見出し画像

Michel Polnareff - Holidays / 愛の休日 - 1972

ミッシェル・ポルナレフというと…
「シェリーに口づけ」かなぁって、そう思うんですけど。

「tout, tout pour ma chèrie / シェリーに口づけ)」1971

私的には、
「愛の休日」の方が印象に残る好きな曲だったり。

「Holidays / 愛の休日」1972

んでもって…最近の人にとって、ポルナレフは…
「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる、ジャン=ピエール・ポルナレフっていうキャラの名前の由来ってことで、そっちの方で知った人の方が多いかも知れん。

完全に名前だけですねっっ 
見た目まったく似てないし

つまりは、たぶん作者の荒木先生は、ポルナレフの曲を聞いてたのであろう世代の方ってことですね。随分昔から生きてらっしゃる?ようだけどっっww

「ジョジョ」の漫画は読んでないんですけどね、私。
ジョジョ立ちとか、ジョジョポーズとか…荒木先生が年取らないとか、そういうのは知っているんですけども。

さすがに少年ジャンプは20代のときまでで、「聖闘士星矢」やサイヤ人が出てくる前の「ドラゴンボール」そして荒木作品は「バオー来訪者」くらいしか知らんのす。


それはそれとして、ポルナレフと言えば、フランスの国民的歌手で、60年代から70年代にかけては日本でも、とても人気のあったシンガーなんですよ。

ジャンルとしてはフレンチ・ポップの人だけど、コンセルヴァトワール(パリ音楽院)に通ってピアノやソルフェージェなど音楽の基礎を学んだものの、プレスリーにはまってロックに目覚め、クラシックを捨てたというイキサツがっ

ちなみに、お父さんはユダヤ系ウ9ライナ人の音楽家(ピアフやモンタン、ダニエル・ダリューなどに楽曲を提供していたジャズピアニストでもある作曲家)で異母兄はブルガリアの科学者、そしてお母さんはフランス人のダンサーだから、ヨーロッパあるあるなミックスになるのかな。

色々あってクラシックの道を進んでほしい両親と衝突して家を飛び出し、ギター一本でのヒッピー生活をしながらロックスターを目指していたある時、ラジオ局及びレコード会社のディレクターであるルシアン・モーリスと出逢い、レコードデビューの道へ。同時にアマチュア・ロックのコンテストに出て優勝したりとか、出だしは好調でした。

「La poupée qui fait non / ノンノン人形」1966

この曲のレコーディングには、なんと! ジミー・ペイジやジョンジーも参加していますっっ ビツクリだぜい。

二人だけの写真というのは意外とないのであった

「Ça n'arrive qu'aux autres / 哀しみの終わる時」1971

こちら、カトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストラヤンニ主演の映画「哀しみの終わる時」の主題歌でした。

物真似されるときには、必ずと言っていいほど、カーリーヘアとサングラス(そのスタイルが井上陽水さんに似てなくもないと思ったりする)ですが…

この曲ではトレードマークのサングラスしてませんが、白内障で失明を仕掛けたことからの、サングラスが必要になってしまったとのこと。

「Lettre à France」1977

「Le Bal Des Laze」1968

「Gloria / 忘れじのグローリア」1973

「I Love You Because / 愛の伝説」1973

「love me please love me / 愛の願い」1967

この曲にはプロコル・ハルムのキース・レイドが参加しています。

「j'ai du chagrin Marie / 哀しきマリー」1974

「L'Homme en Rouge」

今は洋楽というと、英語の曲が主流で、あとは韓流(K-pop)くらいになるのでしょうかね…

ひと昔いさや、ふた昔前にはフレンチ・ポップスが、かなり
イギリス勢やアメリカ勢に混じって、たくさん流通してまして…シルビー・バルタンとかフランス・ギャルとか、シャルル・アズナブールとかとかイブ・モンタン、エディット・ピアフもそうですが…シャンソンだのカンツォーネだのも、ラジオで聞く機会がありましたが。

Charles Aznavour「Isabelle」1965

シャア・アズナブルの名前の元ネタな方っす。

Yves Montand「Les Feuilles Mortes」1947

近頃は、めっきり聞く機会がなくなりました。

耳にするのは、英語圏以外の人が英語で歌ったヒット曲くらいかなあ…

一番最近(それでも80年代)のだと、ドイツ語ままでヒットした「ロックバルーンは99」が最後くらいな気がする。
その後あったっけ? 

NENA「99 Luftballons」1983

あ「ランバダ」カオマとかジプシーキングスもいたっけ
(ラテン系だからスペイン語とかポルトガル語??)。
それとオゾンの「恋のマイアヒ」とかとか? 
ヨーロッパの、英語以外の言語の曲は大体が日本語にされちゃって歌われてるのが多いかな。最近では「チキチキバンバン」もそうか。※ディズニーミュージカルの方でなく

Jolly「Bulikirály」2013

そして…ポルナレフは今もご存命で、もちろん現役なのでござんした。戦中の生まれだけど、元気で何より。

最近はこんな感じ? 2016年のライブの御様子ですが。

ちなみに結構変わった人のようで、お尻をステージで露出したり、ヌード写真(ギャランドゥは帽子で目隠し)を出したりとか…逮捕されちゃったこともあったりやらなんやらで、国民的歌手なわりには、なんというかかんというか…ですけれども…そうですね、きっとそれを寛容できちゃうのが、おフランスの国民性なのでせうっっ汗


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/10/06 掲載記事より転載


もし、こちらの記事を読んで頂いて、面白かった、参考になった…とそう思って下さったり、サポート下さいましたならば、心から嬉しく思います💛