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The Hollies - Bus Stop / バス・ストップ - 1966
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「バスストップ」と、カラオケでもYouTubeでも、タイトルだけ入力して検索すると…
何故か真っ先に平浩二さんがでてまうw
これねっっ汗
平浩二「バスストップ」1972
その度に、
「違います!」
と、液晶画面に話しかけ、
ホリーズと追加文を付け加えたり、アルファベットでタイトルを入れ直したりする私なのであったっっ
さて…オールディーズ(50-60's music)や古いブリティッシュロックファンなら、彼らのこと当然ながら知っているでしょうが、それ以降の世代の人たちは知っている人は少ないだろうなあ…
「(Ain’t That) Just Like Me」1963
活動は細々とメンバーチェンジをされながら続いているみたいで(ベンチャーズやビーチボーイズや日本の某GSグルーブみたいに)、いちおうロックの殿堂入りしているバンドです。
私が知っているというか、この曲くらいですかね。彼らの歌でお気に入りなのは。もちろんヒット曲は他にもたくさんあるんですけども…
やはり、全米全英ともに5位となったこの曲が、彼らを代表する曲といっても過言ではないし、この時代を象徴する永遠の名曲(エバーグリーン)の一つと言ってもいいと思うのです。
1966(昭和41)年の曲で、ホリーズの12枚目のシングルだったかな。作詞作曲は、後に10ccのメンバーとなるグレアム・グールドマン。
10cc 「Dreadlock Holiday」1978
カバーもいっぱいされてます。
日本人のアイドルもカバーしてたりするしっっ汗
「Bus Stop」1966
チャカチャカチャーン チャーンチャチャーン♪
っていう、独特のイントロから始まって、歌が始まる。
歌詞の内容としては、
ある雨の日にバスストップ(停留所)で
傘を持たずにバス待ちをしていた彼女に
彼が「僕の傘に入らない?」ってナンパして
そこから二人のドラマ(ロマンス)が始まって
いつも停留所で待ち合わせしてデートして
バカップルぶりに周囲は引いていたけど
二人の関係は互いにとって刺激的で楽しくて
やがて結婚を意識する関係になって
あの傘が二人を結びつけて婚約までしちゃうなんて
なんて素敵なんだろう
って…そんな感じな、ボーイミーツザガールな出会いの歌なんですね。
古きよき、少女漫画みたいな、そんなシンプルな恋愛劇。
ああ昭和だ 限りなく昭和だw
メロディ自体は哀愁があって、どこか陰りも含んでて、
知らずに聞くと失恋ソングかなって思っちゃんですけど。
実際はハッピーエンドな可愛い恋の歌。
ヒットしたのもうなづけるかなー
たまーにカラオケで歌ったりします。そして、雨の日に聴きたくなる曲のひとつですかね。
「Searchin’」1963
さて、ホリーズの結成は1962年。
小学校の同級生だったアラン・クラークとグラハム・ナッシュ(ホリーズ脱退後、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングを結成)が親友となり、ギターを弾いて歌うコーラスデュオを結成したのが始まりの始まり。
Crosby, Stills & Nash「Teach Your Children」1970
当初は、エヴァリー・ブラザースの影響を受けて、リッキー・アンド・デイン(ヤング)という名前で、活動していたそう。
The Everly Brothers「Devoted to You」1958
後にベーシストのエリック・ヘイドックが在籍していたバンドと共演したことでも新バンドを結成。ドラムのドン・ラスボーン、ギターのヴィック・ファレルを加えて、ドミネイターズ・オブ・リズムという名称のバンドとして再スタートします。
たまたま、とあるライブハウスで演奏したときに、バディ・ホリーへの憧憬から、「ホリーズ」と名乗ったことから、ホリーズと改名することに到ったそう。
Buddy Holly「True Love Ways」1958
んでもって、ライブハウスでホリーズの演奏を聴いてロン・リチャーズによって見いだされ、オーディションを受けることになり、レコードデビューが決定。
多少のメンバーチェンジなどあったものの、ここからはまずまず順調…と言ってよかったのかな? ヒット曲も「バスストップ」を始めとして、それなりに連発したし。
「If I Needed Someone / 恋をするなら」1965
ビートルズはジョージの曲のカバー。
良かったら、聞き比べてみて下さいましな。
The Beatles オリジナル
「On A Carousel」1967
「Carrie Anne」1967
オリジナルメンバーのグラハム・ナッシュが脱退したり、色々ありながらも順調にキャリアを積んでいった模様。
「Sorry Suzanne」1969
「He Ain’t Heavy, He’s My Brother」1970
「Long Cool Woman (In A Black Dress)/ 喪服の女」1972
「The Air That I Breath / 安らぎの世界へ」1974
「Peggy Sue Got Married」1996
彼らの名前の由来になった、バディ・ホリーの「ペギー・スーの結婚」のカバー。バディのオリジナル音源にホリーズがコーラスと演奏を加えたものとのこと。
そんな感じで、メンバーチェンジを繰り返しながらも、2000年代まで続いていたバンドなのでした。
「So Damn Beautiful」2006
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F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/09/08 掲載記事より転載
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