The Tymes - So Much in Love / ソー・マッチ・イン・ラブ - 1963
ザ・タイムスと言うグループのことは知らなくても、この曲を聴いたことがある人は多いんじゃないのかな…って思います。たくさんの人がカバーしているし、CMとかでも何度も使われてるし…
ぶっちゃけ、アカペラの名曲中の名曲で、アカペラをやる人ならば、絶対にカバーするはず…な、定番中の定番ソングですから。
「So Much In Love」1963
ちなみに「なぎさの誓い」って言う、邦題がついていたりしますが…最近は使われなくなって、原題で呼ぶようになりましたね。山下達郎さんもカバーしてて、こちらを先に聞いた日本人も多いかも知れません。
山下達郎 -1986 LIVE PERFORMANCE
一人アカペラをやっちゃう人って、そうそういないですよねっっww
して、こちらはアート・ガーファンクルの一人アカペラ。
Art Garfunkel 1988
Huey Lewis & the News バージョン
こちら日本公演の時のみたい。彼らはロックのイメージあるけど、アカペラも得意なんですよ。
The Spidells 1963
ドゥーワップのグループですね。さすがコーラスはお手の物。そして本家より、こっちのバージョンが好きって人が多いです。
Timothy B. Schmit 1982
元イーグルスのメンバーです。フィービー・ケイツが出演してた映画「初体験/リッジモント・ハイ 」で使用されましたね~
映画「Fast Times At Ridgemont High」1982
The Manhattan Transfer バージョン
All-4-One 1993
でもって、ザ・タイムスですが、アメリカはペンシルベニア州フィラデルフィアで、最初4人のメンバーで結成された、ザ・ラティニアーズと言う名のコーラスグループでした。
当初はナイトクラブなどで歌っていましたが、新しいリードボーカリストが加わり、その時、ザ・タイムスというグループ名に変更。
で、デビューシングルの「ソー・マッチ・イン・ラブ」がビルボードチャートで全米一位に(この曲が彼らにとって最大のヒットとなりました)。そして、矢継ぎ早にヒットを飛ばして、波には乗ったのですが、デビュー曲を超えるヒットはなかなか無く…
「Wonderful! Wonderful!」1963
ジョニー・マティスのカバーでオリジナルはこちら。
Johnny Mathis オリジナル 1957
「Somewhere」1963
「Isle Of Love」1963
「The Magic Of Our Summer Love」1964
「This Time It's Love」1967
「People」1968
一部を紹介しただけですが、それなりにというか1977年までコンスタンスにレコードは出していたようです。
てなわけで、「ソー・マッチ・イン・ラブ」以上のヒット曲には恵まれなかったようですが、まあまあ地道に活動はしていて、いつの間にか解散していたって感じなのかなあ。
と思っていたら、そういうわけではないらしい。
レコードが出てないだけで、活動自体はしていたのね。
んで「ソー・マッチ・イン・ラブ」は2001年の世紀の歌の1曲に選ばれたりなんかして。2005年にはボーカルグループの殿堂入りも果たしているとのこと。
また、メンバーのうち3人は既に鬼籍に入ってしまって、存名の2人で今も活動を続けているらしいです。そうですねぇ…もうご高齢ですもんね。
はい。確かにこの曲一曲だけでも語られるにふさわしい、そんな名曲を世に出したグループの紹介なのでした。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/10/11 掲載記事より転載