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デジャヴュとタイムパラドックス

まず自分が経験したデジャヴュ(既視感)について。

「ここは昔、来た事がある」と言った、いつかどこかで見た景色…を感じたのは、軽井沢。仕事で滞在していた時、観光客はほぼ皆無の、冬のメインストリートを歩いていた時のこと。

夢で見た景色と同じモノを目前にしたときの、得体の知れない恐怖にも似た、奇妙な感覚。眩暈のように、頭がクラクラして、頭から何かに吸い寄せられるような…そうまるで、自分から何かが抜け出して、何かツボのようなものにヒュッーと吸い込まれる気持ちの悪い経験をした。
(ハクション大魔王が壺に吸い込まれるような?w)

初めて訪れたはずの、知らない場所なのに。

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そして懐かしいとか、愛おしいとか、そのようなものでなく。

どちらかというと恐怖にも似た拒絶反応。
不快な感情が蘇ってきたような、そんな感じで。

これ以上、先に進みたくない、この道の先に何か、忌まわしいものがある。

身体が思いっきり拒絶反応を示してしまい、
そこで散策を止めて、引き返してしまった。

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それが果たして本当にデジュヴュといった感覚なのか、それとも、別の良くないものをキャッチしての、本能的な危機回避からであったのか、当時にしても、今の今も実のところは解らない。

その後でも、たびたび「あ、これは夢で体験している」
と、いうようなことは経験する。

派遣先でふと、「ああ、この作業、この職場、
ここで仕事しているの、以前夢でみたわ」というのは幾度か。

いわゆる予知夢を見たという状況だろうか。

夢で見た景色、状況を経験するということは、決まっていた未来、具現化され、物質社会で経験するべきであった未来ということか。

グノーシス(霊的真理)の教えでは、"未来は三日先までしか決まっていない"
と言われるが、私が経験した未来は、少なくともそれ以上の月日、夢を見た時点からして十数年、数年単位の未来であった。

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この人とはどこかであったことがある。私はこの人を知っている。という感覚も度々ある。もしかしたら、過去生なのかも知れないし、夢と呼ばれる四次元の世界であったかも知れない。

自分が霊媒であるという事実、その人の周囲にあるエレメンタルという情報のレコードを自動的に読み取ってしまう困った性質のことを考えると、誰かその人にとって身近な人…懐かしい気持ちを抱いている霊たちの意識に同調し、親愛の情を持ってしまっているのかも知れない。

そういう時の私はやけに馴れ馴れしく、もともと人見知りはしないものの、初対面の人に対して、妙に厚かましいくらいの距離無しになっているのが特徴だ。

出会ったり、見かけた瞬間に、目の焦点がピタリとあって、視線を離せず、
強烈なインパクトを自分に与える人…もしくは「私はこの人のことを知っている」と思い込みのような錯覚を起こさせる人とは、面白いことにその時はその場限りになったとしても、必ず後に縁が出来て、数か月あるいは数年後に再会することになる不思議。そして親しくなったり、何故か交流が生まれたりする。

それが"縁"と言うものなのか、"宿命"の相手なのか、
そのあたりは未だに分からない。

まぁ、過去生で縁があった相手と言えばそうだから、そういうもんなんだろう。ただ、その"縁"は必ずしも良好に、今生続くとも限らない。それでいいのだと思う。

昔の知り合いだったとしても、昔と今の私たちは違う。今生を生きる中で、様々な出来事を経験し、相手も私も確実に成長して変わっていく。

"縁"に縛られ、再会した事実に囚われることは無意味なのだから。

ここまで書いて、初対面の人に対して、妙に親近感を湧かせてしまい、馴れ馴れしい態度を取る…というパターンとは、明らかに違うと気づいたりする。

さすれば、やはり霊媒として"何かの存在"や"意識"の想いに自動的に反応しているだけだったのだろう。これはこれで困ったクセだと改めてトホホに思う。

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その体験は、タイムパラドックスとは、ちょっと違うのだけれど、
他に適切な言葉がないので、とりあえずというところ。

