John Cougar Mellencamp - Jack & Diane / ジャック&ダイアン - 1982
そう言えば…ジョン・クーガー・メレンキャンプと言えば、メグ・ライアンと婚約したという話を聞いたけれど、その後どうしたんだろう。結婚したという話は流れて来ないが。
でもまあ、海外では婚約期間が長いカップルは多いので、そこが婚約して半年か一年以内には式を挙げる日本と違うところ。ゴクミとアレジも長いこと、事実婚状態ですしね(アレジの方が二度目で前妻との間に子もいますし)。
さてさて、脱線してないで、ジョンの話。
彼はもともとグラムロック畑の人で、トラッシュというバンドに在籍していたそう。で、デビッド・ボウイのマネージャーをしていた、トニー・デフリーズに見出されてジョニー・クーガーとしてデビュー。※本名はジョン・メレンキャンプ
ちなみにアメリカ出身のシンガーです。
ですが、化粧をして、デビッド・ボウイのようなスタイルで売り出されることが本意では無かったとのことで、レコード会社を移籍し、芸名もジョン・クーガーに変更。
「I need a lover」1979
この曲が初ヒット。
「This Time」1980
「Aint Even Done With the Night / 夜が泣いている」1981
「Hurts So Good / 青春の傷あと」1982
上記の曲など、コンスタンスにヒットを飛ばしていきます。
で、ジョン・クーガーに本名をくっつけて、ジョン・クーガー・メレンキャンプにするようになったのがこの頃。
「Crumblin’ Down」1983
「Pink Houses」1983
この頃が一番、ノリに乗ってたような気がします。
この二曲が入ったアルバム「天使か悪魔か」は、ビルボードでトップ10入りしましたし、1980年代の偉大な100枚の32位にもなりました。
「Lonely Ol' Night」1985
「R.O.C.K. in the U.S.A.」1985
そして、ウィリー・ネルソンと共に「ファーム・エイド」を始めたのもこの頃 ※困窮する農家のためのチャリティー・イベント
John Mellencamp - Longest Days (Farm Aid 2020 On the Road)
「Paper in Fire」1987
「Cherry Bomb」1987
チェリー・ポンプっていうと、どうしてもランナウェイズの方を思い出しちゃうよねん。
で、いつの間にかクーガーの部分も外して、ジョン・メレンキャンプになっていたり…まるっと本名になったって感じでしょうかね。
音楽性も少しずつ、ファームエイドの頃からアコースティックなカントリーフォーク路線になっていきました。
「Jack & Diane」1982
いやさ、この曲の頃から、その傾向はありましたよね。当時、80年代って、イギリスではブリティッシュインベイションの延長線上での、ニューロマンティックなどの新しい音楽が生まれ始めてた中で、素朴なアメリカンロックの原点回帰みたいな…そんな雰囲気の曲でした。
ブライアン・アダムスとかも、ちょっと似ているけれど。彼はカナダか…
Bryan Adams「This Time」1983
ちなみに歌詞の内容は、「ミー&ボギー、マギー」みたいな、男女の物語を語った歌詞。まんまジャックとダイアンのお話という。素朴で朴訥、シンプルだけど心に残る曲。物語の語り部的な、まるでカウボーイが歌うような・・・押しつけがましくない、ソフトな彼の声や歌い方が、この歌の良さを醸し出しているなあ…なんて思ったり。
…というわけで好きな曲。はい、アメリカンフォークな歌ですよね。
「Our Country」2006
2000年になってからも精力的かつマイペースに活動し、そして1985年頃からスティーブン・キングと一緒にブロードウェイ・ミュージカルの仕事もしているとか。
えっ! ホラー小説家のキングと??…と思う人は多いでしょうが、なんとなくわかるー 「スタンド・バイ・ミー」の世界だもん。ジョンの曲って。
で…2012年にはキングとのホラー・ミュージカル「ゴースト・ブラザース・オブ・ダークランド・カントリー」などが全米各地で上演されたそう。
「Ghost Brothers Of Darkland County」2012
録音にはエルヴィス・コステロ、クリス・クリストファーソン、シェリル・クロウなんかそうそうたるメンバーが参加。
2000年以降は、あまりアルバムを出してはいないみたいですが…もともとガンガン行くタイプでは無かったようですし、YouTubeにofficialChannelがあるのでミュージシャンとしては、これからもコンスタンスにマイペースにやっていくのでしょう。ファームエイドは今年も開催されましたし…
古き良きアメリカの田舎…そういうのを連想させる曲をたぶん、これからも作っていく人なのだろうなあ。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/10/01 掲載記事より転載