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Culture Club - The War Song / 戦争のうた ‐ 1985

ええっと、曲は好きなんですけど…っていう、
私にとってはちょっと曰くつきのバンドですねww

いやさ、同級生にものすごいファンの子がいまして、
その子が彼らのFCのスタッフで、手伝いに駆り出されたりしたもんだから、私自身はファンではないのにファンの中に放り込まれたっていうか…必然的に曲を聴いたり、詳しくならざるを得なかったバンドですっっ汗

うん。ボーイ・ジョージの声はとても魅力的で素敵だと思うし、歌も上手いし、ヴォーカリストとしては嫌いじゃないですよ。むしろ好きです。いいと思います。

でも…音楽専科の「8ビートギャグ」で扱われてたように、https://twitter.com/8beat_rock<志摩あつこさん
いじられキャラなんですよね、ボーイ・ジョージ…

大顔面キャラの、ぼーい・ぢょーぢ…って言った方が、
通じるかなーww

持ってたけど手放してしまったなあ…後悔

色々と当時のことがあるから、ちょっとね。ははははは

デビュー曲はこれですね。

「Do You Really Want To Hurt Me / 君は完璧さ」1981

日本語入力で「君はかんぺきさ」と入れようとして、
「君はか」まで入れたところ「君は寛平さ」になりそうになってしまったっっっ 恐るべし変換機能。

あへあへあへ

「君は寛平さ」では、
歌詞が全編あへあへあへ・・・になってしまふっっ汗

ちなみにミュージックビデオは、裁判風景になってますけど、これって「人と違って何が悪いの?」という意味合いで揶揄になりますですね。

未だとLGBTって認知されているけれど、当時はまだまだ厳しかったし、男性が女装しているのって叩かれる元でしたから。ゲイやレズビアンに関しては、この頃からカミングアウトする人が増えてきたかなあ。
その前にはビレッジピープルもいたけど、まだまだイロモノ扱いで。フランキーゴーストゥハリウッドは全員ゲイですけど、最初からオープンにしてたものの、やはり叩かれること多かったかしら。

ちなみに彼らは国籍では全員イギリス人だけど、人種的には白人(アイルランド系ケルト民族とアングロサクソン)とユダヤ人とジャマイカ系黒人というバンドで。うち3人がゲイなのでした。※ロイだけ妻子持ち。

「Karma Chameleon / カーマは気まぐれ」1983む

彼らというと、まず真っ先に思い浮かべるのがこの曲ってくらい定番で、イメージを形作った曲だとも思います。

かまかまかまかまかまかま、カマドウマ♪ とか

かまかまかまかまかまかま、おかまちゃーん♪ とか

替え歌も流行りましたねっっ汗

ちなみに「カーマ」というのはサンスクリット語の、
「カルマ」のことですけど…
日本語だと「業」と訳される意味合いのあれです。

それが、こんなお気楽でノリのよいメロディで歌われると、こうなる…的な?

「Church Of The Poison Mind / ポイズン・マインド」1983

世界は毒な考え(過ち)で満ちている…
これ、キリスト教に対するアンチテーゼで皮肉なんですね。ブラックジョークと言うのかな。彼はキリスト教徒だけど、キリスト教を批判しているわけです<同性愛を罪だと糾弾していたり、異教徒や異端を迫害したり人種差別を助長しているから 
よく放送禁止にならなかったと思うヨ。

「It's A Miracle / イッツ・ア・ミラクル」1983

「Miss Me Blind / ミス・ミー」1984

これね 「メラメラと燃えているー♪」だったけっっ
確か三島由紀夫の「炎上」すなわち「金閣寺炎上」にインスパイアされて創った曲だと思ったけど。

映画「炎上」

「Mistake No. 3 / ミステイク・ナンバー・スリー」1985 

タイトルは「第三の過ち」なんですが、これはキリスト教と人類の過ちのことらしいです。
第三文明? ファチマ第三の預言? 何かムーくさいなww

MVはタロットカードの構図になっていて、「教皇(司祭)」が否定している「女教皇(司祭)」の存在を表わしています。
彼がゲイであるが故の、このセレクトですけれど。
日本なら女天皇って話ですね。愛子さま推しみたいな?