私は新聞代わりに「まとめサイト」を日常的に愛読?していたりするのだけど、退屈しのぎと人間についての勉強でーすww)

そこでこれから書く、私と類似の体験をした人の話を見かけた。

少し前に読んだ、随分前にまとめられた記事だったと思うので、元の記事を捜す手立てがないのだけど、確か…数年前に誰かに電話をかけたのに、相手はそんな電話がかかってきてないといい、では自分は誰に電話をかけたんだ?となったものの、そのまま忘れて数年過ぎた。

けれど、ある日友人から、「夕べお前が電話をかけてきて迷惑だった」
みたいなことを言われたが、その時間帯は誰にも電話は架けていなかった。

どうも話を聞いていると、数年前に自分がかけた電話の内容と同じで、
まるで数年前の電話が今の友人の電話に繋がった?みたいな…

詳細は忘れたものの、そんな内容だったような。
もしかしたら、かなり違っているかもっっ汗

はい。私も全く類似の経験があるのです。
10代の頃、まだ黒電話だった頃です(時代がorz)。

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酔っぱらって夜中に帰宅して、自分はそのまま寝てしまったのだけれど、
同居人が言うには、電話をうるさくガチャガチャいじって、そして誰かに繋がって、あーでもないこーでもない、うひひひひーみたいな、明らかに酔っぱらってますね的な、相手に絡む電話を延々としていたらしいっっっ
(なんて恥ずかしいヤツ) そして「切るねー!!」と能天気に電話を切り、そのままグーグー寝てしまったと。

それを聞いて青ざめ、もしかしたら電話してしまったかも知れないと思われるすべての友人に電話して、真夜中の迷惑電話のことを聞いたのだけど、誰も私の電話を受けていないという。

もしかしたら、回線繋がっていない状態で私が独り言を言ってたのかも…と思ったが、「いやさ、相手が大きい声で、『〇っちゃん、酔っ払ってるの?』と、怒ってる声とか、ちゃんと聞こえてたし」という証言アリ。

とすると、相手が私のニックネームを知っていたということで、間違い電話というのでもなさそう。

一体わたしは誰に電話を架けていたんだ?「??????」
と悩んでみたものの、解らず。

それから年月は過ぎ、私はすっかりそのことを忘れてしまった。

だが、20年は軽く過ぎた頃に、一時途絶えていたものの、最近になって交流が復活した友人から、

「〇っちゃん、この間、酔っ払って、うちに電話かけてきたでしょ」

と…お怒りというか呆れた声での連絡が。聞くと、真夜中1時近くに、
なんか電話機をがしゃがしゃ叩きながら、ふへへあはは…みたいな呂律の回らない酔っ払いの私から意味不明の電話があったらしい。

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ちょっと待って! その時のわたしはすでに40代になっていて、10代や20代の頃みたいな飲兵衛ではなく、夜遅く飲み歩くこともなくなっていたし、飲んでも月に1、2回。せいぜいグラス2杯程度。その飲みだって23時には自宅に戻ってる。グデングデンになるまで飲むことはすでにない。

何よりも昨日は飲みになんて行ってないし、2時頃まで起きてて、自宅で一人ゲームをやっていた。誰にも電話はかけていない。
(30過ぎてから、急に電話嫌いになりました)

でも友人曰く、「いーや、絶対にアナタの声だった。だって名乗ってるし、聞いたら、そうだって言うし」

頭がテンになったっていうか、真っ白になりました。

友人から聞いた電話の内容を聞き、ふと思い出したのが20年前に、記憶にないものの、私が誰かにかけたらしいという、架電先(通話相手)不明の真夜中の迷惑電話。

「え゛え゛っー!」

20年以上も前のハナシだよ、そんなことってあるの????

