川井 憲次 - Ghost In The Shell / Cinema Symphony「攻殻機動隊」2007
この方の作る曲・音楽の世界観もまたいいですよね~
とはいうものの、30を超えてから、アニメーションを見ることが殆ど無くなってしまったもんで(漫画は読むけどアニメに関しては興味も触手も伸びなくなっちゃってます。ただし「ハガレン」と「地獄少女」だけはハマった)、肝心の「攻殻機動隊」は見ていないんです。
この動画を見た時、単純に「かっこいい!」と思いました。アニメ作品は見てないけど、曲がもう最高にグッドじゃないですか。
トラディショナルではないけど、トラディショナルになっているっていうのかな…内容はたぶんSFなんでしょうが、古語としての万葉言葉を歌詞に持ってくるあたり、新しいと言えばそうだし、とってもセンスがいい。
歌詞の意味も、ちゃんとチャントになってるしねww
して…日本独特の歌唱法。姫神シスターズにも通じますが、民謡の方たち75人(西田和枝社中)がレコーディングに参加されたんですって。ライブでは全員ではなく、一部の方々みたいですけど。このお姉さま方をコーラスに持ってくるところもいい。
成人女性が童女の声で歌うってのが、ミソというか外国人からしたら目新しいよね。
オペラとはまったく違う喉の使い方だし、歌唱法が違いすぎるから。まぁ民謡とは言っても、流派とか地方によっても歌い方は様々なんですけど。
Cinema Symphony - Ghost In The Shell OST
歌詞の意味は、こちらに乗せてくれている人がいますので、ペーストしておきます。
Ghost in the shell - Reincarnation (Lyrics)
オープニングがこの曲で、オリガの歌う曲がエンディングだったのかしら?
Innocence
めざめの方舟
傀儡謡 陽炎は黄泉に待たむと
そして、これはこのライブのフルバージョン。
うん!和と洋の融合、いいですね! 川井さん自身がこの曲に関して、地元の祭りの音楽や使用されていた楽器がヒントだったとおっしゃってますけど…
確かに「祭り」な音楽、宴であり、神に捧げる奉納音楽だなーって気がします。歌詞そのものがそれなんだけどね。
こういうのもっともっと増えるといいな~♬
って言っても、日本は昔から他国の文化を取り入れることには貪欲で、いま日本のものとして認知されているものも、ほとんどが他国から伝来したものがアレンジされて伝わってるんだけども…
こういう、なんでもかんでも受けいれて、チャンポンにしていくのが日本の文化のいいところであり個性でもある。
まさにルネッサーンス!!
音楽のアールヌーヴォーって感じ??
Mezame no Hakobune - 百禽 HYAKKIN
F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/01/03 掲載記事より転載