スピリチュアリズムはスピリチュアルにあらず
日本語にすると、スピリチュアリズムは「心霊主義」
スピリチュアルは「霊的」という意味合いになります。
何かというとスピリチュアル「霊的」という言葉を口にするものの、肝心要の「心霊主義」というものを理解していず、本質を知らないという人は多いかもしれません。
ちなみに皆がスピリチュアルと言っているものは、正しくは「スピリチュアリティ」(霊性)のことだったりします。使い方が間違って広まったというべきか。世間一般にスピリチュアルと言っている人は、ジャンルを表す言葉としてスピリチュアルという用語を使っている人が大多数です。
で、スピリチュアル(スピリチュアリティ)とスピリチュアリズムはまったく違います。
私が教えていることや実践していることは、
スピリチュアリティを含んでいてもスピリチュアルにあらず、です。
バックボーンにあるのは、スピリチュアリズムなので。
何がなんだか、違いがわからん。。。て人、多いでしょうね。
スピリチュアリズムが発生したのは19世紀ではあるけれど、実のところ、このムーブメントはグノーシスの教義の復活が目的で起こされた計画的な働きかけだったりします。
誤って広まってしまった霊的教義を正すこと、そして宗教が社会において道徳的規範の模範とならず、もはや意味をなさなくなってしまったことから、
どんどん唯物主義に染まっていくことに危機感を覚えた、透明なヘルパーさんたちが(すでに解脱した人々)
「地上をどげんとせんとかアカン!」
と言ったかどうかは知りませんが、とにかく…そんな使命感から立ち上がって、いろいろと準備をして(それこそ100年位)、当時アメリカとイギリスという、影響力の強い先進国において、それを興すことが始まったわけです。
だって、肉体を持っていない人々は、肉体を持っている人々に対して働きかけるのがとても大変なのです。ものすごいパワー、エネルギー量が必要という意味で。肉体を持った、生きている人間の意志だけでは無理ですし、肉体を持っていない存在の意志だけでも無理。双方向からの働きかけというか、一致がないと…というのがありました。
地上に生まれてメッセージを伝える役をする人が、ちょうどいい場所に生まれないととか、あれやこれや打ち合わせと「調整」が必要になるわけです。
解脱した人々はあくまで中心部にいる人たちのことで、英語で言うとアセンデッドマスター。このマスターレベルの人材に関しては何しろ人手不足だから、解脱してない人もメンバーにいます。これはグループで自主的に活動してて、何個か目的別にあったり。日本語だと霊団と訳されます。無給のボランティア的活動で現実界に例えるとNGOとかNPOみたいなもの。もっとも有名なのは神智学にも良く出てくる白色同胞団(ホワイト・ブラザーズ・フッド)になりますかね。
ここが一番スケールが大きいことをしていまして、歴史も古く、規模も大きく人数も多い。例えていうなら、国連とか赤十字やユニセフみたいなもんです。白色同胞団以外にも、そこから枝分かれした、ちんまりした団体だとか、それなりにあります(マーシーバンドとか>音楽バンドではありません)。みんなそれぞれ担当エリアとか分野があって、相互協力しあって働いています。地球外からの助っ人もいたりしますが、それはまあ一部。
この辺りは置いておいて・・・
そもそも、私たちが何故この地球において、
人という器を持って存在することになったのか・・・
人間が人間として生まれてきた目的とは?
