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Black Sabbath - Paranoid / パラノイド - 1970
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オジーがメンバー募集の新聞広告を出して、メンバーを募り、発起人として結成したバンドですが…彼が在籍していたのは1968から1979年の約11年。バンドの歴史が50年ですから、初期の1/4期間しか在籍していなかったことになるなー
と言う訳で、イギリス出身のイギリスのバンドで、ヘビメタの元祖とも言われていたりする。昔も今も、その道の人には神的な、圧倒的人気を誇るバンドっすね!
んでもって、バンド名ですが、最初は「Earth」と言う名前だったとのこと。ですが、ベーシストのギーザーが、ホラー映画「ブラック・サバス/恐怖!三つの顔」を観たことから、こちらの名前を採用することになったと…
映画「Black Sabbath / 恐怖!三つの顔」1963
して、デビューアルバムが、1970年2月13日(金曜日)にリリースされることに。
「Black Sabbath」1970
Black Sabbathのアルバム「Black Sabbath」の同名タイトルの曲っっ(ややこしー)
「The Wizard / 魔法使い」1970
「Evil Woman / 魔女よ、誘惑するなかれ」1970
で、2枚目のアルバムから「パラノイド」が大ヒットしてから6枚目のアルバムまではとりあえず順調だったのかなー
出すアルバムはミリオンセラーだったし、けど、オジーが重度のアルコール中毒になってから、バンド内に不協和音が漂い始めます。
んでもって、1976年頃から音楽の流れが変わってパンク&ニュー・ウェイヴ系の風が吹いてきて、そのことも相まって、メンバー間の方向性の違いとか、内在していた問題が色々と表面化することに。
そしてなんと、1977年にオジーが解雇(クビ)にされちゃうと言う事態が発生。バンドの発起人なのにっっ オジーのバンドだったのにっっっ とは言うものの、次に採用されたボーカルがめちゃくちゃ不評で。
Dave Walker「Juniors Eyes」1978
※二代目ボーカルのデイブ・ウォーカー
オジー復活と相成ります。でも、やっぱ…アルコール中毒の問題を相変わらず抱えているし、アルバムも酷評されたり、散々だったこともあって、結局二度目のクビ宣告。
The Black Sabbath Story VOL.1
で、1979年にレインボーをクビになってしまった、ロニー・ジェイムス・ディオが新たなボーカルとして加入することに。
「Heaven And Hell」1980
※2010年にお星さまになってしまったね<ロニー(涙)
これは大成功でした。だって、スバラなボーカリストだし、意外と真面目な人というのかなー ヘビメタル界の北島三郎と言われるほどの独特な歌い方(謎)。
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とにかく、すごいボーカリストでしたよ~
でも、オジーとは全くタイプが違うから、ブラック・サバスの初期の曲には違ってたよね。ロニーは、ロニーとして絶対的な存在というのかな…個性がとにかく逸脱している人だからさ。他の人のために作られた歌ではダメなのよ。
ただ、クィーンの歌なんかは歌いこなせる人かなあ…フレディとタイプは違うけど、重なるとこあるし。
で、1982年に自分のバンドを作るためにロニー脱退。一瞬、イアン・ギランが加入します。
なんかこのあたり、ループしますよねwww レインボーとディープパープルと、ブラック・サバスとマイケル・シェンカー・グループ、してスコーピオンズというように、メンバーがグールグル、ぐーるぐる入れ代わり立ち代わり…
ボーカルだけでなく オリジナルメンバーが脱退しちゃったり(ギーザーやトミー・アイオミ)、コージー・パウエルが加入したり、ロニーが復活したり…トニー・マーティンが復帰したり、ボビーが加入したりでなんだかんだ。まー海外のバンドではよくあることだけど。
「War Pigs」1970
「Killing Yourself 」1975
「Sabbath Bloody Sabbath / 血まみれの安息日」1973
「Children of the Grave」1971
とは言うものの、語れるほど詳しくないんだな、彼らのこと。ちゃんと聞いてこなかったし、うん。メタルあんまし好きでないのもあり。
オジーが居たバンドって、それだけの認識だったかなあ…随分と長く。
「Die Young」1980
「Supernaut」1972
で、1997年にオリジナル・メンバーで復活。ライブ・アルバムは出したものの、スタジオ・アルバムは出ず。ツアー活動だけ。
「Iron Man」2000
この曲でグラミー受賞して、そして2006年にはロックの殿堂入りを果たしました。
「God Is Dead?」2014
して、2016年に最後のワールドツアー。翌年2017年に、バンド発祥の地であるバーミンガムでのラストライブ。50年の歴史に終止符を打ちました。
潔いって言えば潔いのかなあ…未だに頑張っているバンドもすごいなって思うけども、区切りをつけるのもカッコイイかも。
して、やっぱブラックサバスと言えば…
「Paranoid」1970
これですかねー この曲に尽きる。最初のミリオン・ヒットです。パラノイドってパラノイアとも言いますけど、最近ではあまり使われなくなりましたが、「妄想」と言う意味で、妄想狂とか精神疾患の、心を病んだ、危ない人を揶揄して言う時に当時よく使われた言葉です。
その後、時代によって変遷はしましたが(精神分裂症と言う言い方が流行った時期もあり)、昨今だと「糖質」つまり統合失調症みたいな人のことを指しますかね。妄想狂では無い人のことも皆まとめて「あのパラノイア」みたいに、そんな風に隠語のように、頭のおかしい人のことを揶揄するとき、一括りにして、揶揄したりするわけです。
UFOの「ドクター・ドクター」の歌詞にも出てきますよね<彼女はパラノイア
この頃は精神疾患や心の病の病名が、あんまし細分化されてなくて、知られてないというのもあり、すべてを一つの言葉でまとめて「あの人は〇〇だ」って言い方してたから。この頃は、たまたま流行ってた言葉がパラノイドだったなあ…
てなわけで、わりと当時の曲の中に出てくる表現つか単語だったりします。カバーじゃないけど、グラファンも同名タイトルの曲有るし。
Grand Funk Railroad「Paranoid」1969
で、ブラック・サバスはなんだかんだ後世のバンドに多大なる影響を与えているので、曲は色んなバンドにカバーもされてます。
Megadeth「Paranoid」カバー
Pantera「Planet Caravan」カバー 1994
※パンテラがパンチラに見えてしまったっっ
Faith No More「War Pigs」カバー 1989
The Cardigans「Iron Man」1996
NOFX「Iron Man」カバー 1988
A-Lot Iron Man with Metal Church「Iron Man」カバー 1988
Metallica「 Hole in the Sky」カバー 2006
てなわけで、彼らは解散してレジェンドとなり、永遠にメタル界のキングで始祖なのであった!
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F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/10/31 掲載記事より転載
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