そんな風に彼は結構、キリスト教とか色んな事を揶揄する、社会風刺な曲をたくさん作っているのでした。
ここ意外と知られてないですけどね。


さて、彼らの歌で、一番好きな歌というと、実は…

「Time (Clock Of The Heart) / タイム」1982 

この曲だったりするんだけど…

今回はこの曲をタイトルに持ってきた。

「The War Song / 戦争のうた」1985

日本語で一部「せーんそう、はんたーい♪」と歌われていたりします。

して、彼らは戦争反対、差別反対な平和主義者です。
アフリカの飢餓に対する支援のための企画、バンドエイドにも参加しており、ジョージが歌い出しを担当していましたね。

Band Aid 「Do They Know It's Christmas」

そんな感じで、スティング(自然保護活動)、ボーノ(社会運動、人権運動)やポール・マッカートニーほどには、熱心では無かったけど、自らの音楽を通じて、キリスト教社会や理念、聖書やその教えと思想に対する批判や性差別と人種差別に対する異議を唱え、貧困問題や平和運動を問うてきたバンドでもありますね。


で、日本語や日本のモチーフが彼らの曲に度々出てくるのは、ボーイ・ジョージがめっさ日本びいきだったんですよね。日本文化に憧れてて、仏教・禅の精神が好きでね…
キリスト教から仏教へと改宗して、確か一時托鉢業とかもされてたかなあ。(なんで托鉢?と思わなくはない)

とはいうものの、
クスリ(コカイン)に手を出しちゃダメだぞう。
今は立ち直っていると思うけど…

そうそう、彼の記憶では、過去生に日本人だったことがあるそうですよっっ汗 まぁだからアジア文化、とくに日本文化へのオマージュがあり、日本語もたまーに出てきたりするのですけどね。日本人の友達も多かったし。

そして、日本のビジュアル系バンドの中でも女装をする男性、いわゆる男の娘の元祖ともいうべき、SHAZNAのIZAMですが…彼はボーイ・ジョージを見て
「男が女装してもいいんだ」と目覚めたそう。

SHAZNA 「Melty love」

うんとー 
ヴィジュアル的には綺麗だけど、
歌はその…うむ なんだ ダメだな。

なので、ボーイ・ジョージ、そしてカルチャークラブというバンドがいなかったら、IZAMもSHAZNAも生まれなかったし、イギー・ポップやデビッド・ボウイやアダム・アントみたいな、化粧する男性はいても(忌野清志郎とかジュリーとか) 女装して女装メイクで歌うシンガーや、バンドは生まれなかったのかもかも? ※あ、イギーは女装はしてないか

(それでも、彼らはゲイでもバイでも無かった。
フレディ・マーキュリーやジョージ・マイケルがそれで苦しんだように、ゲイやバイをカミングアウト出来ない人々は当時はまだまだたくさんいたのです。)

今はカーネル・サンダースになりました

いやさ…出てきても、もっと後だったかもなのです。

そういえば吉田拓郎が、
このIZAMの女装姿のポスターを見て…
「かわいいなあ、いい女だなあ」と惚れたそう。
だがしかし、歌を聞いたら声が低くて男だと知って…
「だまされた!!」となったとかww
※LOVELOVE愛してるでバラしてましたね

さてさて…一度解散したけど、
2014年にオリジナルメンバーで再結成しました。
すっかりみんな、ジー様になりましたけど、
元気そうで何より。

でもって、
ボーイ・ジョージは「デッド・オア・アライブ」のピート・バーンズと親友で、彼が亡くなってお葬式が出せないという時、自費でお葬式出してあげたんだよねー いいやつだ!
(その昔、大顔面だなんて言ってごめんなさい)

ピート、その死は早すぎたよ!

そうそう、ボーイ・ジョージの逸話でこんなのがあります。
当時、マイケル・ジャクソンは、ポールやスティービー・ワンダーとデュエットしてたりしてたんですけど…ある日、ボーイ・ジョージにも一緒にやろうよ!って持ちかけたんですよね。ジョージの友人だった人から聞いた話です。

真夜中のイギリスの自宅に掛かってきた電話に出ると、
「はい!ジョージ! ボクだよ、マイケルだ。ボク、いいことを思いついたんだ! 君とボクとで一緒に曲を作って歌うんだ! どうだい? いいアイデアだと思わないかい?」
そう、上機嫌いやつ能天気にのたまうマイケルに、睡眠を邪魔されたボーイは切れてしまって、「NO!」と一言言って、受話器を叩きつけたそうですwww

マイケルらしいエピソードですよねwwww
アメリカはカリフォルニア州とロンドンの時差くらい、考えろよって話でっっ いやさマイケル天然過ぎ。

さすが天然マイケル

して、4人は今も仲良しみたいで善き事です。
なんかロイがむさくなったなあ。ジョンはアレだ。マイキーだけ年取ってない気がする。


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/01/08 掲載記事より転載


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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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