和田アキ子 - あの鐘を鳴らすのはあなた - 1972
和田さんはもったいない人ですよね。
シンガーとして、とても素晴らしい喉と声、声量や歌唱力があって、そしてパワフルなソウル魂を表現できる実力をお持ちなのに‥‥
うん、まあ…確かにミュージシャンが司会業や俳優業とか、エンタメの分野で幅広く自らのマルチ的才能を発揮するパターンは数あれど。でも、ちょっとね。なんていうか、司会だけならいいけど、その姿勢は、自らの歌手としてのキャリアと歌を傷つけているというか…道に背いている気がするなって思っちゃう。宝の持ち腐れっていうのかな。
色んな意味で残念な方です。まあ、食べていくための仕事をすることの方が肝心な時代ではありますが。なんかな、日本の芸能界の問題なのか、事務所の方針というか問題なのか、せっかくの素晴らしい才能あるシンガーを活かしていないのが、日本のエンタメ業界なんだろうな。
さてさて…歌。
「どしゃぶりの雨の中で」1969
「笑って許して」1970
「古い日記」1974
シンガーとして実力あるのにも関わらず、日本の芸能界、エンタメ業界が未成熟であったがために、不遇に甘んじた人って多いですよね。
和田さんも、国がアメリカであったなら、シンガーとしての道を究められたと思うのだけども。女優として映画やテレビに出たり、バラエティーに出たりと、資質が生かされない、もったいない路線に行かされてしまった人の代表格のような気がする。
映画「女番長 野良猫ロック」1970
こんなん出る意味あったのかなあってっっ
「うわさのチャンネル」1973~
まぁ、これ見てはいましたけど。確か、犬がものすごく苦手なのに、いつも犬をけしかけられていましたね。今だと非難轟轟で炎上するの確実です。犬にしても、お気の毒でした。
なので、お茶の間ではバラエティの人と言うイメージがすっかり着いてしまった。
「スクール☆ウォーズ」1984
梅宮辰雄さんの奥さん役が印象的でした。
して、必殺シリーズにも出ていましたね。確か「翔べ!必殺うらごろし」で主題歌も歌われてました。
「愛して」1978
「愛、とどきますか」1992
野口英世博士を取り上げた映画「遠き落日」のこちら、主題歌でした。
そして…
「あの鐘を鳴らすのはあなた」1972
やっぱ、この歌はいい歌ですよね。歌詞もいいし、和田さんが歌ってこその歌でもある。作詞作曲は阿久悠さんと森田公一さんのコンビ。
これもまた、永遠のエバーグリーンな曲と言っていい。人生の応援歌としてCMにも使われましたしね。カバーもたくさんされています。
はい、そんなんというか~こんな風にちゃんと歌える人なんだから、活動の方向性がズレてて、あたらもったいないなって…いつも思う人なのであります。
「Georgia On My Mind / 我が心のジョージア」
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/05/01 掲載記事より転載