The Runaways - Cherry Bomb / チェリー・ボンブ - 1976
さて、ランナウェイズ。ジェーン・ジェットとリタ・フォードという稀代の女性ギタリストを世に生み出した、伝説のガールズ・バンドといったところ。
その前に女性ロッカーと言えば、スージー・クアトロがいましたが、彼女はソロ(ベーシストでシンガーでバック・バンドは男性)でしたからね。
あとはブロンディのデビー・ハリーとか、スキャンダルのパティ・スマイスとか、ボーカルが女性というロックグループはいるにはいたし、パンクの女王パティ・スミスとかもいましたけどねー
ランナウェイズの活動期間は短かったけど、とにかくインパクトがあったなぁ…何しろボーカルのシェリー・カーリーの下着姿にみな目が釘付け。
Live In Japan Clips 1977
これだけで革新的つーか70年代は刺激的だったわけです。
結成が1975年で解散が1979年だから、実質4年ちょっとですかね。ちな、アメリカのガールズバンドです。
結成のきっかけはドラマーのサンディとギターのジェーンが知り合ったことから。当初は後にバングルスに加入することになる、ミッキ(マイケル)・スティールを加えたトリオだったんですね。そこにリタが加わって、ボーカルのシェリーをスカウトし、ベースのジャッキーが参加してメンバーのラインナップが揃ったと。
ちなみにイメージを模倣するキャラとして、
シェリーはデヴィッド・ボウイ、ジェーンはスージー・クアトロ、リタはリッチー・ブラックモアとジェフ・ベック、サンディはロジャー・テイラー、ジャッキーはジーン・シモンズをそれぞれイメージして自らのキャラクターを育てていった‥とかとか。
「I Love Playin' With Fire」1977
そんなこんなで、一気に人気出て一気に散った感じ。日本でもものすごく話題になったし、人気ありました。つか、本国より日本で人気に火がついて…でしたよね。
「The Wild One」1977
ビッグインジャパンとは言わないけど、それに近いものがあったかもかも。ボンジョビも無名の時に日本に来て、それで火がついて…だったので、彼らも日本は開運の地?みたいに思ってるみたい。(ビッグインジャパンは日本でしか人気がなかったバンドの代名詞みたいなもん)
Bon Jovi - Super Rock In Japan 1984 Special Digest
そして、彼女たちの物語は映画にもなりました。
とは言うものの、見てないんだけど…
映画「Runaways / ランナウェイズ」2010
そして今も彼女たちを語る上で外せない曲つーか、これしかないでしょ!ってな、ランナウェイズの代名詞的な曲。
「Cherry Bomb / チェリー・ボンブ」1976
Cherry Bomb…
さくらんぼ爆弾ってなんだ? って感じですよねっっ汗
カマトトはチューリップ、童貞クンはチェリーですが、
なんかまあ、ようするに…
「チェリーくんたちを悩殺しちゃうわよっ!!」
・・・って、そういう意味合いみたいですww
シングルのジャケットには「悩殺爆弾」って書かれてますし。ティーンの女性が、同じくティーンの男性を誘惑(魅惑)する歌ってことですね。
歌詞も確かにセクシー攻撃?ですし…
ちなみに私は、この曲以外のランナウェイズの曲を知りませんっっ
「Wasted」1977
「Mama Weer All Crazee Now」1977
日本公演は大盛況だったみたいで、ライブの模様はテレビでも放映されましたので、それは見たかな~当時。
でも覚えてないのっっ
「School Days」1977
その時の日本のコンサートも、UPしてくれてる人がいたりして。ていうかー、活動期間短かったこともあり、ライブというとジャパン映像くらいしかないみたい。
1977 LIVE IN JAPAN
いちおうアルバム4枚出しているんですよねー
けど、女性って色々ありますからね。いやさ男性ももち。
まして彼女たち、結成当時は平均年齢16歳という、女子高生なお年頃。めっさ難しいですよ、その年頃の女性は。
人間関係で破綻するグループは多いけど、女性しかいないとなると、やっぱそうでしょ!…って納得できる。(感情的にこじれるとなかなか修正が利かないものです)
「Rock N Roll」1977
して解散後。ジェーンはソロに転向。
「I Love Rock 'N Roll / アイ・ラブ・ロックンロール」1982
マイケル・J・フォックスとの共演。
Michael J Fox & Joan Jett 「 Light Of Day (Springsteen Song」 1987
ランナウェイズとしてではなく、彼女自身の伝記映画もできました。
「Joan Jett ・ Bad Reputation / ジョーン・ジェット・バッド・レピュテーション」2020
60歳で現役、かっこいいです❤️
リタ・フォードも頑張ってます。公式チャンネルあります。
ちなみにギタリストとしての腕前はリタの方が評価が高いんですよね。日本での知名度は、ジェーンの方が高かったりしますが。
Lita Ford 「 Kiss Me Deadly / キス・ミー・デッドリィ」
LITA FORD & OZZY OSBOURNE 「CLOSE YOUR EYES FOREVER」
オジーとも共作したりして。
シェリーは、女優として映画に出たりしましたね。今もシンガーとして活躍しているみたいですよ、公式もあるし。ジェーンとも交流はあるみたいで、一緒にライブやったり、サンディやジャッキーともライブやってる映像あるから、仲直りしたんでしょう。
Cherie Currie「Strawberry fields forever」
Cherie Currie 「Rock & Roll Oblivion」
もう十代の少女じゃないし、みんな大人になったということですかねー。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/10/21 掲載記事より転載
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