのまま認める事。本当は相手は自分自身そのものだということ、写し鏡でしかないと、心底感じ、学ぶ事ができました。
◎パートナーとの関係→相手を尊重し、共存すること
・相手を理解する事
2年前のレポートでも多く触れていますが宗教観の違うパートナーの考えを少しずつでも知り、理解する為にこの2年で自分なりに考え行動に移すことを目標としてきました。
互いの学びの本を交換して読んでみること。パートナーが悩んでいる時に話をただ静かに聞いてみること。宗教に関係する話でも理解に務めてみること。2010年頃の自分はただ相手を拒絶するような言動ばかりでした。
そこから比べてみると、少しずつ相手を認め、互いに歩み寄ることが出来始めてきました。しかし、まだまだエゴイズムに流されて自分を正当化したり、相手を責めてしまうことがあります。
◎2016年からの課題
振り返ったことでより明確にこれからの課題が見えてきました。
・思い悩み癖を更に改善してゆく
この癖がパニック障害にも繋がっていたと感じています。まずは肩の力を抜き、落ち着くこと。冷静になる回路を強化して状況を見極められる心のゆとりを持つことを目標とします。
・不要なネガティブエレメンタルのミイラ化
上記の癖に繋がるエレメンタルやパートナーに対しての思い込みエレメンタルを意識的に把握し、手放してゆくと同時に対抗馬となる強力なポジティブエレメンタルを作り育てて行きたいと思います。
・明確な小さい目標を作る
ザックリでアバウトな目標ばかり掲げる癖が先の未来をモヤッとしたものにしていました。まずは1ヶ月後どう自分が生活していたいのかから目標を作ろうと思います。日々、小さな目標を声や紙に書き出し訓練を積み重ねて3ヶ月後、1年後とビジョンを明確にしてゆきたいです。
・忍耐強くなる
主にパートナーの前では感情を押し付けたりしてしまいます。買い言葉に売り言葉のケンカではなく、お互いに話し合うこと。そのために、私自身が落ち着いて耳を傾ける行動を取っていけるよう努力します。
・日々の内省とエゴイズムチェック
内省に加えて、年末にスクールで行ったエゴイズムチェックも時々取り入れて自分自身を分析、客観的に見つめる機会を増やしてゆきます。エゴイズムチェックでは自分自身の弱さや偏り、傲慢さが明確になりました。1年後、少しでもエゴイズムを手放した自分になれるようにします。
この2年間でより自分自身が見えてきたことで、まだまだ未熟者であると再度自覚しました。自分を通して他者を理解し、他者の経験から自分を見つめ、知ることも学ばせて頂いています。
今後も自分に起こることを否定するのではなく、受け止めて、噛み砕き、成長していきたいです。アルマさん、クラスメイトの方々が教えて下さった私の良さ。自信がある、ないのこだわりを捨てて、良さ伸ばし、私が私らしくこの命を輝かせて全うに生きること。私を生かし、他者の為に何ができるのか?今まで出会ったたくさんの方々の真心をお返しする為にも、前を向き、努力する自分でありたいです。