bond - viva! / ヴィーヴァ! - 2001
女子十二楽坊と言う、中国はアジアのクロスオーバーバンド(グループ)なんかもいますが、今度は同じユーラシア大陸の西、西洋のクラシカル・クロス・オーバーバンドをば…
ボンドと言っても、
クロスオーバーが流行ったときに、CMとか主題歌とかのタイアップ作品や、癒し系オムニバスCDに収録されていましたが…昨今の人はボンドのこと、あんまり知らないかもです。
ボンドの結成は2001年。オーストラリア人とイギリス人の女性4人からなる、ストリングカルテット(アコースティック・バンド)です。
ちょっと前、クロスオーバーが流行ったときに、CMとか主題歌とかのタイアップ作品や癒し系オムニバスCDに収録されていましたが、昨今の人はボンドのこと、あんまり知らないかもです。
「Victory」2001
こちらがデビュー曲、インパクトありました。
エレクトリック・ヴァイオリンやサイレント・チェロを使用しているのが特徴で、アコースティックなストリングカルテットとは言っても、楽曲のほとんどは打ち込みやサポートメンバーによるバッキングが加えられていて、弦楽四重奏は形だけのものとなっています。
クラシックの名曲をベースとしたアレンジ曲がほとんどなので、ジャンルとしてはクラシカル・クロスオーバー。
本来は座って演奏するチェロを立奏で演奏するなど、衣装だけでなく、パフォーマンス、ビジュアル重視なバンドなのでした。
「Wintersun」2001
「Shine」2002
この曲はスバル(富士重工業)のWRCラリージャパン開催記念のCMに使用されました。
「Fuego」2002
「Speed」2002
クラシカル・クロスオーバーと言うジャンル誕生のお陰で、お高く近寄りがたかった(退屈な?)クラシックや伝統音楽が、とても聞きやすく、身近なものになりました。
大衆的と言うのとはちょっと違うけど、何ていうか、親しみやすくて、楽しくなったってのかなー
サラ・ブライトマンやフィリッパ・ジョルダーノとか、彼女たちの活躍もあったりするのだけど。
「Time」2003
「Winter」2001
この曲はソルトレイクシティオリンピックの、フィギュアスケート男子、金メダリストであるアレクセイ・ヤグディンが使用しましたね。
「allegretto」2003
でもって、私にとってボンドって言うとコレかなあ…
「viva!」2001
ヴィバルディの「四季」の現代アレンジ。
Vivaldi: The Four Seasons
「viva!」という言葉はポルトガル語では「住む」と言う意味ですけど、イタリア語やスペイン語だと「万歳!」と言う意味になるので、そちらの意味とヴィバルディ(Vivaldi)の「Viva」を掛けているのだと思います。して、万歳と言う解釈になる所以としては…
元々のVivaの語彙が「生きる」「生命力」と言う意味だからだそうです。
はい、ヴィバルディの四季は退屈ですけど、ボンドの曲は退屈ではありませんww むしろ好きです アレンジ成功ってパターンっっ
この曲は下記CMにも使われました。
トヨタ「ist」
これはカラオケ「DAM」第一興商のCMですね。
あとプロレスラーの…
佐藤耕平さんの入場曲にも使われているのでした。
クラシカルのオムニバスCDが大流行していた頃は、よく聞きましたが、その後すぐに落ち着いて…でも、解散したりはせずに一時の隆盛は落ちたけれども、細々とライブ中心に続けているみたいですね。一人メンバーチェンジがあったくらいで(結婚出産のため脱退)。なんだかんだ結成20年。オリジナルメンバーが3人もいて、長く続いているバンドかと。
これからも頑張り続けて欲しいですね。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2022/01/05 掲載記事より転載