King Crimson - Epitaph / エピタフ - 1969
エピタフとは「墓碑銘」のこと。
タフなエビのことではないですぞよ。いや、そんなん誰も間違えんてっっ
本来の伝統的なケルトの祝祭、ソーウィンという日にはぴったりな曲かなあ…
ハロウィンというのは、ソーウィンがキリスト教化して、さらにアメリカに渡ってから、子どもイベント及びドンちゃん騒ぎに進化して、したてられたものだから。
はい、元々のソーウィンは祖先や死者のために祈りを捧げる日で、同時に人間のために「命」を捧げてくれた動物たちの死(犠牲)に感謝する日でもあるのです。
仮装してパレードしたり、お菓子をもらいに練り歩いて、パーティして騒ぐ日ではないのですよ、ホントはね。
そういう不謹慎なことしていい日ではないのよ。
祖先の霊を呼び出す儀式(降霊)をする日で、お盆だから。
さて キング・クリムゾン。
略して、キンクリとよく言われます。(クリキンではありませんっっ クリキンだと別のバンドになってまうw)
キンクリはイギリスのプログレバンドです。
結成は1968年。
50年以上も活動している、息の長いバンド(途中ブランクあり)で、中心になっているのはリーダーのロバートだけども…例にもれず、メンバーチェンジが多くて、音楽性もそのアルバムごとに変わります。
進化しているって言えばいいのかなー
「21st Century Schizoid Man」1969
実は私、そんなに聞きに行ったバンドではない。
昔「キング・クリムゾンの宮殿」聞いたくらいかなあ~
プログレは好きなんだけども、はまるところまで行かなかったっす。知ってるって程度、さわりだけで終わってるバンドですっっ
「Elephant Talk」1981
でも、このキンクリから派生したバンドというか、その後エマーソン&レイクパーマーとか、イエスとかエイジアとか…
そっちに流れていくミュージシャンが生まれていたりする。
Emerson, Lake & Palmer「Nut Rocker」1971
Yes「Close To The Edge」1972
Asia「Go」1985
「Epitaph / エピタフ」1969
この曲はね、歌詞がちょー好きです。
曲は長くて、だるだるなとこもありますけど…歌詞が、19世紀のドイツの詩人が書きそうな詩だなあって感じがする。
そこんとこ、アメリカ人はまず書かない歌詞なんだよね~
(ワーズワースとかロバート・ダウニングとか、イギリスの田園風景詩人たちとも、バイロンなんかとも違って、神経質で根暗なドイツ詩人が書くような詩。例えばハイネとかねー)
アルバム「キング・クリムゾンの宮殿」はなんつーか、ピンク・フロイドの作品に共通するものがあるよねん。
まぁ、同じブリティッシュで、プログレ畑ですから。
「Moonchild / ムーン・チャイルド」1969
そして、陰鬱さを感じさせるのが特徴かもなあ…
晴れる日が少なく、ほとんどが曇りって、そんなお天気ばかりのイギリスだからって感じ?
「The Court Of The Crimson King / キング・クリムゾンの宮殿」1969
そうですね、今改めて聞いてみて、このアルバムだけで終わってしまったことをちょっと後悔。その後のアルバムとかももっとちゃんと、当時聞く機会を持てば良かったなあ。
「Fallen Angel / 堕落天使」1974
と、いうわけで今からでも遅くはないので、じっくり聞いてみるかー
「Happy With What You Have To Be Happy With」2002
少し曇りがちの、どんよりした秋の夜長に聞くには、ピッタリなバンドかもん。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/11/01 掲載記事より転載