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The Everly Brothers - Bye, Bye Love / バイバイ・ラブ - 1957
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エヴァリー・ブラザースがいたから、サイモン&ガーファンクルが生まれて、アルフィーも生まれた?(影響を受けてるのは初期の頃だけですが)
彼らのハーモニーには、ビートルズやビーチボーイズも影響を受け、初期の頃の代表曲は色んな人がカバーしてます。
大滝詠一さんや山下達郎さんもカバーしていましたね~
てなくらい、コーラス・デュオのあり方のお手本になった兄弟というか、彼らの楽曲のコーラスやハモリの手法は、後世のバンドやシンガーに対して多大なる影響を与えているのです。
もち、コーラスだけでなくて、ギターもだな。
リードギターとリズムギターのツイン・ギターの、役割分担みたいなのも多少影響与えてるかな(らしい)
「Bye Bye Love / バイバイ・ラブ」1957
二人とも良く似ているから、双子かと思いきや…二つ違いの兄弟です。ツインではなく、あくまでブラザーズ。
古き良きアメリカの誰でも知ってるオールド・ソング。
この曲は確かドラマ「トライライト・ゾーン(ミステリーゾーン)」導入部分に使われたことがあって、(トラックで荷物を運ぶ運転手二人がラジオの曲に合わせてて歌ってて、壊れたか何かで曲が聞けなくなって怖い話をしようってなって、
実は一人が狼男だったと変身して見せたようなシーン)
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映画のプロローグシーンでもそのシーンを再現してのがあったのだけど、その時の曲は別の曲だったりした。
Glen Campbell, Ray Charles ライブ
Simon & Garfunkel カバー
Simon & Garfunkel with Everly Brothers (New York 2003)
これは嬉しい共演だったり。
The Beatles カバー
音だけですが、レコーディングの合間のお遊びかな。
「Wake Up Little Susie / 起きろよスージー」 1957
これはS&Gもカバーしてますね。
そしてこの曲から、スージーという名前がアメリカ女性を象徴する代名詞みたいに、あちこちの曲や映画で使われるようになりました<ロッドの「ただのジョークさ」
漫画の中でも使われるし<「カリフォルニア物語」
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「All I Have To Do Is Dream / 夢を見るだけ」1958
「Cathy's Clown / キャシーズ・クラウン」1960
キャシーという名前もまた、S&Gの曲で多用されてますw
でも彼らの場合は、P・サイモンの元カノの名前かららしいけど。その位、当時のアメリカでのスタンダードな女性の愛称だったのでしょう。(CMや映画でよく使われた、ジョンとメリーというカップル名も<ケンとメリーもあるな)
ケンとメリーのスカイライン CM
若くして夭折された漫画家・三原順さんも作品の中に、彼らの曲とか歌詞の世界観出てきます<キャシーにスージー 涙のクラウンetc
映画でもそうですね。曲が使われることも多かったし…
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そんな風に、昭和40年から50年代のあらゆる作品のクリエイターたちにインスパイアを与えたのでした<エヴァリー・ブラザースの曲
「Til I Kissed You」1959
「Take A Message To Mary / メアリーへのメッセージ」1959
「Crying in the Rain / 雨に泣いている 」1961
これは再結成してからの映像ですね。
おっさんになるのは当たり前ーww
「On The Wings Of A Nightingal / ナイチンゲールの翼」1983
そして理由はわからないんですけど、一旦は解散していたんですよ。不仲ではないと思うけど、wikiにも載ってなかったなあ…んでもって再結成したのが1983。
この曲は、その時のアルバムの中の収録曲で、作曲がなんとポール・マッカートニーです。
Paul McCartney demo「On The Wings Of A Nightingal」
「Love Hurts」1960
知名度のわりには、活動期間はさほど長くなくて、あんまりたくさんの曲は残してはいないんですね。
けど、シンプルで口ずさみやすい、陽気なアメリカンな曲。
そういうのを残してくれた、素晴らしいデュオでした。
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F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/11/19 掲載記事より転載
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