最終的な目標、究極のゴールとは?とか・・・
そういうことを最初、人間はなんとなく覚えてたわけです。なんとなくってこともなく、ちゃんと理解して、伝える役割の人々もいました。転生を重ねて人間としての人生経験が増えていくたびに、そのような記憶としての「知識」を忘れてしまうんものだから、その中でもちょっと意識高い系の人たち(笑)
つまりは神官とかそういった役職の人たちなんかが、口伝とか書物に表したりなんかして、伝えたり、教義や知識を残すことをしたわけです。
でも、「文字」がなかった時代なんか、正しく伝わらず、伝言ゲームよろしくどんどん話が歪んでおかしくなっていっちゃったのですね。
(マヤやアステカで黄金の心臓って言われてるのは、生きた心臓のことではないのです。彼らは伝えられた知識を間違って解釈してしまった。黄金の心臓とは肉体の心臓のことではなく、サイコ-ノエティカル体の中心部であり、育てる前の最初の形。神道でいうところの直霊のことで神体のこと。仏教だと宝珠。そんな風に本当の意味を解釈できる人がいなくなってしまった)
神話や伝説はその名残でしょうね。
色んな大陸で、様々な文明にて、それは記録されていたものの、かなり原本(オリジナル)というか真実に近い形で最後まで伝承されていたのは、エジプト文明だったかしら。その頃には地上というか人間はかなり堕落していて、霊性は低いものになりつつあり・・・だから、一般の人々にその知識を伝えても、エゴイズム的解釈をされてしまうのがオチなので、アトン神殿の神官と一部の王族たちだけに伝えられていました。
エジプトではその「教義」は神殿の壁に絵で描かれており、モーゼがエジプトを出る時、それを模写して持ち出した人がいて、それが「カバラ」となり、ユダヤの教義になりました。モーゼはまあ、ちょっとはその絵の意味を理解できた人のようですが、ほとんどの人はちゃんとした意味を理解できてなかった。だから誤った解釈、意味がここでも伝承されることになっちゃった。
例えば、カバラでは「人は神になるために生きている」とされています。
でも、そこは合っていますけれど、肝心なとこが抜けていますし、かなーり誤解釈されています。生命の樹の絵も間違って模写されているようで、オリジナルと差異があります。まあ、慌ててたんでしょう。逃避行の直前でしたし。
だから、このカバラ・・・
もともとの教えが正しく伝わってないものだから、
この教えを探究した現代魔術はどうなってしまったのか?
間違いだらけです。
ちなみに賢者の石は人間の身体の中にあって、私たち人間が育てていくもの、だったりします。身体の外にあるものではないです。取り出すことも出来ません。
ああ、大天使たちは自由自在に使えたりしますね。
けれど、彼らはそれを持っていないし必要ともしない。
エジプトの壁画(ベンバイン・タブレット)から写し取った「教義」をバイブルのように持ち歩くために、タロットのもとになったものが創られたわけです。タロットが何故78枚なのか。本当は足りない部分があります。写し忘れている部分があったってこと。
サイキカル界の49層とノエティカル界の49層、
そしてマテリアル界の1層。サイコノエティカル界の1層。
この数自体も教義なんだけども<100と99
アトン信仰が滅び、アメン信仰が優勢を誇ったとき、それまでかろうじて、かなり真実に近い形で地上に伝わっていた教えは滅びてしまった。「教義」の正当な継承者でないものたち…ユダヤ人たちが持ち出した「写し」は不完全で、きちんとした教えを受けてなかったものだから、間違って、誤解されて解釈されるままに、そのまま定着してしまい、広まってしまいました。
ちなみに代々のアトン神殿の神官たちの中には、後にエドガー・ケイシーという名で生まれたものもいます。アトン信仰への弾圧が始まったころの神官には、後にプラトンそしてレオナルド・ダ・ヴィンチそしてバッハとして生まれる存在もいました。彼はキリスト(ジョシュア・イマニエル)が誕生したときにも、その地にいたのです。なので彼の絵画は記憶の産物。もっとも正確に当人たちの姿形を伝えています。
キリスト・・・ジョシュアはユダヤ人が犯した過ち、間違って広めてしまった「神聖なる計画」を正しく伝え、間違いを正すために、ユダヤ人として生まれてきました。(意味取り違えてまんがな~違いまっせ~ そうじゃおまへんのや・・・と言ったかどうか知らんが)
ヨハネはジョシュアをサポートするために、生まれてきた存在(大天使)。マリアとその母エリザベスもキリストを人として生むための大天使が人に顕現した存在(でないと処女受胎で懐妊なんて出来ん)。
しかし、ここでもまたジョシュアの教えは、正しく広められることはなかったのです。キリスト教という宗教において、ジョシュアの教えは、時の権力者たち、人間のエゴイズムに利用され、肝心な部分が削られて、歪められて・・・バビロンの二の舞というのかな。
