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Marilyn Monroe - River of No Return 「帰らざる河」1954

マリリン大好きです❤️ 

ナイスバディでセクシーだし、可愛いし、チャーミングでたまりません。そんな風に、女性から見ても実に魅力的な女優さんです。

マリリン・モンローことノーマ・ジーン・ベイカー。彼女は惜しむかな、36歳という若さで亡くなってしまいましたが…

「All About Eve / イヴの総て」1950

下積み時代にちょい役で出てました

彼女が銀幕で活躍したのは、わずか10年。そのたった10年の間で世界的なアイコンになり、永遠のセックスシンボルとして語り継がれる伝説の女性になるとは、当人も思わなかったことでしょう。

そして、アンディ・ウォーホールが、マリリンの死去後に作成したこちらのコラージュが有名なので、マリリンは知らなくても、これは見たことがあるって人も少なくないかも。
(ウォーホールは、キャンベルスープの缶のデザインでもお馴染みのアーティスト)

本当の彼女は、
演技派に転向しようと勉強を欠かさなかったし…

(ジェームス・ディーンも学んだ、ストラスバーグ主宰のアクターズ・スタジオに通って演技を学んでいたのでした。また、ストラスバーグ夫妻とその娘であるスーザンとは、実の家族のように親密な関係で、死の直前まで連絡を取ってたり)

スクリーンの中で描かれるような頭の軽い女性ではなく、アインシュタインに会いに行ったりするような、知的な面も持ち合わせていたのですけどね。

二人の出会いは映画にもなりました

イメージっていうものは、一度ついてしまうとなかなか難しいものです。

「I Wanna Be Loved By You 」1959 

この歌はマリリンのシンボル的な歌ですよねー 
ジーン・ワイルダー監督の映画「お熱いのがお好き」の劇中歌として歌われました。

とは言うものの、マリリンのために作られた歌と言うのではなく、もともと1928年のミュージカル「Good Boy」のために作られた歌で、オリジナル歌手はヘレン・ケイン。

彼女の独特な話し方(赤ん坊の様なしゃべり方)やこの歌のスキャット部分から、「ブブッパドゥ・ガール (Boop-Boop-a-Doop Girl)」と呼ばれていて、そのキャラはベティ・ブープのモデルになりました。

一方マリリンは、ミス・ピギー(セサミ・ストリートのセクシーマペット)などのモデルにもなり、永遠に真似されるセクシーアイコンとして、そのキャラが今の時代まで生き続けてたりしますねー。

その名の通り、豚さんです

ピンナップガールからイベントコンパニオン、モデルなどを経て、スクリーン・テストに合格し、ハリウッドデビューをしたのですが…なかなか売れず、ヌードモデルやコールガールまがいのことをして、女優の道を志し、ようやくエージェントが見つかって、ヒットした「ナイアガラ」での印象的な悪女役で注目を浴び・・・

「Niagara / ナイアガラ」1953

「紳士は金髪がお好き」「七年目の浮気」などへの出演で、一気にトップスターの座に躍り出ました。

「The Seven Year Itch / 七年目の浮気」1955 

「The Prince and the Showgirl / 王子と踊り子」1957

この映画のマリリンも可愛かったなあ~

「Gentlemen Prefer Blondes / 紳士は金髪がお好き」1953

曲のタイトルは"Diamonds Are a Girl's Best Friend"

このシーンはマドンナが、「マテリアル・ガール」のMVでパロディ?として使用…つ~うか真似していましたね。

Madonna「Material Girl / マテリアル・ガール」1984

見比べてみてくださいっっ 

マドンナも勿論マリリンのファンで何故か、
「私はマリリンの生まれ変わりなの~」なんて雑誌のインタビューで言ってたこともありましたっっ(いやさ、あなた1958年生まれでしょっっ マリリンは1962年没です)

マリリンはミュージカル映画に出演することが多かった関係上、映画の中で結構歌を歌っているんですよ。

& Jane Russell「Two little girls from Little Rock」1953

これも「紳士は金髪がお好き」からで、ジェーン・ラッセルと「Two Little Girls from Little Rock」を唄っていたり。
タイトルを訳すと、リトル・ロックからきた娘。

レベッカの「リトル・ロック」という曲は、多分この曲からインスパイアを受けたのでしょうね。

レベッカCM ソニーリバティ「LITTLE ROCK」1989


さてさて…

「帰らざる河」1954

「The River of No Return」という曲ですが、Marilyn of No Return!!と言いたい!

マリリンの歌の中で、私はこの曲が一番好きです。

こんな感じでマリリンは歌がものすごく上手っていうわけではないけど、普通に上手い女優さんで、なんていうか~とっても味があるんですよね。歌声もどこか淋しげで儚げな歌い方も…柔らかで艶っぽい低音の響きもいいし、切なさと哀愁があって…それでいてふんわりと暖かくて…彼女にしか出せないテイストで色なの。

どうでもいいことだけど、共演者のロバート・ミッチャムは、俳優になる以前はロッキード社で働いていて、その時にマリリンの最初の旦那さんと同僚だった…というご縁がっっ

あと、マリリンというと、
この「Happy Birthday,Mr.President」も忘れてはいけませんねっっ

1962年5月19日

世界最高のハッピー・バースディと言われました。なんでもこの時のマリリンは、酷い酩酊状態だったということだけども…まぁ~離婚して早く結婚してよ!と、ジョンに迫っていたものの、振られたわけですし~ 
その意味でも切ないハッピー・バースディです。

この後は弟のロバートと付き合っていたようですが…

36歳は本当に若すぎた!早すぎた! 
もっと長生きしてて欲しかったっっ涙

「Lazy」1954

けど歳を取ること、容姿が衰えることを恐れていた人だから、一番若くて美しい姿を世界中の人にいつまでも焼き付けたまま…そのままの姿で覚えていてもらえるというのは、ある意味本望だったのかなあ・・・


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「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/12/18 掲載記事より転載


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