確か当時、彼女にも(当時よく電話していた友人なんで)
「夕べ 私 ヘンな電話しなかった?」って聞いたんですが、
「えー 架かってきてないよ?」だったんですが。

なんで、20年前以上も昔に架けた、酔っ払いの迷惑電話が今になって、
友人に架かったの??? でした。

これは本当にミステリー

子供の頃からヘンな体験、オカルト的な不思議体験それなりにしている私ですが、これだけは、

「解せぬ!」

でした。

本当に意味解りません。

内容も無意味な、どうでもいい、酔っ払いの戯言・・・で。

SF小説に出てくるような、ストーリー性のある、ミッシング・リンクを埋めるようなものでも、過去から未来へのメッセージといったものでもなく、ドラマティックな感動話でもないし…

ただ、友人だけが、真夜中にたたき起こされて、酔っ払いの意味不明な雄たけびに付き合わされて、寝不足を被った…

そういう話でした。

20数年の時を超えて迷惑な電話をかけて、
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

20数年前の私、反省しろ!

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そしてこの話は、私が22の時。某リゾートホテルで冬にシーズンバイトしてた時のこと。確か3か月の滞在でした。

その時、寮にいたわけですが、4人部屋の二段ベッドに寝ていて、
「ミャーミャー」とか細く鳴く声に、眠い目を少し開けると、飼い猫二匹が枕元にいるのです。
寝ぼけている私が、「あ゛ー んー? どしたの? 入るの? はいはい 寒いから、入んなさい」と布団をめくりあげると、プリンとラズベリーが潜り込んでくる。そのモフモフした子猫独特の感覚と暖かさ。決して重くはない体重。二匹の体温と存在を確かに感じながら、そのまま寝いってしまったわけです。

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そして翌朝、起きた瞬間に…

「ちょっと待て! ここは寮だ。新潟だ。スキー場で、自宅じゃない。
 二匹を連れてきた覚えはない」

と布団をめくったんですが、はい、当然二匹がいるわけありません。

夢を見たのかな、とも思いました。
でも、確かにリアルに二匹の感覚が残っているんです。

そして、(まだ子猫だった)二匹が、枕元でミャーミャーと鳴いているとき、
いつもの寮の賑やかな音もちゃんと聞こえてて、(大型のホテルだから24時間体制のシフトにつき、明け方でない限り、常に寮ではガヤガヤ人の往来がある)某大物歌手がリハで「どうして、どうして、ボクたちは~♪」ってやってる歌も遠く聞こえてたし…
ドアの隙間から廊下の光加減が漏れてる状態とか、その光に照らされた二匹たちの姿かたち(黒白コンビ)とか、自宅のベッドじゃなくて、この二段ベッドで、この安くて汚い布団に潜り混んできてたー紛れもなく、ここだった…

自宅で二匹と寝てたときのことを思い出したんじゃないし?

一体これってナニー?

でした。その後、二匹に再会したとき、

「お前ら、幽体離脱して私に会いに来た??」と言っても、

「ん? ナニ言ってるの?それよりエサちょーだい」

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と、三か月前よりはるかにボリュームアップして、一番可愛かった子猫の頃の面影が、まったくなくなってしまった二匹にシカトされたのは、ちょっと寂しかったです。

っていうか、ずっと会っていなかったので、アンタ誰?って顔されました( 涙) おかしいな、夢まぼろし?か幽体離脱してまで恋しく、会いたかった飼い主ではなかったのか…( ;∀;)

そんな二匹も今はこの世にはおりませんが。

ちなみにこれと似たような体験を、29の時にもしています。

でも、ちょっとこれは内緒にしておきます。ふふふ

そのうち気が向いたら書くかも知れません。でも書かないかも、な。

そんな風に、あれはいったい、なんだったんだろう?と、思う体験をしたことがあるというお話でした。自分語りの手前ミソな話ですみません

苗場

恰好だけです。帽子もウェアもすべて同僚からの借り物。隣の免許持ちな先輩(熊本出身なのにスキーが上手い)に特訓を受けましたが、結局滑れるようにはなりませんでしたっっっ 壊滅的な運動音痴であります。トホホホホ

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