そして、それを再度正すためにスピリチュアリズムという、ムーブメントが計画されました。
「神聖なる計画」を、もう一度きちんと教えて理解させるためというよりも、それ以前の問題というか、人類のグタグダ、霊性の堕落に対して、
とりあえず、「見えない世界」に関心を持たせ、興味を持ってもらい、今一度霊性に対して、人類の目を開かせるために。
いきなり「神聖なる計画」を教えるには、人類の霊性は低くなりすぎてて、退化していたので、少しずつ段階的に行われるように計画されているのです。
例えば、キリストは12人の弟子たちにしか「神聖なる計画」についてきちんと教えてないのですが、それって大学院レベルの話(勉強)なので、一部の人にしか伝えられる段階にはなかったということです。てかーそれだけのムズイ内容をサシで教えようと思ったら、12人が限界だったってこと。理解力はそれぞれ違いがありましたけどね。ヨハネ以外は。
で…19世紀の人々には、とにかく幼稚園の年少さん、保育園児レベルのお勉強から始めないと、どうにも始まらない状態でした。
シルバー・バーチの霊訓はそのレベルの話なのです。ものすごく分かり易い道徳のお勉強からしてくれていました。まずは初心者マークの優しいお話しからという具合に。
日本のスピリチュアリズム・ムーブメントは、皆が知っているように映画「リング」のモデルになった事件、福来博士のときに起こったのですが、結果として見事に失敗してしまいました。
で、近年ようやっと、その時の失敗を教訓として段階的に進められていました。まずはオカルトや心霊ブーム。そしてニューエイジ・ブーム。その後のスピリチュアル・ブームです。イギリスとアメリカではハイズビル事件をきっかけに見識者や学識者と言った、判事とか検事とか裁判官と言った法曹界の人々、アーサー・コナンドイルのような科学者であり知名度のある作家や新聞記者、貴族階級の人などがそれらを受け入れ、賛否両論あったものの、ある程度の肯定主義者たちを誕生させるなど、世間一般から一定の認知を得られたことによって、まずまずの成果を上げることが出来ました。
しかし、日本では帝大事件の時に科学者とメディアを敵にしてしまったので、とくにメディアを敵にしないように、芸能界やエンターテイメント業界の人を見方につけるというか、そちら方面からスピリチュアリズム的な知識が認知されるように働きかけを行う必要性がありました。美輪さんも江原さんもその前の丹波さんも、その意味でそうしたスピリチュアル・ムーブメントの広報宣伝部に所属する存在で同じ霊的グループの人たち。ちゃんと後ろのバックアップを受けて、お役目背負っていますのですよ。
これもまた皆様、初心者向けの優しい話からされているわけです。
だからどうしても、高等な叡智たる真理からすると「矛盾」のある話になってしまう。
その初めの一歩を理解できた人が、その次の段階のお話に進むことが出来る人たちというわけで、難しい真理の話を理解できる(というかしてもいい人)やそのレベルの霊性に達した人は本当に少ないのです。残念ながら。
さて、
霊界と呼ばれる場所、つまりサイキカル界とノエティカル界で中間生(転生の合間)でこういう勉強は出来るんです。霊界に学校がありますので。
ちなみに20世紀になって、「神聖なる計画」のことを、ジョシュアが教えていた本当のグノーシスの教えについて、ちゃんとまとめてくれた人がいます。
でもこういう地味な話は、キレイ目なきらきらスピリチュアルが好きな人は興味ないのですよね(笑) みんなそこの情報は欲しがってないから。今はまだまだ現世利益が主流の時代ですから。
てなわけで、私が教えているのはスピリチュアリズムであり、あの偉大なる先輩たちが一生懸命守って伝えてきた知識であり、ジョシュアとヨハネが再度編集してくれた内容になります。
そして、ついでで話しておきますが、ハンドヒーリングでよく出てくる霊授という方法、このアチューンメントは、霊的エクササイズの一つとして、アトン(太陽)メン(人間)になるために、エジプトでは秘儀としてよく行われていた古代からの方法だったりします。霊格を高めていくために、ちょっとズルする方法?だったりするわけです。ズルというと語弊がありますがっっ汗
もちろん、エジプト以前の大昔から存在していた霊的エクササイズで、古典的かつ原始的な方法なのでした。
まあ、信じなくてもいいです。
てなわけで、私がやってることは、
スピリチュアルちゃうねん、スピリチュアリズムやねん。
で、こういうことを教えることになったのは、霊界の学校でのご縁と過去生でも学んでいた知識だったりするので。昔(取った杵柄)習った知識だから、馴染みやすく理解しやすいというだけだったりします。